電源管理メニュー

電源管理メニューでは、Wakeup on LAN機能を利用して自動的に起動する場合や、AC電源の復電時における動作に関する設定を行います。

■ 設定項目の詳細

□ AC通電再開時の動作

停電などで電源が切断された場合に、通電再開時の動作を設定します。

    • 使用しない:この機能を使いません。
    • 電源OFF(初期値):電源が切れたままになります。
    • 電源ON:電源が入ります。
    • 自動:電源が切断されたときの状態に戻ります。
POINT
  • 「電源OFF」に設定した場合、または「自動」に設定し、AC電源が切れる前の状態がシャットダウンや休止状態の場合、復電の際に一瞬電源が入りますが、故障ではありません。この現象を回避する場合は「使用しない」に設定してください。
  • AC電源切断後30秒以上待ってから電源を入れてください。30秒以内に入れると正常に動作しない場合があります。
  • 「自動」に設定した場合、AC電源が切れる前の状態が起動中、またはスリープ状態(Windows Vista)またはスタンバイ状態(Windows XP)のときに、パソコン本体の電源が入ります。休止状態のときには、電源は入りません。
  • UPSなどを使って復電時に電源を投入させたい場合は、「電源ON」に設定してください。
  • 本設定を変更した場合は、「終了」メニューの「変更を保存して終了する(再起動)」を選択し、本パソコンを再起動してください。「終了」メニューの「変更を保存して終了する(電源OFF)」を選択した場合は、一度パソコンを起動しない限り、変更した設定は有効になりません。

□ PCIデバイスによる電源ON

標準搭載のLANおよびPME対応のLANカードがMagic Packetを受信したときに電源を入れるかどうかを設定します。

    • 使用しない(初期値):電源を入れません。
    • 使用する:電源を入れます。
POINT
  • Windows Vistaでは、本項目を設定してスリープ状態や休止状態から復帰させることはできません。デバイスマネージャで設定してください。
  • Windows XPでは、本項目を設定してスタンバイ状態や休止状態から復帰させることはできません。デバイスマネージャで設定してください。
  • 電源オフからの動作は、OSにかかわらず本設定が有効です。
  • 本設定は、「AC通電再開時の動作」を「電源OFF」または「自動」に設定している場合には、停電などのAC電源切断後も動作します。
  • 本設定を変更した場合は、「終了」メニューの「変更を保存して終了する(再起動)」を選択し、本パソコンを再起動してください。「終了」メニューの「変更を保存して終了する(電源OFF)」を選択した場合は、一度パソコンを起動しない限り、変更した設定は有効になりません。

□ 時刻による電源ON

「時刻」、「日付(日)」で指定した時刻に電源を入れるかどうかを設定します。

    • 使用しない(初期値):電源を入れません。
    • 使用する:電源を入れます。
  • 時刻…「時刻による電源ON」が「使用する」に設定されている場合に設定できます。ウェイクアップする時刻を設定します。
    • 00:00:00(初期値)〜23:59:59
  • 日付(日)…「時刻による電源ON」が「使用する」に設定されている場合に設定できます。ウェイクアップする日付を設定します。
    • 0(初期値):毎日、指定した時刻に電源が入ります。
    • 1〜31:指定した日付に電源が入ります。日付は1〜31の間で指定します。
POINT
  • Windows Vistaでは、本項目を設定してスリープ状態や休止状態から復帰させることはできません。次の設定をしてください。
    「コントロールパネル」−「システムとメンテナンス」−「管理ツール」−「タスクのスケジューラ」−「タスクの作成」で起動時間を設定し、「条件」タブの「タスクの実行時にスリープを解除する」をチェックしてください。
  • Windows XPでは、本項目を設定してスタンバイ状態や休止状態から復帰させることはできません。次の設定をしてください。
    「コントロールパネル」−「パフォーマンスとメンテナンス」−「タスク」−「スケジュールされたタスクの追加」で起動時間を設定し、プロパティの「設定」−「タスクの実行時にスリープを解除する」をチェックしてください。
  • 電源オフからの動作は、OSにかかわらず本設定が有効です。
  • 本設定は、「AC通電再開時の動作」を「電源OFF」または「自動」に設定している場合には、停電などのAC電源切断後も動作します。