風雲!!CX日記

第28回目 是か非か?巨大添付メールの巻


モバイラーの皆様お元気でしょうか?
今週の私はめずらしく出張もなく、穏やかな1週間を過ごしております。

というわけで、今回はめずらしく事務所の自分の席からおおくりしているJacoなのである。
もっとも出張の予定が全くないというわけではなく、単に仕事があまりに忙しすぎて、お決まりの東京巡業にでかける暇もない、というのが本当のところだ。
従って、冒頭で述べた穏やかな1週間というのは、実はまったくのうそだったりもするのだ。
家族サービスも投げ打って、仕事にばく進しているのである。

さて普段はモバイラーな私だが、事務所にいる時は会社の専用線を使って、Webにアクセスしている。
こういった専用線は非常にスピードが速いため、多少重たいホームページでも、すいすいアクセスできてしまう。
そして、重たい添付データ付きのメールでも、さくさくと送受信できてしまうのだ。
しかし時として、こういったWeb環境が問題になってしまうこともある。

例えば、お客さんのホームページを作る場合である。
自分では「この程度のデータ容量ならアクセスも時間がかからないはず」と思って作ってみる。
しかし、そのホームページを28.8のモデムでダイヤルアップしてみたら(つまり一般家庭からのアクセスに近い状態)、ページが表示されるまでにどえらい時間がかかってしまったとか。
「全然出てきませ〜ん」というお叱りを受けることもある。

そして、添付データ付きのメール。
はっきり言って2〜3MB程度の添付データであれば、あっさりとダウンロードできてしまう。
携帯電話接続でINTERTOPを使っている時ならば、ちょっと受け取りにくいような大容量データでも、会社ならば苦労することはないのだ。
そういった数MB程度の添付データ付きのメールは、日常的に送っているし、また送られてもくる。
もちろん、これは仕事で使っているメールアドレスの話で、個人アドレスではそのようなことはしないのだが。
そういった癖が付いていると、なかなか苦労することもあるのだ。

まず、相手が自分と同じような環境であれば良いのだが、個人でお仕事をされていて、それほどネットワーク環境が充実していない方とやりとりをする場合。
相手のことを考えないで、メールを送ってしまってから「あ!」ということもある。
メールを受信するにもお金がかかるわけで、不必要な出費をさせてしまっては申し訳ないのだ。
それほど急ぎでないデータの受け渡しには、MOやフロッピーに入れて、郵便で送った方が良いだろう。
(余談だが、郵送のことを「原始メール」と呼んだ人がいた。郵便局の方には申し訳ないが、これはなかなかナイスな例えではないだろうか?)
そして自分が送る以上、同じような容量の添付データ付きメールが、ばしばしと送られてくることも多い。
電車を待っている間に、メールの確認をしたら、そういった巨大添付データ付きメールに出っくわすことも。
これは仕事だからもうしょうがないことなのだが、なかなかつらいものがある。

どうして、そんな大きな添付データの付いたメールが届くのか?
これは私の仕事の性質上、やむをえないことなのだが、BMP形式のデータなんかが圧縮された状態で、どんどん届くのである。
まぁ、数MB程度のデータが届いても、容量的には問題ない。
しかしWindows98で自己解凍形式にされているデータなんかだと、WindowsCEでは展開できないため、もらったデータの確認がその場ではできないこともある。

さて、こういった大容量の添付データを保存するために、私はどういうふうにしているのか?
INTERTOPはハードディスクが入っているわけではないので、私は12MBのコンパクトフラッシュを使っている。
このご時世に12MBでいったい何ができるのかと、パソコンユーザの方は思うかもしれない。
しかしこまめにデータをパソコンに吸い上げたり、削除したりすると何とかなるものである。

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