2 Atherosクライアントユーティリティを使った設定
Atherosクライアントユーティリティを使用して、ワイヤレスLANの設定を行う手順について説明します。
本パソコンを屋外でお使いになる場合、5GHz帯の電波を停止する必要があります。
使用するプロファイルごとに設定を行ってください。
Atheros クライアントユーティリティと Windows XP 標準のワイヤレスLAN機能は併用できません。
次の手順でWindows XP 標準のワイヤレスLAN機能が無効になっていることを確認してください。
「スタート」ボタン→「コントロールパネル」の順にクリックします。
「ネットワークとインターネット接続」をクリックします。
「ネットワーク接続」をクリックします。
現在インストールされているネットワークの一覧が表示されます。
一覧から「ワイヤレスネットワーク接続」を右クリックし、表示されるメニューから「プロパティ」をクリックします。
「ワイヤレス ネットワーク接続のプロパティ」ウィンドウが表示されます。
「ワイヤレス ネットワーク」タブをクリックします。
「Windowsでワイヤレス ネットワークの設定を構成する」が
になっていることを確認してください。
の場合は、クリックして
にします。
すでにあるネットワークに接続する場合は、それぞれの設定内容について、ネットワーク管理者に確認してください。
LIFEBOOKで使用しているワイヤレスLANの2.4GHz帯では、無線チャンネルとしてチャンネル1〜チャンネル11を使用しています。
インフラストラクチャ通信(ワイヤレスLANのアクセスポイント経由のネットワーク)をお使いになる場合、接続するワイヤレスLANのアクセスポイントによっては、初期設定や自動設定により、使用する無線チャンネルがチャンネル11より高いチャンネルに設定されている場合があります。
この場合、ワイヤレスLANのアクセスポイントのチャンネルを1〜11の間に設定してください。なお、設定方法については、お使いのワイヤレスLANのアクセスポイントのマニュアルをご覧ください。
接続するワイヤレスLANのセキュリティ設定により、次のように注意事項が異なります。
WPA-PSK(WPA/WPA2パスフレーズ) および WEPキー(事前共有キー)
ユーザーがコンピュータにログオンする前、および、ユーザーがログオフした状態でも無線ネットワークに接続されます。ただし、無線ネットワークへの接続には時間がかかります。
無線ネットワークへの接続には時間を要するため、ログオンに際して、ログオンプロンプトが表示された状態で数十秒待つ必要があります。
EAP-TLS
事前にユーザー認証に使用する電子証明書を、ユーザーごとにインストールする必要があります。
複数ユーザーで運用する場合は、ユーザーごとにプロファイルを作成し、ログオン後にプロファイルを切り替えてお使いください。
ドメイン環境で運用される場合には、次の設定が必要になります。
コンピュータ証明書のインストール
「ドメイン ログオンにマシン情報を使用する」の有効化
ローカルコンピュータに対する管理者権限
シングルサインオン無効
PEAP(EAP-MSCHAP V2)
事前にサーバ認証に使用する電子証明書をインストールする必要があります。
「ユーザーがログオンしていない時にネットワークに接続する」を有効にすると、Atheros クライアント ユーティリティに設定した情報を使用して、ユーザー認証を行います。この場合、ユーザーがコンピュータにログオンする前、および、ユーザーがログオフした状態でも無線ネットワークに接続されます。
ドメインユーザーの情報を、ユーザー認証に使用することはできません。
ユーザー認証に使用できるユーザー情報は、次になります。
Atheros クライアント ユーティリティに設定したユーザー情報
ローカルコンピュータにログオンした際のユーザー情報
PEAP 認証で、クライアント(ユーザーおよびコンピュータ)認証に電子証明書を使用できません。
シングルサインオンをお使いになる場合には、ドライバの再インストールが必要になります。「ドライバーズディスク」内の「\Lan\Atheros\XP」フォルダにあるinstall.txtをお読みになり、ドライバをアンインストール後に、「新規インストール(シングルサインオン有効)」の手順に従って、インストールを行ってください。(既存プロファイルは削除されます。)
シングルサインオンをお使いの場合、次の機能が利用できなくなります。
ようこそ画面を使用する
ユーザーの簡易切り替えを使用する
シングルサインオンをお使いの場合、TLS認証およびPEAP認証で、ユーザーにパスワード(Windows ログオンパスワード)を設定する必要があります。
AtherosクライアントユーティリティでワイヤレスLANの設定を行った場合は、ブリッジ接続をすることはできません。
ブリッジ接続をお使いになる場合は、Windows XP 標準のワイヤレスLAN機能でワイヤレスLANの設定を行ってから、ブリッジ接続を行ってください。
インフラストラクチャ通信の場合、チャンネル(周波数帯)を設定する必要はありません。接続しようとするワイヤレスLANネットワークで使用しているチャンネルを自動的に検知し、そのチャンネルで通信します。チャンネルの変更が必要な場合は、ワイヤレスLANのアクセスポイント側で設定してください。また、ADSL(PPPoE)を使用してインターネットに接続する場合は、本パソコンのMTUサイズ(
Click
)を変更する必要があります。
詳しくは、ワイヤレスLANのアクセスポイントのマニュアルをご覧ください。
All Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 2005