風雲!!CX日記

第32回目 バッテリー残量あれこれの巻


東京はまだまだ残暑、しかし北海道はもう秋の気配が漂っている。
というわけでお送りするCX日記、本日は空港から自宅に戻る途中の、長距離バスで執筆中だ。
今回も東京出張からの帰りである。

今回の出張で初めて気付いたのだが、最近羽田空港の某航空会社のラウンジには、モバイルスペースらしき物が設けられている。
(「モバイルスペース」というのは、私が勝手に名づけているだけだが) ラウンジの中で、カウンターのようなコーナーがあるのだが、そこにノートパソコンが置いてあり、航空会社のホームページが常に表示されている。
ご自由にネットサーフィンして下さいということなのだろうか。
(表示されているページを、こっそりINTERTOP WORLDに変えておきたい衝動にかられるのだが、気の弱い私にはそんなことはできない)

さらに、コンセントの差込口もカウンターの「ちょうど良い」場所に設置されており、コンセントを差し込めるようになっているのである。
「バッテリーのチャージOKです」と張り紙がしてあるわけではないが、これは多分使ってもOKなのだろう。
これはモバイラーにとっては非常に重要なことだ。
ACアダプタを必要とするモバイル端末を使っている人は、移動時にACアダプタを持ち歩かなければならない。
しかし、行った先でコンセントを借りられるとは限らない。
打ち合わせの場所に、全くコンセントがない場合も考えられる。
従って、まめにバッテリーのチャージをしておく必要があるのだ。
例えばファーストフードの壁とか、トイレの個室の壁とか。
一度やむにやまれずトイレにこもってメールの確認をしたことがある。

どうしても、急ぎで確認したいメールがある。
しかし、バッテリーはない!しかも適当な場所にコンセントがない!
で、トイレの中である。
最近は公衆トイレでも「お尻が洗えるタイプ」のものが増えてきている。
中には便器の横のパネルの下あたりからケーブルが出て、壁にささっていることもある。
それを拝借して、充電しながらメールを書くのである。
どうだ、私も苦労しているのだ。

最近ミッション・インポッシブル2を見たのだが、劇中でかなりノートパソコンが活躍していた。
スパイの世界においても、デジタル化の波は確実に押し寄せているようである。
しかしトイレでメールを打つ私と、衛星を使って位置情報を確認するトム・クルーズ の間には、その容姿以外にも大きな溝が横たわっているような気がする。
妻とそんな話をしていたのだが、

「と、いうわけでバッテリーは大変なんだよ」
「でも、MI2とあなたのトイレの話はぜんぜん違うわよ」
「スタイルとしては似てなくもない、と思ったんだけど」
「ねぇ、聞いていい」
「うん」
「その時、してたの?」
「何を?」
「いや、トイレにいる時って....その本来の目的の方は...」
「うん...だってトイレだし」
「いやぁー信じられない」
「だってトイレだし....」
「別々にすればいいじゃやない!」

散々なのである。

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