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  7. Windows 7を新規インストールする手順 (第6世代インテル®Core™プロセッサー・ファミリー搭載機種、インテル®Xeon®プロセッサーE3-1200v5 製品ファミリー搭載機種)

第6世代インテル®Core™プロセッサー・ファミリー搭載機種、インテル®Xeon®プロセッサーE3-1200v5 製品ファミリー搭載機種

Windows 7を新規インストールする手順

2015年10月以降モデル(2015年下期)の富士通パソコン/ワークステーションより、一部の機種においてCPUに第6世代インテル®Core™プロセッサー・ファミリー、またはインテル®Xeon®プロセッサーE3-1200v5 製品ファミリー、およびそれ以降のCPUを搭載しております。
この機種において、Windows 7を新規インストールする場合の手順をご案内します。

Windows 7を新規インストールする前に

Windows 7を新規インストールする場合の問題点

  • Windows 7のインストールディスクで起動すると、USB3.0コネクタに接続した機器(キーボード、マウス、光学ドライブ)が動作しません

第6世代インテル®Core™プロセッサー・ファミリー、インテル®Xeon®プロセッサーE3-1200v5 製品ファミリー、およびそれ以降のCPUを搭載した機種では、USB3.0をお使いになる際、USB3.0ドライバーが必要になります。
一方、マイクロソフト社から提供されているWindows 7のインストールディスクには、USB3.0ドライバーが含まれていません。
このため、Windows 7の新規インストールを行う際に、Windows 7のインストールディスクを使ってパソコン/ワークステーションを起動すると、USB3.0インターフェースが動作せず、USB3.0コネクタに接続した機器も動作しません。

したがいまして、このページでご紹介する方法で新規インストールを行ってください。

該当する機種

お使いの機種がこのページでご紹介する問題に該当する場合、お使いの機種のインターネット上のマニュアル『製品ガイド』に記載されています。
『製品ガイド』は、法人向けパソコン・PCワークステーションのマニュアルのページで、お使いの機種名を検索してご覧ください。

2015年11月時点では、CPUに第6世代インテル®Core™プロセッサー・ファミリー、またはインテル®Xeon®プロセッサーE3-1200v5 製品ファミリー、およびそれ以降のCPUを搭載した機種が対象です。
詳しくは、法人向けパソコン(PC)の製品情報をご覧ください。

CELSIUS M770/R970について

CELSIUS M770/R970につきましては、手順が異なります。以下のページをご覧ください。
Windows 7を新規インストールする手順(CELSIUS M770/R970)

新規インストールの準備作業

必要なもの

  • Windows 7のインストールディスク
    マイクロソフト社から販売された、Windows 7のパッケージです。
  • 作業用PC
    Windows 7 64bit Service Pack 1がインストールされたPCで、DVDドライブが必要です。
  • ブランク DVD-Rメディア(作業用)
    新規インストールの準備作業で必要になります。
  • ブランク DVD-Rメディア(インストール用)
    Windows 7を新規インストールするための媒体になります。
  • 新規インストールを行う対象機種で作成した「ドライバーズディスク」
    「ドライバーズディスク」を作成する方法は、「リカバリガイド」をご覧ください。

必要なフォルダーやドライバーをそろえる

  1. 作業用PCのハードディスクのCドライブに、作業用フォルダーを4つ作成します。
    (例)これ以降の手順では、次の例で説明します。
    C:\wim
    C:\wim\mount
    C:\usbdrv
    C:\instwin
  2. 作業用PCに、「Windows 7用のWindows 自動インストールキット(AIK)」をインストールします。
    次のサイトにアクセスし、KB3AIK_JA.iso ファイルをダウンロードします。
    https://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=5753
  3. ダウンロードした KB3AIK_JA.iso ファイルを、DVD書き込みアプリなどを使って、DVD-Rディスクに書き出します。
  4. 作業用PCのDVDドライブに、前の手順で作成したDVD-Rディスクをセットします。
  5. ディスク内の「StartCD.exe」を実行します。
    「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」をクリックします。


  6. 「Windows 自動インストールキットの開始」ウィンドウの左側にある「Windows AIK セットアップ」をクリックします。


  7. 「Windows Automated Installation Kit セットアップ ウィザードの開始」と表示されたら、「次へ」をクリックします。


  8. 「ライセンス条項」と表示されたら、「同意します」をクリックし、「次へ」をクリックします。


  9. 「インストール フォルダーを選択します」と表示されたら、「次へ」をクリックします。
    通常は、フォルダーやユーザーの設定を変更する必要はありません。


  10. 「インストールを確認します」と表示されたら、「次へ」をクリックします。
    Windows 自動インストールキットのインストールが始まります。
  11. 「インストールを完了しました」と表示されたら、「閉じる」をクリックします。
  12. 「Windows 自動インストールキットの開始」ウィンドウの左下にある「終了」をクリックします。


  13. 作業用PCのDVDドライブから、DVDディスクを取り出します。
  14. 作業用PCのDVDドライブに、Windows 7 インストールディスクをセットし、ディスクの内容をすべて、C:\instwinフォルダーにコピーします。
  15. 作業用PCのDVDドライブから、Windows 7 インストールディスクを取り出します。
  16. 作業用PCのDVDドライブに、新規インストールを行う対象機種で作成した「ドライバーズディスク」をセットします。
  17. ドライバーズディスク内の「DRVCDSRC.exe」を実行します。
    「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」をクリックします。
    「ご使用中の機種にかかわらず、選択した機種の全てのソフトウェアが表示されます。」と表示されたら、「OK」をクリックします。


  18. 「ドライバーズディスク検索」の画面で、「OS」の下のリストをクリックし、「Windows 7(64ビット版)」または「Windows 7(32ビット版)」のいずれかをクリックします。
  19. 「ソフトウェア」の一覧から「インテル(R)USB 3.0 ホスト・コントローラー・ドライバー」をクリックし、「フォルダを開く」をクリックします。
    ディスク内のファイルが一時フォルダーに展開され、「IntelUSB」フォルダーが開きます。


  20. 前の手順で開いた一時フォルダー内の、「Drivers」フォルダーを開き、中にある「Win7」フォルダーを、C:\usbdrvフォルダーにコピーします。
  21. 「ドライバーズディスク検索」ウィンドウの「閉じる」をクリックし、作業用PCのDVDドライブから「ドライバーズディスク」を取り出します。
  22. C:\instwin\source フォルダー内にある、install.wim ファイルおよび boot.wim ファイル を、C:\wim フォルダーにコピーします。

インストール用イメージにUSB3.0ドライバーを書き込む

  1. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「Microsoft Windows AIK」をクリックし、「Deploymentツールのコマンドプロンプト」を右クリックし、表示されたメニューから「管理者として実行」をクリックします。
    「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」をクリックします。
    「管理者:Deploymentツールのコマンド プロンプト」が表示されます。


  2. 「管理者:Deploymentツールのコマンドプロンプト」のウィンドウで、次のコマンドを実行し、新規インストールするWindows 7のエディションに対応した番号を調べます。
    cd c:\wim
    imagex /info c:\wim\install.wim
    表示された <IMAGE INDEX="x">の項目の配下に、<DESCRIPTION>の項目があります。新規インストールしたいエディション名が書かれている<DESCRIPTION>項目を含む<IMAGE INDEX="x">の番号を、次の手順で使用します。


  3. 次のコマンドを実行し、インストール用イメージをマウントします。
    cd c:\wim
    imagex /mountrw install.wim エディション番号 c:\wim\mount


  4. USB3.0ドライバーのフォルダーへ移動します。
    Windows 7 64ビット版の場合: cd c:\usbdrv\win7\x64
    Windows 7 32ビット版の場合: cd c:\usbdrv\win7\x86
  5. 次のコマンドを実行し、マウントしたイメージにUSB3.0ドライバーを追加します。
    dism /image:c:\wim\mount /add-driver /driver:. /recurse


  6. 次のコマンドを実行し、編集したイメージを保存します。
    imagex /unmount /commit c:\wim\mount


  7. 次のコマンドを実行し、起動用イメージ(1)をマウントします。
    cd c:\wim
    imagex /mountrw boot.wim 1 c:\wim\mount


  8. USB3.0ドライバーのフォルダーへ移動します。
    Windows 7 64ビット版の場合: cd c:\usbdrv\win7\x64
    Windows 7 32ビット版の場合: cd c:\usbdrv\win7\x86
  9. 次のコマンドを実行し、マウントしたイメージにUSB3.0ドライバーを追加します。
    dism /image:c:\wim\mount /add-driver /driver:. /recurse


  10. 次のコマンドを実行し、編集したイメージを保存します。
    imagex /unmount /commit c:\wim\mount


  11. 次のコマンドを実行し、起動用イメージ(2)をマウントします。
    cd c:\wim
    imagex /mountrw boot.wim 2 c:\wim\mount


  12. USB3.0ドライバーのフォルダーへ移動します。
    Windows 7 64ビット版の場合: cd c:\usbdrv\win7\x64
    Windows 7 32ビット版の場合: cd c:\usbdrv\win7\x86
  13. 次のコマンドを実行し、マウントしたイメージにUSB3.0ドライバーを追加します。
    dism /image:c:\wim\mount /add-driver /driver:. /recurse


  14. 次のコマンドを実行し、編集したイメージを保存します。
    imagex /unmount /commit c:\wim\mount


  15. C:\wim フォルダー内にある、編集した install.wim ファイルおよび boot.wim ファイルを、C:\instwin\source フォルダーに上書きコピーします。

インストール用ディスクを作成する

  1. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」の順にクリックし、「コマンドプロンプト」を右クリックし、表示されたメニューから「管理者として実行」をクリックします。
    「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」をクリックします。
    「管理者:コマンド プロンプト」が表示されます。
  2. 次のコマンドを実行し、準備したデータをディスクイメージファイル(.iso)にします。
    Windows 7 64ビット版の場合:
    (例)この例では、Cドライブ直下に Win7Pro.iso ファイルが作成されます。
    cd C:\Program Files\Windows AIK\Tools\amd64
    oscdimg -m -o -u2 -udfver102 -bootdata:2#p0,e,bC:\instwin\boot\etfsboot.com#pEF,e,bC:\instwin\efi\microsoft\boot\efisys.bin C:\instwin C:\Win7Pro.iso


    Windows 7 32ビット版の場合:
    (例)この例では、Cドライブ直下に Win7Pro.iso ファイルが作成されます。
    cd C:\Program Files\Windows AIK\Tools\x86
    oscdimg -m -o -u1 -bC:\instwin\boot\etfsboot.com C:\instwin C:\Win7Pro.iso


  3. 作成されたディスクイメージファイルを、DVD書き込みアプリなどを使って、DVD-Rディスクに書き出します。

Windows 7の新規インストール

作成したインストール用ディスクで、新規インストールを行う機種を起動し、Windows 7の新規インストールを行います。
USB 3.0ドライバーが自動的に読み込まれ、USB 3.0コネクタに接続した周辺機器を、新規インストール中やインストール後に使用することができます。