接続中の周波数帯を確認する方法や切り替える方法は、次のQ&Aをご覧ください。
Q&Aナンバー【9702-6203】更新日:2022年12月13日
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無線LANの規格について教えてください。
対象機種 | すべて |
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対象OS |
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質問
回答
次の場合に応じた項目を確認してください。
IEEE 802.11a
米国電気電子学会(IEEE)で定めた規格のひとつで、5GHzの周波数帯の電波を使って、最大通信速度 54Mbps(理論値)の通信が可能です。
総務省により発表された「電波法施行規則の一部を改正する省令」によって規格に違いがあります。
- 2005年5月の省令発表前の規格 : IEEE 802.11a (J52)
- 2007年1月の省令発表後の規格 : IEEE 802.11a (W52 / W53 / W56)
- 2008年秋冬モデル以降の無線LAN搭載機種をお使いの場合は、W52、W53、W56に準拠している製品と相互通信できます。
- 2007年秋冬モデル〜2008年夏モデルの無線LAN搭載機種をお使いの場合は、J52、W52、W53、W56に準拠している製品と相互通信できます。
- 2005年秋冬モデル〜2007年夏モデルの無線LAN搭載機種をお使いの場合は、J52、W52、W53に準拠している製品と相互通信できます。
- 2002年夏モデル〜2005年夏モデルの無線LAN搭載機種をお使いの場合は、J52に準拠している製品と相互通信できます。
- 屋内 / 屋外で利用可能重要
電波法の定めにより、無線LANの電波は、「5GHz帯域の中でW56の周波数帯」だけ屋外で使用可能です。
- Bluetoothワイヤレステクノロジーと周波数帯が異なるため、Bluetoothワイヤレステクノロジー機器を使用しても、通信が途切れにくい
- FMVパソコンの無線LANは、5GHz帯域の特定の電波だけを停止できません。
2012年夏モデル以前の機種は、無線LANユーティリティで5GHz帯域のすべての電波を停止し、2.4GHz帯域の電波だけを発信することができます。
屋外で無線LANを使用する場合は、次のQ&Aをご覧になり、5GHz帯域の電波を停止してください。[無線LAN] 5GHz帯域の電波を停止する方法を教えてください。
- 2002年春モデル〜2005年夏モデルの機種では、J52からW52(改正されたチャンネル)へ対応するモジュールが提供されています(一部機種を除く)。
無線LANのチャンネル変更と、アップグレードについて詳しくは、次のQ&Aをご覧ください。[無線LAN] 新しいIEEE 802.11aのチャンネル方式へのアップグレードについて教えてください。
IEEE 802.11b
米国電気電子学会(IEEE)で定めた規格のひとつで、2.4GHzの周波数帯の電波を使って、最大通信速度 11Mbps(理論値)の通信が可能です。
特徴
- 屋内 / 屋外で利用可能
- Bluetoothワイヤレステクノロジーと同一の周波数帯を使っているため、Bluetoothワイヤレステクノロジー機器を使用すると、通信が途切れることがある
IEEE 802.11g
米国電気電子学会(IEEE)で定めた規格のひとつで、2.4GHzの周波数帯の電波を使って、最大通信速度 54Mbps(理論値)の通信が可能です。
特徴
- 屋内 / 屋外で利用可能
- Bluetoothワイヤレステクノロジー機器と同一の周波数帯を使っているため、Bluetoothワイヤレステクノロジー機器を使用すると、通信が途切れることがある
- 病院などの医療機器や、航空機の操縦管制計器と同一の周波数帯を使っているため、病院や航空機内などでは利用できない
IEEE 802.11bと下位互換性があるため、IEEE 802.11bのアクセスポイントに接続できます。
その場合は、最大転送速度 11Mbps(理論値)の通信が可能です。
IEEE 802.11n(Wi-Fi4)
米国電気電子学会(IEEE)で定めた規格のひとつで、2.4GHzまたは5GHzの周波数帯の電波を使って、最大通信速度 300Mbps(理論値)の通信が可能です。
FMVパソコンでは、IEEE802.11a/b/g/n準拠と記載されている場合は2.4GHz帯と5GHz帯に対応し、IEEE802.11b/g/n準拠と記載されている場合は2.4GHz帯に対応しています。
特徴
- 電波の利用状況に応じて、使用する周波数帯域を変更可能
例) 2.4GHzの帯域で電波干渉が多い場合
5GHzの周波数帯に変更することで、電波干渉による障害を軽減できる可能性があります。
IEEE 802.11nは、2009年9月11日にIEEE(米国電気電子学会)により、それまでの暫定的な規格(IEEE802.11 ドラフト2.0)から、正式な無線LAN標準規格の1つに制定されました。
それにともない富士通は、一部の機種のIEEE802.11 ドラフト2.0を、IEEE 802.11n準拠とします。
対象機種について詳しくは、次のホームページをご覧ください。FMVシリーズの無線LAN規格IEEE 802.11nへの対応について
IEEE 802.11ac(Wi-Fi5)
米国電気電子学会(IEEE)で定めた規格のひとつで、5GHzの周波数帯の電波を使って通信を行います。
最大通信速度は機種によって異なりますが、FMVパソコンは、最大通信速度 866.7Mbps(理論値)、または1.73Gbps(理論値)の通信が可能です。
特徴
- 情報の通り道を広げる「帯域幅の拡大」と、一度に運ぶ情報の量を増やす「変調信号の多値化」によって通信を高速化
- 周波数は、電子レンジやBluetoothも使用している2.4GHz帯を使わず、電波の混雑が少ない5GHz帯のみを使用
IEEE 802.11ax(Wi-Fi6)
米国電気電子学会(IEEE)で定めた規格のひとつで、5GHzまたは2.4GHzの周波数帯の電波を使って通信を行います。
最大通信速度は機種によって異なります。
FMVパソコンは、5GHzの場合で最大通信速度 2.4Gbps(理論値)、2.4GHzの場合で574Mbps(理論値)の通信が可能です。
特徴
- OFDMA(直交波周波数分割多元接続)によって、多くの機器を同時に接続しても効率的に通信が可能
IEEE 802.11ax(Wi-Fi6E)
米国電気電子学会(IEEE)で定めた規格のひとつで、6GHz、5GHzまたは2.4GHzの周波数帯の電波を使って通信を行います。
最大通信速度は機種によって異なります。
FMVパソコンは、6GHz/5GHzの場合で最大通信速度 2.4Gbps(理論値)、2.4GHzの場合で574Mbps(理論値)の通信が可能です。
特徴
- Wi-Fi6Eの「E」は「Extended(拡張)」を意味し、既存のWi-Fi6に6GHzが追加された規格
- 6GHzは使用されている機器が少ない帯域のため電波干渉がなく、混雑しにくい
一部の機種は、Wi-Fi6E(6GHz帯)をご使用になる場合、当社提供のアップデートプログラムを適用する必要があります。
対象機種など詳しくは、次のホームページをご覧ください。