CELSIUSマニュアル > 『製品ガイド』CELSIUS X840 : 富士通

4 拡張カードを取り付ける

ご購入後、拡張カードを取り付ける場合は、Windowsのセットアップをしてから、一度電源を切った後に取り付けてください（→『取扱説明書』）。

拡張カードの取り付けや取り外しを行うと、OSを読み込むデバイスの優先順位が変わり、ワークステーションが起動しないことがあります。この場合は、BIOSセットアップの「Boot」－「Boot Device Priority」で起動したいデバイスの順位を最上位に設定してください（Click）。

本ワークステーションでは、すべてのPCI Express 規格およびPCI規格の拡張カードについて動作保証するものではありません。

増設するPCI Express カードやPCIカードが起動ROM（BIOS）を搭載している場合、その種類や増設数により、ワークステーション本体が起動できないことがあります。このような場合は、増設するPCI Express カードやPCIカードのBIOSを無効にすることにより、現象を回避できることがあります。増設するPCI Express カードやPCIカードのBIOSを無効にする方法は、各カードのマニュアルをご覧ください。

拡張カードの取り付けや取り外しを行うときは、ワークステーション本体および接続されている機器の電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いた後に行うようにしてください。
この手順を守らずに作業を行うと、感電・火災または故障の原因となります。

	拡張カードの取り付け、取り外しを行う際は、指定された場所以外のネジは外さないでください。指定された場所以外のネジを外すと、けがをするおそれがあります。また、故障の原因となることがあります。

	ワークステーション本体内部の突起物、および指定されたスイッチ以外には、手を触れないでください。けがをするおそれがあります。また、故障の原因となることがあります。

	電源を切った直後は、ワークステーション本体内部の装置が熱くなっています。電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いた後充分に待ってから作業を始めてください。火傷の原因となることがあります。

拡張カードの取り付け場所

拡張カードは、ワークステーション本体内部の拡張カードスロットに取り付けます。

本ワークステーションには、PCI Express規格とPCI規格の拡張カードを取り付けることができます。

PCI Express x16 Graphicsスロット1には、標準でグラフィックスカードが取り付けられています。
各スロットに搭載可能な拡張カードの最大長は次のとおりです。

32bit/33MHz PCIスロット：300mm

PCI Express x8スロット：300mm

64bit/100MHz PCIスロット：215mm

64bit/133MHz PCIスロット：215mm

選択したカスタムメイドによって、使用できる拡張カードスロットが異なります。

	ATI RADEON X300 SE 搭載		Quadro FX 1500、Quadro FX 3500搭載		Quadro FX 3500 SLI搭載
	1CPU 搭載	2CPU 搭載	1CPU 搭載	2CPU搭載	2CPU搭載
PCI Express x16 Graphicsスロット1	×^注1	×^注1	×^注1	×^注1	×^注1
32bit/33MHz PCIスロット	○	○	○	×	×
PCI Express x8 スロット	×	○	×	○	×
PCI Express x16 Graphicsスロット2 ^注2	×	×	×	×	×^注1
64bit/100MHz PCIスロット	○	○	○	○	×
64bit/133MHz PCI スロット^注3	○	○	○	○	○

注1 ：	グラフィックスカードが搭載されているため、使用できません。
注2 ：	PCI Express x16Graphics スロット2はQuadro FX 3500 SLI 専用スロットです。PCI Express 規格の拡張カードは取り付けることができません。
注3 ：	カスタムメイドでHDD 変更（SCSI）を選択している場合は、64bit/133MHz PCI スロットにSCSI カードが取り付けられています。接続されているスロットの位置は変更しないでください。スロットの位置を変更した場合は、動作保証いたしません。

64bit/100MHz PCIスロットと64bit/133MHz PCIスロットは一系統のバスのため、動作周波数の異なるカードを搭載した場合に、最も低速のカードの動作周波数で動作します。
例えば、33MHzのPCIカードを64bit/100MHz PCIスロットに搭載し、133MHzのPCIカードを64bit/133MHz PCIスロットに搭載した場合、両方のカードが33MHzに制限されて動作します。
このため、SCSI HDDモデルの場合は、64bit/100MHz PCIスロットをお使いにならないことをお勧めします。

64bit/100MHz PCI スロットに拡張カードを搭載する場合は、メインボード上のジャンパスイッチJP13 を変更する必要があります。
「拡張カードを取り付ける」（→P.77）の手順1～ 4を行った後、拡張カードを取り付ける前に、次のように作業をしてください。

メインボード上のジャンパスイッチJP13の2ピン、または2ピンと3ピン間に取り付けられているジャンパピンを、1ピンと2 ピン間でショートするように取り付けます。

Serial ATAコネクタ1にSATA ケーブルが接続されている場合は、一度取り外し、ジャンパスイッチJP13を変更した後に、再びSerial ATAコネクタ1に接続してください。