Q&Aナンバー【9606-6336】更新日:2024年12月10日

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冬季によくあるパソコンのトラブルと、その対策方法を教えてください。

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質問

冬季に特有の「静電気」、「結露」によるパソコンのトラブルと、その対策方法を教えてください。

回答

冬季は、パソコンが苦手とする静電気が発生しやすくなります。
また、急激な温度変化によって、パソコンの内部に結露が発生することがあります。

冬季に特有のトラブルや対策方法をご紹介します。
この時期もパソコンを快適にお使いいただくために、各項目の内容を確認し、必要な対策をしてください。



1番目の確認項目静電気によるトラブルの例とその対策方法

静電気によるトラブル

電源ボタンやマウス、USB機器の差込口などを通して、パソコンに静電気が流れると、パソコンが誤動作したり起動しなくなったりする可能性があります。

静電気によるトラブルを防ぐためには、次のことを確認してください。

次の項目を順番に確認してください。

  1. 静電気を逃がす
  2. ホコリがたまらないように掃除する

静電気を逃がす

パソコンを操作する手が帯電していると、静電気が発生する可能性があります。

パソコンを使う前に、手を洗い、少し湿った布(タオルなど)でふき取ってください。
また、金属質のものに触れて、静電気を逃がしてください。


アドバイス

静電気の発生を抑えるために、次の点もご留意ください。


  • 静電気を起こしやすい素材を避ける

    パソコンと机、人と衣服など、物質同士が接触すると、摩擦によって静電気が発生します。
    カーペットや毛布など、帯電しやすい素材の上で、パソコンを使わないようにしてください。

    とくに、マイナスに帯電しやすい素材(アクリル、ポリエステルなど)と、プラスに帯電しやすい素材(ナイロン、ウールなど)の組み合わせで、強力な静電気が発生する可能性があります。

  • 室内の湿度を適度に保つ

    冬季は、外の空気が乾燥しています。また、暖房によって、室内も乾燥してしまいます。
    空気が乾燥していると、静電気が発生しやすくなります。

    パソコンを使うときは、室内(周囲)の湿度を適度に保ってください。

    なお、パソコンが動作するのに適した湿度は、20 〜 80 % ですが、静電気の発生率を抑えるためには、50 % 以上の湿度を保つことをお勧めします。

ホコリがたまらないように掃除する

ホコリの多い環境では、パソコンの内部にホコリがたまることがあります。
とくに、厚着をする冬季は、夏季よりもホコリがたまりやすい季節です。

静電気がたまりやすい物質であるホコリが、パソコンの内部にたまらないように、掃除機でホコリを除去するなど、こまめに掃除をしてください。

パソコンのお手入れについて、詳しくは次のQ&Aをご覧ください。

Q&Aパソコンのお手入れをする方法を教えてください。


アドバイス

当社では、お持ちのパソコンを安心して長く使っていただくために、PC引取点検サービスをご用意しています。
PC引取点検サービスは、ハードウェア・ソフトウェアの点検や、内部の清掃を行うサービスです。

サポートページPC引取点検サービス

PC引取点検サービス

2番目の確認項目結露によるトラブルの例とその対策方法

結露によるトラブル

パソコンを温度の低い場所(寒い屋外など)から、温度の高い場所(暖かい室内など)へ急に移動すると、空気中の水分が水滴になる「結露」が発生する可能性があります。
パソコンの内部で結露が発生すると、部品がショートするなど、故障の原因になります。

パソコンを温度の低い場所から高い場所へ移動したときは、直射日光が当たらない風通りの良い場所にパソコンを設置し、室温と同じくらいにあたたまるのを待ってから、パソコンの電源を入れてください。


アドバイス

パソコンを使う室内(周囲)の温度が低すぎると、パソコンの起動に時間がかかったり、起動しなかったりする可能性があります。

機種の温湿度条件は、仕様に記載しています。
仕様は、次のQ&Aをご覧になり、確認してください。

Q&AFMVサポートのホームページで本体の仕様を確認する方法を教えてください。


3番目の確認項目そのほかのトラブルの例とその対策方法

静電気、結露、低温(寒さ)によるトラブルのほかにも、冬季は、暖房器具(エアコン、ヒーター)などの常時使用によって、家庭内の消費電力が高くなるため、ブレーカーが落ちて、トラブルが発生することがあります。

パソコンの使用中にブレーカーが落ちると、作成中のファイルが消失してしまったり、パソコンが故障してしまったりします。

パソコンと暖房器具を同時に使用し、さらに消費電力の高い家電製品(電子レンジなど)を使用する場合は、パソコンのデータを保存したうえで、パソコンの電源、あるいは、他の家電製品の電源を切って、ブレーカーが落ちないようにしてください。


ご参考

  • 静電気、結露、低温(寒さ)に関わらず、さまざまなトラブルで、万が一パソコンが起動しなくなったり、作業中のデータが失われたりしたときのために、定期的にデータのバックアップを行ってください。
    なお、大切なデータは、パソコン内のハードディスクのほかに、CDやDVDなど、外部のメディアにもあわせて保存することをお勧めします。

    データのバックアップと復元の方法については、次のQ&Aをご覧ください。

    Q&Aデータのバックアップ方法について教えてください。

  • 次のホームページで、パソコンの修理に関連するQ&Aを紹介しています。

    一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)
    PC修理関連Q&A
    https://home.jeita.or.jp/pc_tablet/usage/qa.html

このQ&Aは役に立ちましたか?(今後の改善の参考とさせていただきます。)

Q&Aで問題が解決しないときは、下記の方法もお試しください。

その他の便利なサービス(有料)

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