注意事項
■ 共通の注意事項
パソコンをお使いの状況によっては、スタンバイや休止状態、レジュームに時間がかかる場合があります。
スタンバイまたは休止状態にした後は、すぐにレジュームしないでください。必ず、10秒以上たってからレジュームするようにしてください。
接続している周辺機器のドライバが正しくインストールされていない場合、スタンバイや休止状態にならないことがあります。
スタンバイ時や休止状態移行時またはレジューム時に、一時的に画面が乱れる場合があります。
次の状態でスタンバイ状態に移行させると、スタンバイまたは休止状態にならない、スタンバイまたは休止状態からレジュームしない、レジューム後に正常に動作しない、データが消失するなどの問題が発生することがあります。
OSの起動処理中または終了処理中
パソコンが何か処理をしている最中(プリンタ出力中など)、および処理完了直後
ファイルアクセス中(フロッピーディスク、ハードディスク、CD-ROMドライブや光磁気ディスクドライブのアクセスランプまたは状態表示LCDが点灯中)
モデムやネットワークの通信中
オートランCD-ROM(セットすると自動で始まるCD-ROM)を使用中
ビデオCDやDVD-Videoなどを再生中
音楽CDやゲームソフトなどのサウンドを再生中
サウンドや動画の再生中(MIDI/WAVE/AVI/MPEG/DAT形式のファイルの再生中や音楽CDの再生中)
CD-R、CD-RW、DVD-R、DVD+R、DVD-RWやDVD+RWに書き込みまたは書き換え中
ドライバのインストールが必要な周辺機器を接続しているが、対象のドライバのインストールが終了していないとき
ネットワーク環境でTCP/IPプロトコル以外のプロトコルを使用中
マウスの操作中
ACPIに対応していない別売の機器(拡張カード、周辺機器)を増設している場合
BIOSセットアップの省電力に関する設定は、一部を除いて無効となります。各設定の詳細は、
「BIOS」−「メニュー詳細」
をご覧ください。
高度な省電力モード(ACPI S3)をサポートすることにより、ご購入時の状態では、スタンバイ時の消費電力を数ワットにすることを実現しています。
事前に、接続する周辺機器がACPIに対応しているか、また、ACPI S3/ACPI S1モード対応かを周辺機器のメーカーに確認してください。従来の周辺機器(プリンタ、USB機器等)、またはACPIモードに対応していない周辺機器を接続すると、次の状態になる場合があります。
周辺機器が使用できない
スタンバイ状態からレジュームできない
本体がスタンバイ状態から復帰した後に、正常に動作しない
この場合は、
「ACPIのスタンバイモードを設定する」
をご覧になり、スタンバイモードを高度(ACPI S3)から標準(ACPI S1)に切り替えてお使いください。
また、内蔵ドライブユニットについても、ACPI S3モードに対応していない場合があります。同様に、スタンバイモードを標準(ACPI S1)に切り替えてお使いください。
なお、最新ドライバに変更することでACPIに対応できる周辺機器もあります。詳細は周辺機器のメーカーに確認してください。
D5110の場合、ACPIモード標準(ACPI S1)は使用できません。
ACPIモードに対応していない周辺機器を接続する場合は、省電力モードを無効にしてお使いください。
PCI拡張カードを増設する場合は、その拡張カードおよびドライバが「IRQシェアリング(割り込みの共有)」をサポートしている必要があります。増設するPCIカードがIRQシェアリングをサポートしているかどうかは、各PCIカードメーカーに確認してください。
ネットワーク環境によっては、省電力機能を使用できない場合があります。
CD-ROM読み込み中にスタンバイや休止状態に移行すると、レジューム時にエラーメッセージが表示される場合があります。この場合は、【Enter】キーを押してください。
ネットワーク環境でLAN着信によるレジューム機能(Wakeup on LAN機能)を使用すると、ホストコンピュータまたは他のコンピュータからのアクセスにより、スタンバイまたは休止状態のコンピュータがレジュームする可能性があります。次の手順でタイマ値を設定することをお勧めします。なお設定値が20分より短いと、本パソコンがレジュームしてしまうことがあります。20分以上の値に設定してください。
「電源オプションのプロパティ」ウィンドウを表示します(
Click
)。
「電源設定」タブの「システムスタンバイ」および「システム休止状態」を「20分後」以上に設定します。
スタンバイまたは休止状態へ移行させるときは、手動(電源ボタンを押す、終了ウィンドウで「スタンバイ」または「休止状態」を選択する(
Click
)、などの操作)ではなく次のように設定することをお勧めします。この設定を行うと、ファイルアクセス中や通信中などに省電力状態になってしまうことを回避できます。
「電源設定」タブの「システムスタンバイ」または「システム休止状態」で移行するまでの時間(例えば「30分後」)を設定します。
ネットワーク環境下で省電力機能を使用する場合、次の条件下では、使用するプロトコルやアプリケーションによっては、不具合(スタンバイおよび休止状態からの復帰時に正常に通信できないなど)が発生することがあります。
TCP/IPプロトコル以外のプロトコルを使用している場合
ネットワーク環境で通信中に、手動(電源ボタンを押す、終了ウィンドウで「スタンバイ」または「休止状態」を選択する(
Click
)、などの操作)によりスタンバイおよび休止状態に移行した場合
ネットワーク上でファイルの共有を設定し、手動(電源ボタンを押す、終了ウィンドウで「スタンバイ」または「休止状態」を選択する(
Click
)、などの操作)によりスタンバイ状態に移行したときに、次のメッセージが表示されて「はい」をクリックした場合
「このコンピュータに接続しているユーザーが次のファイルを開いています。
[ファイル名]〜〜
このまま続けるとファイルを閉じますが、ファイルを開いているユーザーはデータを失うかも知れません。続けますか?」
「電源オプションのプロパティ」ウィンドウにある「モニタの電源を切る」、「ハードディスクの電源を切る」の設定はネットワークに影響しません。
OpenGLを使用したスクリーンセーバーが起動しているときには、スタンバイおよびシステム休止状態への移行はできません。
■ スタンバイ時の注意事項
電源ボタンなどで本パソコンをスタンバイ状態に移行させても、まれにすぐにレジュームすることがあります。その場合には、いったんマウスを動かしてから、再びスタンバイ状態に移行させてください。
TCP/IPの設定でDHCPが有効の場合、スタンバイ状態移行時にDHCPサーバーから割り当てられたIPアドレスのリース期限が切れたとき、パソコン本体がレジュームすることがあります。
この場合は、DHCPサーバーのIPアドレスのリース期間を延長するか、またはDHCPの使用を中止し固定IPをご使用ください。
スタンバイ状態に移行する際、「デバイスのドライバが原因でスタンバイ状態に入れません。アプリケーションをすべて閉じてから、もう一度やり直してください。問題が解決しない場合は、そのドライバを更新することをお勧めします。」の警告ウィンドウが表示されて、スタンバイ状態に移行できない場合があります。これは、プログラムが動作中でスタンバイ状態に移行できない状態を示します。スタンバイ状態に移行させるためには、動作中のプログラムを終了してください。
■ 休止状態の注意事項
ハードディスクに必要な空き容量がない場合、休止状態は使用できません。
プリンタなどの周辺機器を接続した状態で休止状態にすると、レジューム時に周辺機器の情報が初期化されるため、中断する前の作業状態に戻らないことがあります。
■ IDE-RAIDモデルの注意事項
IDE-RAIDモデルでは、休止状態(ACPI S4)は使用できません。
IDE-RAIDモデルで再構築(リビルド)および一貫性チェック(シンクロナイズ)を実行する場合には、「電源オプションのプロパティ」−「電源設定」タブの「システムスタンバイ」および「システム休止状態」で、移行するまでの時間を「なし」に設定してください。
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