セキュリティチップに関するトラブルシューティング

□ BIOSセットアップでセキュリティチップを変更したら、Windowsにログオンできなくなった

セキュリティチップをお使いになる場合、BIOSセットアップのセキュリティチップの設定は次のようになっている必要があります。

FMV-ESPRIMO、CELSIUSシリーズの場合

  • Security Chip:「Enabled」
  • Security Chip State:「Enabled and Activated」(表示がある場合)

FMV-LIFEBOOK、FMV-STYLISTICの場合

  • セキュリティチップ:「使用する」
  • セキュリティチップの状態:「有効かつ使用可」(表示がある場合)

「SMARTACCESSによるWindowsログオン」を「する」に設定した状態で、BIOSセットアップのセキュリティチップの設定を変更すると、セキュリティチップに保存していたWindowsパスワードが利用できず、Windowsにログオンできなくなることがあります。その場合はBIOSの設定を上記のように設定し直すか、SMARTACCESSによる認証を回避してWindowsにログオンする必要があります。
なお、SMARTACCESSによる認証を回避してWindowsにログオンしても、セキュリティチップで保護された環境は安全に管理されています。
BIOSの設定については、コンピュータ本体の『製品ガイド』の「BIOS」−「認証デバイスのセキュリティ機能を使う」をご覧ください。
SMARTACCESSによる認証の回避については、『リファレンスマニュアル』の「こんなときには」−「トラブルシューティング」−「Windowsログオンに関するトラブルシューティング」をご覧ください。
『リファレンスマニュアル』は、コンピュータに添付されている「ドライバーズディスク&ユーティリティディスク」の「\Security\SABasic\Vista\Manual\INDEX.pdf」をご覧ください。
なお、マニュアルはWindows VistaとWindows XPで共通です。

□ BIOSでセキュリティチップの設定を変更できない

BIOSで、セキュリティチップの使用や、セキュリティチップのデータをクリアする設定を行うためには、管理者用パスワードの設定が必要です。管理者用パスワードが設定されているか確認してください。

□ セキュリティチップのドライバ(Infineon TPM Professional Package)がインストールできない

Infineon TPM Professional Packageをインストールするには、BIOSでセキュリティチップを使用する設定になっている必要があります。BIOSの設定を確認してください。
BIOSの設定については、コンピュータ本体の『製品ガイド』の「BIOS」−「認証デバイスのセキュリティ機能を使う」をご覧ください。

□ インストール時に「所有者のパスワードの設定に失敗しました。Infineon TPM Professional Packageがインストールされていません。」と表示される

  • BIOSセットアップで、「セキュリティチップを使用する」または「有効」に設定されていることを確認してください。
    「セキュリティチップを使用する」または「有効」に設定されていない場合は、SMARTACCESSをアンインストールし、「セキュリティチップを使用する」または「有効」に設定後、再度SMARTACCESSをインストールしてください。
  • セキュリティチップのドライバ(Infineon TPM Professional Package)がインストールされているか確認してください。
    Infineon TPM Professional Packageがインストールされている場合、いったんSMARTACCESSとInfineon TPM Professional Packageをアンインストールし、インストールし直してください。
    「アンインストール」
    「セキュリティチップ認証を使う」−「ドライバとSMARTACCESSのインストール」