3 メニュー詳細

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BIOSセットアップの個々のメニューを説明します。

• パソコン本体にインストールされているOSは、ACPIモード（S3：高度）に設定されています。
• BIOSセットアップの仕様は、改善のために予告なく変更することがあります。あらかじめご了承ください。

Mainメニュー

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Mainメニューでは、日時およびハードディスクドライブやフロッピーディスクドライブに関する設定を行います。

■ 設定項目の詳細

□ System Time

現在の時刻を、時:分:秒で設定します（24時間制）。キーボードから数値を入力します。【Tab】キー、【Enter】キーで右の項目に移動します。

• 00:00:00〜23:59:59

□ System Date

現在の日付を、月/日/年で設定します。キーボードから数値を入力します。【Tab】キー、【Enter】キーで右の項目に移動します。

• 01/01/1981〜12/31/2099

• 「System Time」、「System Date」は一度合わせれば電源を入れるたびに設定する必要はありません。入力した数値を修正するときは、【Back space】キーを押して、再度入力してください。

□ Diskette A

フロッピーディスクドライブのタイプを設定します。

• None、360K、1.2M、720K、1.4M（初期値）

• 本パソコンでは、1.44/1.2MB 3.5"フロッピーディスクドライブが搭載されています。1.4M以外の設定では、正常に動作しません。

□ Standard IDE / Native IDE

サブメニューを使用して、接続したIDEデバイスの情報を表示し、静音モードとハードディスクセキュリティを設定します。
カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニューが表示されます。

• 「Standard IDE」または「Native IDE」の右側にIDEデバイス名およびカッコ付きでIDEデバイスの接続場所が表示されます。
• IDEデバイスの接続場所とIDE/SATAコネクタとの関係は次のとおりです。
  • プライマリIDEマスタ（PM）→IDEコネクタ(マスター側)
  • プライマリIDEスレーブ（PS）→IDEコネクタ(スレーブ側）
  • ターシャリーIDEマスタ（TM）→SATAコネクタ1
  • ターシャリーIDEスレーブ（TS）→SATAコネクタ3
  • クオータナリーIDEマスタ（QM）→SATAコネクタ2

• Maximum Capacity…LBA形式で換算したディスクの容量が表示されます。
• PIO Mode…現在設定されているPIO転送モードが表示されます。接続されているIDEデバイスの最も速いPIO転送モードが自動的に設定されます。
• DMA Mode…現在設定されているDMA転送モードが表示されます。接続されているIDEデバイスの最も速いDMA転送モードが自動的に設定されます。
• Firmware…接続されているデバイスのFirmwareの版数が表示されます。
• Silent Mode…本パソコンに標準で搭載されているハードディスクドライブは、すべて静音モードに設定されています。本項目は、変更せずにお使いください。なお、本パソコンに搭載されているハードディスクによっては、本項目が表示されないことがあります。
• Password Status … 接続されているハードディスクのセキュリティ状況が表示されます。なお、標準搭載のハードディスクは、ハードディスクセキュリティに対応しています。
  • Not supported：ハードディスクが接続されていないか、接続されているハードディスクがセキュリティに対応していないことを示します。本表示になっている場合、Change Passwordによってハードディスクパスワードを設定できません。
  • Not Installed：接続されているハードディスクがセキュリティに対応していて、ハードディスクパスワードが設定されていないことを示します。本表示になっている場合、Change Passwordによってパスワードを設定できます。
  • Installed：ハードディスクにパスワードが設定されていることを示します。Change Passwordでハードディスクパスワードを設定した場合に表示されます。
• Change Password …【Enter】キーを押して、ハードディスクパスワードを設定します。ハードディスクパスワードを設定すると、BIOSセットアップ起動時およびシステム起動時にパスワード入力を要求されます。パスワードを入力すると、ハードディスクのセキュリティが解除され、ハードディスクが使用可能になります。

• ハードディスクパスワードとシステムパスワードに同じパスワードが設定されている場合、パソコンの起動時にハードディスクパスワードを入力する画面は、表示されません。
• ハードディスクパスワードの入力時に誤ったパスワードを入力したり、パスワードを入力しないまま【Enter】キーを押すと、「Invalid Password」というメッセージが表示されます。この動作を5回続けると、「System Disabled」という画面が表示され、ビープ音が鳴り、本パソコンはキーボードからの入力に反応しなくなります。この場合、本パソコンの電源ボタンを4秒以上押し続けて電源を切り、10秒以上待ってから電源を入れ、正しいパスワードを入力してください。
• ハードディスクパスワードを設定し、セキュリティ機能が有効になっているハードディスクは、本パソコン以外のパソコンではご使用になれません。

• ハードディスクパスワードを忘れると、ハードディスクが使えなくなったり、ハードディスクセキュリティ機能を無効にすることができなくなります。この場合、修理が必要となりますので、弊社「富士通ハードウェア修理相談センター」、またはご購入元にご連絡ください。保証期間にかかわらず修理は有償となります。なお、ハードディスク内のデータは復旧できません。

• Master Password…ハードディスクパスワードを設定した場合に表示されます。本項目は、「Enabled」（初期値）のまま変更せずにお使いください。

□ Boot Options

サブメニューを使って、自己診断（POST）中のエラー検出や画面表示、起動デバイスの優先順位などを設定します。
カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニュー画面が表示されます。

• POST Errors …自己診断（POST）中にBIOSがエラーを検出したとき、エラーが表示され、停止するかどうかを設定します。
  • No Halt On Any Errors： エラーを無視して、起動します。
  • Halt On All Errors（初期値）： エラーが表示され、停止します。
• SM Error Halt…ファンエラーまたは温度エラーが発生した場合に、自己診断（POST）を停止するかどうかを設定します。なお、本設定にかかわらずファンエラーまたは温度エラーが発生した場合は、状態表示LCDにエラーが表示されます。
  • Disabled：エラーが発生した場合でも、自己診断（POST）を中断しません。「Quiet Boot」を「Disabled」に設定している場合は、メッセージが表示されます。
  • Enabled（初期値）：エラーを検出した場合、自己診断（POST）を中断し、エラーメッセージを表示します。

• ファンエラーは、ファンの故障状態が10秒以上継続した場合に検出できます。そのため、自己診断（POST）中に新たに発生したファンエラーは検出できない場合があります。この場合は、次回起動時にエラーを検出します。
• BIOSセットアップを「Save Changes & Exit」で終了した場合は、エラー状態がクリアされます。エラー状態をクリアしたくない場合は、BIOSセットアップを「Discard Changes & Exit」で終了してください。

• Fast Boot …自己診断（POST）を簡略化して、起動時間を短くするかどうかを設定します。
  • Disabled：起動時間を短くしません。
  • Enabled（初期値）：起動時間を短くします。

• 起動時にPOSTでエラーが発生した場合、次回起動時の起動時間は短くなりません。

• Quiet Boot …本パソコンの起動時または再起動時に自己診断（POST）画面を表示するかどうかを設定します。
  • Enabled：起動時または再起動時に「FUJITSU」ロゴが表示されます。
  • Disabled：起動時または再起動時に自己診断（POST）画面が表示されます。
  • Auto（初期値）：起動時または再起動時に「FUJITSU」ロゴが表示されます。増設した拡張カードにBIOSが搭載されている場合は、拡張カードのBIOS画面が自動的に表示されます。

• 「FUJITSU」ロゴ表示中に【Esc】キーまたは【F3】キーを押すと自己診断画面に切り替わります。
• 通常は「Enabled」に設定しないでください。「Enabled」に設定すると、拡張カードのBIOS画面が表示されないことがあるため、パソコンが起動していない状態にみえることがあります。

• Onboard VGA…標準搭載のグラフィックデバイスに関する設定を行います。カスタムメイドのグラフィックカードまたはPCIの拡張グラフィックカードを増設した場合に設定できます。
  • Disabled：標準搭載のグラフィックデバイスを無効に設定します。
  • Auto（初期値）：標準搭載のグラフィックデバイスを有効にするか無効にするかを、自動的に設定します。
• Primary Display…プライマリディスプレイになるビデオデバイスを選択します。
  • PCI：PCIスロット1、2、3、4、内蔵ディスプレイデバイス、またはPCI Express x16スロットの順にプライマリディスプレイを自動的に選択します。
  • PEG（初期値）：内蔵のディスプレイデバイス、またはPCI Express x16スロットのディスプレイデバイスをプライマリディスプレイにします。
• Boot Menu…本パソコンの起動時または再起動時に、【F12】キーを押すことによって、Boot Menu （起動デバイスを選択するメニュー）を表示するかどうかを設定します。
  • Disabled：Boot Menu が表示されません。
  • Enabled（初期値）：Boot Menu が表示されます。
• PC Beep Volume…ビープ音の音量を設定します。
  • High（初期値）：ビープ音を大きくします。
  • Low：ビープ音を小さくします。
  • Off：ビープ音が鳴らないようにします。
• Boot Sequence … サブメニューを使ってOSを読み込むデバイスの優先順位を設定します。カーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、サブメニューが表示されます。ただし、「Advanced」−「Reset Configuration Data」を「Yes」に設定している場合は、サブメニューを表示できません。

  【↑】【↓】キーを使って優先順位を変更したいデバイスを選択後、【＋】キーを押すと上側に、【−】キーを押すと下側にそれぞれ項目が移動して優先順位が変更されます。

  各項目の詳細は次のとおりです。

  • +Diskette：フロッピーディスクから起動します。本項目にカーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、設定可能なデバイス名が表示されます。【↑】【↓】キーを使って優先順位を変更したいデバイスを選択後、【＋】キーを押すと上側に、【−】キーを押すと下側にそれぞれ項目が移動して優先順位が変更されます。

    各デバイスの意味は次のとおりです。

    • Standard：本パソコンに内蔵のフロッピーディスクドライブです。
    • FUJITSU MCM3064AP-（SM）（例）：ATAPI Removableデバイスを接続した場合に、そのデバイス名が表示されます。
  • +Hard Drive：ハードディスクから起動します。本項目にカーソルを合わせて【Enter】キーを押すと、設定可能なデバイス名が表示されます。【↑】【↓】キーを使って優先順位を変更したいデバイスを選択後、【＋】キーを押すと上側に、【−】キーを押すと下側にそれぞれ項目が移動して優先順位が変更されます。

    各デバイスの意味は次のとおりです。

    • ST340111AS（TM）（例）：接続されている内蔵IDE ハードディスク名が表示されます。末尾の（PM）、（PS）、（TM）、（TS）、（QM）はハードディスクが接続されている場所を示します（Click）。
    • Alternate Device：SCSI カードに接続されているデバイスなど、内蔵IDEデバイス以外のハードディスクを選択します。

      SCSIカードなどにハードディスクを増設している場合、優先順位の最初には、はじめに起動させたいOSがインストールされているハードディスクを選択してください。

  • CD-ROM Drive：IDE接続の内蔵CD/DVDドライブまたはUSB接続のポータブルCD/DVDドライブから起動します。
  • Legacy LAN Card：Legacyのネットワークブートデバイスから起動します。
  • BootManage PXE, Slot 0500：標準搭載のPXE（Pre-boot Execution Environment）を使って、ネットワークブートします。「Advanced」−「Peripheral Configuration」−「LAN Controller」を「Disabled」に設定するか、「Advanced」−「Peripheral Configuration」−「LAN Remote Boot」を「Disabled」に設定し、再起動すると表示されなくなります。

• CD-ROM Driveから起動するにはブート可能なCD-ROMが必要となります。再起動前にCD-ROMドライブにCD-ROMをセットしてください。また、USBのポータブルCD/DVDドライブから起動する場合は、「Advanced」−「Peripheral Configuration」−「USB BIOS Supported Devices」を「Auto」または、「All」に設定する必要があります。
• 【↑】【↓】キーを使ってデバイスを選択し、【Space】キーを押すと「!」マークが表示され、このデバイスから起動しなくなります。なお、IDE-RAIDモデルに標準搭載されているIDE-RAIDカードおよびPCI SCSIカードなどの場合、「!」マークを付けても起動不可に設定することはできません。
  通常は「!」マークを付けずにお使いください。
• デバイスを取り外すと、DisketteまたはHard Driveの欄に、「!」マークの付いたデバイス名が表示されます。動作上問題はありませんが、削除したい場合は、そのデバイス名を選択し、【＊】キーを押してください。
• なお、「!」マークの付いたデバイス名を削除するなど、初期状態に戻したい場合は、「Advanced」−「Reset Configuration Data」を「Yes」に設定し、「Exit」−「Save Changes & Exit」を実行してください。再起動時に初期状態に戻ります。
• 拡張カード（グラフィックカードや拡張PCIカード）の取り付けや取り外しを行うと、OSを読み込むデバイスの優先順位が変わり、パソコンが起動しないことがあります。この場合は、本項目で起動したいデバイスの順位を最上位に設定してください。

  標準モデルの場合は「Main」メニューの「Native IDE」に表示されているドライブ名を「+Hard Drive」の最上位に、IDE-RAIDモデルの場合は「FastTrak RAID Controller」を「+Hard Drive」の最上位に設定してください。

□ Base Memory

コンベンショナルメモリの容量が表示されます。

□ Extended Memory

本パソコンに搭載している拡張メモリの容量が表示されます。内蔵のグラフィックアクセラレータやBIOSがメモリの一部を使用しているため、実際に搭載されている拡張メモリの容量より、10MB少なく表示されます。

• カスタムメイドでRADEON X1800 XLを選択した場合は、実際に搭載されている拡張メモリの容量より2MB少なく表示されます。

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