Q&Aナンバー【0711-3091】更新日:2022年12月29日

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[Windows 11] システム構成で、問題のある項目を特定する方法を教えてください。

対象機種とOS
対象機種 すべて
対象OS
  • Windows 11

質問

システム構成で、問題のある項目を特定する方法を教えてください。

回答

システム構成で、常駐アプリの状態の設定を変更し、問題のある項目を特定します。



ご案内

このQ&Aは、Windows 11 向けのものです。
他のOSをお使いの場合は、次のQ&Aをご覧ください。

Q&A システム構成ユーティリティ(システム設定ユーティリティ)で、問題のある項目を特定する方法を教えてください。


手順1常駐アプリに原因があるかどうかを確認する

システム構成を起動して、常駐アプリの動作をすべて無効にすることで、常駐アプリが原因で問題が発生しているかどうかを確認できます。
手順は、次のとおりです。

ご注意

常駐アプリとは、Windowsと同時に起動し、動作するアプリです。
常駐アプリの動作を無効にすると、一部のアプリが動作しなくなることがあります。

特に、常駐アプリには、セキュリティ対策ソフト(ウイルス対策ソフト)も含まれています。
このため、次の手順を行うと、パソコンが外部から保護されない状態になります。

手順を実施する前に、あらかじめ、LANケーブルを外したり、無線LANの機能を停止したりするなどし、外部からの侵入を防ぐことをお勧めします。

なお、常駐アプリは、一時的に無効にしても、もう一度有効にすることで、再び動作します。


操作手順

操作手順は、主にWindows 11, version 22H2のものです。
お使いのバージョンによっては、表示される手順や画面が異なる場合があります。

  1. 作業中のアプリをすべて終了します。
    作成中のファイルがある場合は、ファイルを保存します。

  2. 「スタート」ボタン、または「検索」ボタンをクリックします。

    「スタート」ボタン、または「検索」ボタンをクリック

  3. メニューが表示されたら、次のとおり入力します。

    msconfig

    msconfigと入力

  4. 検索結果が表示されます。
    「最も一致する検索結果」にある「システム構成」、または「System Configuration」をクリックします。

    「システム構成」をクリック

    アドバイス

    日本語入力で「msこんふぃg」と入力され、検索結果に「システム構成」、または「System Configuration」が表示されない場合は、半角英字になるまで【変換】キーを押してください。


  5. 「システム構成」、または「System Configuration」が表示されます。
    「スタートアップ」タブをクリックします。

    スタートアップタブをクリック

  6. 「スタートアップ項目を管理するには、タスクマネージャーの [スタートアップ] を使用してください。」と表示されます。
    「タスクマネージャーを開く」をクリックします。

    タスクマネージャーを開くをクリック

  7. タスクマネージャーが起動して、常駐アプリの一覧が表示されます。
    「状態」の一覧に「無効」と表示されている項目名を、メモに控えます。
    メモは、元の状態へ戻すときや原因を特定するときに使います。

    状態が無効の項目をメモする

  8. 項目名をメモに控えたら、「有効」と表示されている項目をクリックします。

    有効と表示されている項目をクリック

  9. 画面上部にある「無効化」、または画面下部にある「無効にする」ボタンをクリックします。

    「無効化」をクリック
    (Windows 11, version 22H2の画面例)

    「無効にする」ボタンをクリック
    (Windows 11, version 21H2の画面例)

    アドバイス

    • 設定を元に戻す場合は、有効にする項目をクリックし、「有効にする」ボタンをクリックします。

    • Windows 11, version 22H2で「有効にする」、「無効化」がない場合は、画面右上の「…」をクリックすると表示されます。

  10. 手順8.〜手順9.を繰り返し、すべての項目を無効にします。

  11. 「×」ボタンをクリックし、タスクマネージャーを終了します。

    「×」ボタンをクリック

  12. システム構成」または、「System Configuration」の「サービス」タブをクリックします。

    サービスタブをクリック

  13. 「Microsoft のサービスをすべて隠す」をクリックし、チェックを付けます。

    Microsoft のサービスをすべて隠すをクリック

  14. 常駐アプリの一覧が表示されます。
    「サービス」欄に表示されている項目のうち、チェックが外れている項目名をメモに控えます。
    メモは、元の状態へ戻すときや原因を特定するときに使います。

    チェックが外れている項目名をメモする

  15. 項目名をメモに控えたら、「すべて無効」ボタンをクリックします。

    すべて無効ボタンをクリック

    アドバイス

    設定を元に戻す場合は、「すべて有効」ボタンをクリックし、メモに控えた項目のチェックを外します。


  16. すべての項目のチェックが外れたことを確認します。

    すべてのチェックが外れたことを確認

  17. 「OK」ボタンをクリックします。

    OKボタンをクリック

  18. 「システム構成の変更を有効にするには、再起動が必要な場合があります。」と表示されます。
    「再起動」ボタンをクリックします。

    再起動ボタンをクリック

    パソコンが再起動します。

  19. パソコンが再起動したら、パソコンに問題が発生しているかどうかを確認します。

    • 問題が発生しない場合

      問題の原因を特定する」に進みます。

    • 問題が発生した場合

      常駐アプリが原因である可能性は少なく、システム構成で原因は特定できません。
      常駐アプリの設定は、手順1.〜手順18.を実施し、元の状態に戻します。

手順2問題の原因を特定する

常駐アプリの動作をすべて無効にすると、問題が発生しないときは、常駐アプリに原因がある可能性があります。

次の手順で、問題の原因となっている常駐アプリを特定します。


操作手順

操作手順は、主にWindows 11, version 22H2のものです。
お使いのバージョンによっては、表示される手順や画面が異なる場合があります。

  1. 「スタート」ボタン、または「検索」ボタンをクリックします。

    「スタート」ボタン、または「検索」ボタンをクリック

  2. メニューが表示されたら、次のとおり入力します。

    msconfig

    msconfigと入力

  3. 検索結果が表示されます。
    「最も一致する検索結果」にある「システム構成」、または「System Configuration」をクリックします。

    「システム構成」をクリック

    アドバイス

    日本語入力で「msこんふぃg」と入力され、検索結果に「システム構成」、または「System Configuration」が表示されない場合は、半角英字になるまで【変換】キーを押してください。


  4. 「システム構成」、または「System Configuration」が表示されます。
    「スタートアップ」タブをクリックします。

    「スタートアップ」タブをクリック

  5. 「スタートアップ項目を管理するには、タスクマネージャーの [スタートアップ] を使用してください。」と表示されます。
    「タスクマネージャーを開く」をクリックします。

    タスクマネージャーを開くをクリック

  6. タスクマネージャーが起動します。
    スタートアップの項目をクリックします。

    アドバイス

    控えていたメモを元に、はじめから「状態」の欄が「無効」だった項目名をクリックしないように注意します。


    スタートアップの項目をクリック

  7. 画面上部、または画面下部にある「有効にする」をクリックします。

    「有効にする」をクリック
    (Windows 11, version 22H2の画面例)

    「有効にする」ボタンをクリック
    (Windows 11, version 21H2の画面例)

    アドバイス

    Windows 11, version 22H2で「有効にする」がない場合は、画面右上の「…」をクリックすると表示されます。


  8. 手順6.〜手順7.を何回か繰り返し、3〜5個の項目が「有効」の状態にします。

  9. 「状態」の欄が「有効」の項目をメモに控えます。

  10. 「×」ボタンをクリックし、タスクマネージャーを終了します。

    「×」ボタンをクリック

  11. 「OK」ボタンをクリックし、「システム構成」、または「System Configuration」を閉じます。

    OKボタンをクリック

  12. スタートボタン「スタート」ボタン→右下の電源ボタン「電源」→「再起動」の順にクリックします。
    パソコンが再起動します。

  13. パソコンが再起動したら、パソコンに問題が発生しているかどうかを確認します。

    • 問題が発生しない場合

      有効にした項目に問題はありません。
      手順1.〜手順13. を繰り返し、「状態」の欄が「有効」の項目を追加します。

      すべての項目を有効にしても、問題が発生しないときは、次の手順へ進みます。

    • 問題が発生した場合

      有効にした項目に、問題の原因となる常駐アプリが含まれています。
      手順9.で控えたメモを元に、有効にした項目を無効にし、パソコンを再起動して原因の常駐アプリを特定します。

      その他の動作に支障がないときは、無効にしたままお使いください。
      問題の対処方法や、特定した常駐アプリのアンインストール方法などは、そのアプリの提供元へお問い合わせください。

      「サービス」の項目は、次の手順で元に戻します。

  14. 「スタート」ボタン、または「検索」ボタンをクリックします。

    「スタート」ボタン、または「検索」ボタンをクリック

  15. メニューが表示されたら、次のとおり入力します。

    msconfig

    msconfigと入力

  16. 検索結果が表示されます。
    「最も一致する検索結果」にある「システム構成」、または「System Configuration」をクリックします。

    「システム構成」をクリック

    アドバイス

    日本語入力で「msこんふぃg」と入力され、検索結果に「システム構成」、または「System Configuration」が表示されない場合は、半角英字になるまで【変換】キーを押してください。


  17. 「システム構成」、または「System Configuration」が表示されます。
    「サービス」タブをクリックします。

    「サービス」タブをクリック

  18. 「Microsoft のサービスをすべて隠す」をクリックし、チェックを付けます。

    Microsoft のサービスをすべて隠すをクリック

  19. 「スタートアップ」の項目で、原因が特定できたかどうかで、操作が異なります。

    • 特定できなかった場合

      「サービス」欄の項目に、3個〜5個ずつチェックを付けます。
      控えていたメモを元に、はじめからチェックが外れていた項目名にチェックを付けないように注意します。

    • 特定できた場合

      控えたメモを参考に、「サービス」の設定を元に戻します。

    サービスを3個〜5個ずつチェック
    (特定できなかった場合)

  20. 手順19.で、「サービス」欄の項目にチェックを付けた場合は、チェックを付けた項目名を、メモに控えます。

  21. 「OK」ボタンをクリックします。

    OKボタンをクリック

  22. 「システム構成の変更を有効にするには、再起動が必要な場合があります。」と表示されます。
    「再起動」ボタンをクリックします。

    再起動ボタンをクリック

    パソコンが再起動します。
    なお、「スタートアップ」の項目で原因が特定できている場合は、以降の手順は不要です。

  23. パソコンが再起動したら、パソコンに問題が発生しているかどうかを確認します。

    • 問題が発生しない場合

      チェックを付けた項目に問題はありません。
      手順14.〜手順22. を繰り返し、チェックを付ける項目を追加します。

    • 問題が発生した場合

      チェックを付けた項目に、問題の原因となる常駐アプリが含まれています。
      手順20.で控えたメモを元に、チェックを付けた項目のチェックを1つずつ外し、パソコンを再起動して原因の常駐アプリを特定します。

      その他の動作に支障がないときは、チェックを外したままお使いください。
      問題の対処方法や、特定した常駐アプリのアンインストール方法などは、そのアプリの提供元へお問い合わせください。

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