家庭やオフィスでネットワーク(LAN)を構築する場合、ネットワークの種類や接続するパソコンの台数などによって、必要な機器は異なります。
構築したいネットワークやお使いの環境に応じて、必要な機器を準備してください。

機器の使い方は、機器によって異なります。
設定方法や使い方は、機器のマニュアルをご覧いただくか、機器の提供元へお問い合わせください。
LANケーブル
有線でネットワークを構築するときに使用します。
LANケーブルは2種類あり、構築するネットワークによって、使用するケーブルが異なります。
- ストレートケーブル
ハブやルーターを使用してネットワークを構築するときに使用します。
周辺機器と接続するとき、一般的に使用されるケーブルです。
- クロスケーブル
パソコン同士をケーブルだけで接続するときに使用します。
リバースケーブルとも呼ばれます。

1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-Tの規格は、転送速度に関係します。
お使いのLANカードが対応している速度に応じたケーブルをご用意ください。
LANカード
LAN機能を使用するために必要な機器です。
お使いの機種にLAN機能が搭載されているかどうかを確認する場合は、次のQ&Aをご覧ください。
ハブ(HUB)
ネットワークを分岐/中継する機器です。
2台以上のパソコンでネットワークを構築するときに使用します。

(ハブを使用した接続のイメージ)
ルーター
一般的には、外部のネットワーク(インターネット)と接続するときに、使用される機器です。
複数台のパソコンから、同時にインターネットへ接続するときに使用します。
多くのルーターがハブの機能も備えています。

(ルーターを使用した接続のイメージ)
一般的な家庭で使用されるのは、ブロードバンドルーターやダイヤルアップルーターです。
オフィスなどでは、外部のネットワークに接続しないで、ネットワーク内だけでデータを振り分けるルーターも使用されます。

「DHCPサーバー」という機能を搭載しているルーターでは、LANの設定を簡単に行えます。
アクセスポイント
無線LAN(ワイヤレスLAN)の環境でネットワークを構築するときに使用します。
アクセスポイントは、主にブリッジタイプとルータータイプの2種類です。
ブリッジタイプは、ハブのようにネットワークを分岐/中継することができます。
ルータータイプは、ルーターのように複数台のパソコンが同時にインターネットに接続することができます。
無線LANの通信規格は複数あり、パソコンの無線LANとアクセスポイントの通信規格が対応している必要があります。


お使いのパソコンに搭載されている無線LANの通信規格は、次のQ&Aをご覧になり、確認してください。
パソコンのハードウェアの仕様(CPUや搭載メモリサイズ、ハードディスク容量など)について知りたいときは、何を調べればよいですか。(新しいウィンドウで表示)