ファイルを上書き保存しようとすると「読み取り専用」と表示されます。

内容が変更されると困るファイルに対して、Windowsやアプリの設定で「読み取り専用」にすることができます。
「読み取り専用」になっているファイルは、開いたり、内容を見たりすることはできますが、内容を書き換えて保存することはできません。

ファイルの保存時に「読み取り専用」に関するメッセージが表示されて上書き保存できない場合は、別の名前を付けるか、別の場所に保存してください。

ファイルを上書きしたい場合は、次の手順で「読み取り専用」を解除します。

1番目の確認項目ファイルのプロパティで「読み取り専用」を解除する

次の手順で、Windowsで設定されている「読み取り専用」を解除します。

操作手順の画像は、Windows 11 2023 Update（Windows 11, version 23H2）のものです。
お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。

1. 起動しているアプリをすべて終了します。
   
   
2. 「読み取り専用」を解除するファイルを右クリックし、表示されるメニューから「プロパティ」をクリックします。
   
   
   
   
   アドバイス

   複数のファイルをまとめて設定したい場合は、ファイルを選択した状態で【Ctrl】キーを押しながら、他のファイルをクリックしてください。
   複数のファイルが一度に選択できます。

   
   
3. 「属性:」欄に表示されている、「読み取り専用」にチェックがないことを確認します。
   チェックがある場合は、「読み取り専用」をクリックし、チェックを外します。
   
   
   
   
   アドバイス

   「読み取り専用」のチェックを外せない場合は、パソコンを再起動してから改めて確認してください。

   
   
4. 「OK」ボタンをクリックします。
   
   

2番目の確認項目Word / Excelの「読み取り専用」を解除する

Word / Excelは、ファイルを作成したユーザーが書き込みパスワードを設定して、上書きを防止することができます。

パスワードがわかる場合は、次の手順で「読み取り専用」を解除できます。

操作手順の画像は、Excel 2021 のものです。
お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。

1. 「読み取り専用」を解除するファイルを開きます。
   
   
2. パスワードの入力を求められます。
   ファイルに設定されているパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
   
   
   
   
   アドバイス

   「読み取り専用で開きますか？」と表示された場合は、「いいえ」ボタンをクリックします。
   
   

   
   
3. 「ファイル」タブをクリックします。
   
   
   
   
   
4. 左メニューの「名前を付けて保存」をクリックします。
   
   
   
   
   
5. 「名前を付けて保存」と表示されます。
   「参照」をクリックします。
   
   
   
   
   
6. 「ツール」ボタン → 「全般オプション」の順にクリックします。
   
   
   
   
   
7. 「全般オプション」が表示されます。
   「書き込みパスワード」に入力されている文字を削除します。
   
   
   
   
   アドバイス

   「読み取り専用を推奨する」にチェックが付いている場合は、クリックしてチェックを外します。
   
   

   
   
8. 「OK」ボタンをクリックします。
   
   
   
   
   
9. 「保存」ボタンをクリックします。
   
   
   
   
   
10. 「上書きしますか？」と表示されます。
    「はい」ボタンをクリックします。