パソコンにヘッドホンを接続してもスピーカーから音が出る場合は、再生デバイス(音声を再生する場所)がスピーカーに設定されている可能性があります。
再生デバイスがヘッドホンの場合や再生デバイスにヘッドホンが表示されない場合は、オーディオ兼用端子やサウンドデバイスの設定でヘッドホンが有効になっていることを確認します。
1番目の確認項目再生デバイスを選択する
内蔵スピーカーの他に、ヘッドホンなどの再生デバイスを接続した場合は、再生デバイス(サウンドを再生する場所)を選択する必要があります。
次の手順で、再生デバイスをヘッドホンに変更します。

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
- ヘッドホンをパソコンに接続します。
すでに接続済みの場合は、一度取り外してから、奥までしっかりと接続し直します。
- 通知領域に表示されている「スピーカー」アイコンをクリックします。

- スピーカーアイコンと、つまみが表示されます。
音量の右上に表示されている「
」をクリックします。

- 「再生デバイスを選択します」と表示されます。
「ヘッドホン」または「Realtek HD Audio 2nd output」など、ヘッドホンの再生デバイスをクリックして選択します。

(「Realtek HD Audio 2nd output」が表示されている場合)
アドバイス
- 一覧に項目が1つしかない場合は、「オーディオの兼用端子の機能を切り替える」に進んでください。
- 一覧に再生デバイスが複数表示されて、ヘッドホンの項目を特定できない場合は、一覧を表示したままヘッドホンを取り外してください。
再生デバイスの表示が消えたら、ヘッドホンを接続し直して表示された再生デバイスをクリックして選択してください。
- スピーカーのアイコンに「×」が付いている場合は、クリックしてミュートを解除します。
また、「音量」のつまみをドラッグして音量を調節します。

アドバイス
- 「ドラッグ」とは、マウスのボタンを押したままマウスを動かし、マウスポインターを目的の場所に移動させる操作です。
- ドラッグでお好みの調整が難しい場合は、「音量」のつまみをクリックし、キーボードの【←】キーまたは、【→】キーを押すことでも調整できます。
2番目の確認項目オーディオの兼用端子の機能を切り替える
(オーディオの兼用端子をお使いの場合のみ)
オーディオの兼用端子は、ヘッドホン(音声出力)やマイク(音声入力)など、目的に応じ機能を切り替えて使用します。
オーディオの兼用端子の機能がヘッドホンに設定されていないと、ヘッドホンから音が出てないことがあります。
次の手順で、オーディオの兼用端子の機能がヘッドホンに設定されていることを確認します。
アドバイス
外径 3.5mmのミニプラグのヘッドホンを、パソコンのオーディオの兼用端子に接続している場合のみ設定を確認してください。
USB接続のヘッドホンなどをお使いの場合、設定を確認する必要はないため、「ヘッドホンが有効になっていることを確認する」に進んでください。

(外径 3.5mmのミニプラグ / オーディオ兼用端子の例)

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、表示されるメニューから「デバイスマネージャー」をクリックします。

- 「デバイスマネージャー」が表示されます。
「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」の左側にある矢印をクリックします。

- 表示される項目を確認します。
サウンドデバイスの種類によって、使用する設定画面が異なります。
- 「Realtek High Definition Audio」の場合
「Realtek HD オーディオマネージャ」を使用します。

- 「Realtek(R) Audio」の場合
「Realtek Audio Console」を使用します。

次に、使用する設定画面に応じた項目をクリックして、設定変更の手順を確認してください。
Realtek HD オーディオマネージャの場合
次の手順で、Realtek HD オーディオマネージャの設定を変更します。

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
- ヘッドホン端子、またはオーディオの兼用端子に、ヘッドホンを接続します。
- 「スタート」ボタンをクリックし、すべてのアプリの一覧から「Windows システムツール」→「コントロールパネル」の順にクリックします。
- 「ハードウェアとサウンド」をクリックします。

アドバイス
「ハードウェアとサウンド」が表示されていない場合は、「Realtek HD オーディオマネージャ」をクリックし、 手順5.へ進みます。

- 「Realtek HD オーディオマネージャ」をクリックします。

- 「Realtek HD オーディオマネージャ」が表示されます。
画面右上の黄色いフォルダーのアイコンをクリックします。

- 「オーディオ端子に機器を接続したときの動作の設定」が表示されます。
次のいずれかの項目にチェックがないことを確認します。
チェックがある場合は、対象の項目をクリックし、チェックを外します。
- 内蔵スピーカーを常に有効にします(ヘッドホンなどを接続しても内蔵スピーカーをミュートしません)。
- フロントパネルのジャック検出を無効にします。

(「内蔵スピーカーを常に有効にします(ヘッドホンなどを接続しても内蔵スピーカーをミュートしません)。」が表示された場合)
- 「OK」ボタンをクリックします。

- 画面の右側にある黒い「●」を右クリックし、表示されるメニューから「コネクタを再接続しています...」をクリックします。

アドバイス
- ヘッドホン端子、またはオーディオの兼用端子にヘッドホンを接続していない場合、「●」は灰色で表示され、右クリックしてもメニューは表示されません。
接続しているにもかかわらずメニューが表示されない場合は、機器をもう一度接続し直してください。
- メニューに「コネクタを再接続しています...」が表示されていない場合は、手順11.へ進みます。
- 「デバイスを選択してください。」と表示されます。
「ヘッドフォン」をクリックし、チェックを付けます。

アドバイス
画面は一例です。
表示される項目は機種や環境によって異なります。
- 「OK」ボタンをクリックし、「デバイスを選択してください。」を閉じます。

- 「Realtek HD オーディオマネージャ」に戻ります。
「スピーカー」タブの音量がミュートになっていないことを確認します。
スピーカーのアイコンに「×」が付いている場合は、アイコンをクリックして、ミュートを解除します。

- 右下の「OK」ボタンをクリックし、「Realtek HD オーディオマネージャ」を閉じます。

- 「コントロールパネル」に戻ります。
「×」ボタンをクリックし、「コントロールパネル」を閉じます。
アドバイス
オーディオ端子の機能を別の設定から「ヘッドフォン」に切り替えても音声が再生されない場合は、もう一度「再生デバイスを選択する 」をご覧になり再生デバイスの設定を確認してください。
Realtek Audio Console の場合
次の手順で、Realtek Audio Console の設定を変更します。

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
- ヘッドホン端子、またはオーディオの兼用端子に、ヘッドホンを接続します。
「スタート」ボタンをクリックし、すべてのアプリの一覧から「Realtek Audio Console」をクリックします。
- 「Realtek Audio Console」が表示されます。
「デバイス詳細設定」をクリックします。

- 「コネクタ設定」と表示されます。
次のいずれかの項目がオンになっている場合は、対象の項目をクリックし、オフに切り替えます。
項目がない、またはオフになっている場合は、次の手順に進みます。
- 内蔵スピーカーを常に有効にします
- フロントパネルのジャックポップアップダイアログを無効にする

(「内蔵スピーカーを常に有効にします」が表示された場合)
- 「コネクタを再接続しています」にある、ヘッドホンを接続している端子の「
」をクリックし、表示される一覧から「ヘッドフォン」をクリックします。

アドバイス
画面は一例です。
表示される項目は機種や環境によって異なります。
機種によっては、「背面パネル」や「フロントパネル」など、複数の項目が表示される場合があります。
ヘッドホンを接続している端子の設定を変更してください。
- 「×」ボタンをクリックし、Realtek Audio Console を閉じます。
アドバイス
「コネクタ設定」を別の設定から「ヘッドフォン」に切り替えても音声が再生されない場合は、もう一度「再生デバイスを選択する 」をご覧になり再生デバイスの設定を確認してください。
設定が「ヘッドフォン」だった場合や再生デバイスにヘッドホンが表示されない場合は、「ヘッドホンが有効になっていることを確認する」に進んでください。
アドバイス
機種によって、Realtek Audio Consoleはご購入時の状態でインストールされていません。
インターネットに接続すると、自動的にインストールされることがあります。
3番目の確認項目ヘッドホンが有効になっていることを確認する
サウンドデバイスの設定でヘッドホンが無効になっていると、ヘッドホンから音が出ません。
次の手順で、ヘッドホンが有効になっていることを確認します。

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
- ヘッドホンをパソコンに接続します。
- 「スタート」ボタン→「設定」の順にクリックします。

- 「システム」をクリックします。

- 「システム」が表示されます。
「サウンド」をクリックします。

- 「サウンド」が表示されます。
「サウンドデバイスを管理する」をクリックします。

- 「出力デバイス」の「無効」に「ヘッドホン」または「Realtek HD Audio 2nd output」などヘッドホンの項目が表示されている場合はクリックします。

(「Realtek HD Audio 2nd output」が表示されている場合)
- 「有効にする」ボタンが表示されている場合は、クリックします。
「無効にする」ボタンが表示されている場合は、次の手順に進みます。

(「有効にする」ボタンが表示されている場合)
アドバイス
ボタンには現在の状態と逆の状態が表示されるため、有効の場合は、「無効にする」ボタン、無効の場合は「有効にする」ボタンが表示されます。
- 「←」をクリックします。

- 「サウンド」に戻ります。
「出力デバイスを選択してください」の「
」をクリックし、表示される一覧からヘッドホンの項目をクリックします。

- 「マスター音量」のスピーカーのアイコンに「×」が付いている場合は、クリックしてミュートを解除します。
また、「マスター音量」のつまみをドラッグし、調節します。

アドバイス
- 「ドラッグ」とは、マウスのボタンを押したままマウスを動かし、マウスポインターを目的の場所に移動させる操作です。
- ドラッグでお好みの調整が難しい場合は、「マスター音量」のつまみをクリックし、キーボードの【←】キーまたは、【→】キーを押すことでも調整できます。
- 「マスター音量」のつまみを移動すると、通常はWindowsのシステム音がヘッドホンから再生されます。
Windowsのシステム音は再生され、特定のアプリだけヘッドホンから音が出ない場合は、アプリごとに再生デバイスを設定している可能性があります。
詳しくは、次のQ&Aをご覧ください。
[Windows 10] アプリの再生デバイスを設定する方法を教えてください。
- 「×」ボタンをクリックし、「設定」を閉じます。
4番目の確認項目サウンドドライバーを再インストールする
外径 3.5mmのミニプラグのヘッドホンを、パソコンのオーディオの兼用端子に接続している場合は、サウンドドライバーが正常に動作していない可能性があります。
次のQ&Aをご覧になり、最新のサウンドドライバーをFMVサポートのページからダウンロードして、インストールしてください。
FMVサポートのダウンロードページから、ドライバー類をダウンロードして適用する方法を教えてください。
最新のサウンドドライバーが提供されていないときは、購入時のサウンドドライバーを再インストールします。
サウンドドライバーの再インストール方法は、次のQ&Aをご覧ください。
サウンドドライバーを再インストールする方法を教えてください。(2012年10月発表モデル〜2021年6月・7月発表モデル)
5番目の確認項目他の機器で利用できるかどうかを確認する
音が出ない原因がパソコン側にあるのか、ヘッドホン側にあるのかを確認するため、次の作業を行ってください。
- ヘッドホンを別の機器に接続する
他のパソコンやテレビ、ゲーム機など、他の機器にヘッドホンを接続し音が出るかどうかを確認します。
他の機器で音が出ない場合は、ヘッドホンの設定や動作などに問題がある可能性があります。
ヘッドホンの提供元にご相談ください。
- 他のヘッドホンをパソコンに接続する
他のヘッドホンやイヤホン、外付けスピーカーをお持ちの場合は、パソコンの同じ端子に接続し、音が出るかどうかを確認します。
特定のヘッドホンだけで音がでない場合は、そのヘッドホンの設定や動作などに問題がある可能性があります。
ヘッドホンの提供元にご相談ください。
他の機器ではヘッドホンの音が出る場合、または、パソコンに接続したすべてのヘッドホンで音が出ない場合は、パソコンの設定や動作などに問題がある可能性があります。
パソコンの状態を詳しく確認する必要があるため、チャットサポートにお問い合わせください。
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