ACPIのスタンバイモードを設定する

■ 概要

ACPIのスタンバイモードには、次の2種類があります。

  • 高度(ACPI S3)…メモリ以外の装置の動作を停止します。標準(ACPI S1)と比較し、省電力に優れる一方でレジュームには時間がかかります。
  • 標準(ACPI S1)…CPUの動作を停止します。

ご購入時には、高度(ACPI S3)に設定されています。スタンバイモードを変更する方法は、次のとおりです。

POINT
  • 増設する周辺機器は高度(ACPI S3)に対応している必要があります。
    対応していない周辺機器を接続する場合は、標準(ACPI  S1)に切り替えてお使いください。

■ スタンバイモードを高度から標準に変更する

  1. BIOSセットアップで、スタンバイモードを標準(ACPI S1)に設定します。
    BIOS セットアップについては、「BIOS」−「BIOSセットアップの操作のしかた」をご覧ください。
    「Power」−「ACPI Sleep Mode」:S1
POINT
  • この操作を行うと、電源管理の設定がご購入時の状態に戻ります。設定を変更していた場合は、「電源オプションのプロパティ」ウィンドウで、再設定してください(→ 関連項目へ)。

■ スタンバイモードを標準から高度に変更する

標準から高度に変更するには、BIOSセットアップの設定を元に戻してください。また、設定を変更した後は、再インストールが必要となります。手順に従って操作してください。

  1. BIOSセットアップで、次の設定を変更します(「BIOS」−「BIOSセットアップの操作のしかた」)。
    「Power」−「ACPI Sleep Mode」:S3
  2. 変更後、再インストールを実行します(→『取扱説明書』)。