▽ | 第27回目 実況中継 モバイルバトルIN羽田空港ラウンジの巻 |
モバイラーの皆様お元気でしょうか? 相変わらずの移動執筆モードのJacoです。 最近移動しながらの執筆がすっかり定番になってしまった私である。 かくいう今回の日記も、夜の羽田空港で執筆中だ。 以前書いたのだが、度重なる東京出張のおかげで、私は某航空会社のラウンジに入る資格を手に入れた。 このラウンジというところは、フライト前の時間をゆったりと過ごすことができる会員制の空間である。 従って、意味もなく偉そうな気持になってしまうし、実際に偉そうなおじさんが多いのである。 (別にえらそうな顔をしているわけではなく、私がそう感じるだけなのだが) しかし最近ではモバイル機器の普及により「この待ち時間で資料を完成させたい」とか「ここでメールの確認を」 といったビジネスマン達の「切羽つまってます」的なオーラがあちこちから漂う場所になってしまった。 一仕事を終えてゆっくりと煙草をくゆらし「今回のプロジェクトは大変だった...」という課長島耕作的な雰囲気の人もいないではないが、ここでもう一仕事片付けなければッ、やらねばッ、という人も多いのだ。 ラウンジの中は禁煙コーナーと喫煙コーナーに分かれているのだが、私は喫煙者のため奥側の喫煙コーナーに行くことが多い。 基本的に私はいつもラフな格好をしているため、完全にラウンジでは浮きまくっているのだが、いつも気にしないでINTERTOPを使っている。 そう、この原稿もラウンジで書いているのだ。 ラウンジの中にはカウンター2つを向かい合わせにしたような、片側5人がけ、計10名が腰かけられるスペースがある。 ラウンジが混んでいるので、私はやむなくそこに座ってモバイルすることにした。 この場所には今私を含めて3人が座っている。 そ、し、て、3人が3人とも携帯端末でモバイル中という、奇妙な状態なのである。 確かに空港でモバイラーを見かける機会は増えた。 しかし、ここまで人口密度の高いモバイラー空間を見たことはない。 私のちょうど向かいに座っている、一見自営業(又は私服で移動中のサラリーマン)とおぼしきモバイラー氏は、某社のノートパソコンで何やら入力中である。 そして、私の斜め向かいの背広姿のモバイラー氏は、これまた違う会社のノートパソコンを使用している。 こちらは何やらじっくりと画面に向き合っている。 そうなのだ、ここはモバイラートライアングルである。 結構ラウンジは混んでいるのだが、ここだけは妙に空いている。 私の隣も空いているのだが、おそらく遠くから見ても、入ってゆきにくいオーラが漂っているに違いない。 3人とも妙に真剣な顔つきで仕事をしているので、座りにくいのだろう まるで「モバイラー以外立ち入り禁止」と背中に書いてあるかのように。 |
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