無線LANでインターネットに接続できない場合は、ネットワーク診断を実行し原因を特定して、対処します。
無線LANでインターネットに接続できないときの対処方法は、次のとおりです。
重要
- 無線LANでインターネットに接続するには、無線LANアクセスポイントのネットワーク名(SSID)や、ネットワークセキュリティキーが必要です。
- 無線LANアクセスポイントのセキュリティには、 WEP または TKIP 以外の設定をご利用になることをお勧めします。
これらの規格は古く、セキュリティ上の問題も確認されています。
また、WEP または TKIP をWindows 11で利用すると、インターネットに接続できなかったり、接続が途切れたりする場合があります。
無線LANアクセスポイントの設定などを確認する方法は、製品のマニュアルをご覧になるか、提供元にお問い合わせください。
1番目の確認項目無線LANアンテナを取り付ける
(ESPRIMO WD2/F3)
ESPRIMO WD2/F3で、無線通信内蔵を選択した場合は、パソコンに無線LANアンテナが添付されています。
無線LANアンテナをパソコン本体背面の無線LANアンテナコネクタに取り付けてください。

2番目の確認項目ネットワーク診断を実行する
ネットワーク診断を実行し、インターネットに接続できない原因を特定して、対処します。
ネットワーク診断を実行する方法は、次のQ&Aをご覧ください。
ネットワーク診断を実行する方法を教えてください。(2009年冬モデル以降)
診断結果に応じた項目をクリックし、確認して、対処してください。
ネットワーク接続が無効です
「ネットワーク接続が無効です」と表示される場合は、ネットワーク接続が無効になっている可能性があります。
「ネットワーク接続有効」ボタンをクリックし、ネットワーク接続を有効にします。

対処後に、「ネットワーク診断」の画面左にある「再診断」をクリックし、もう一度診断結果を確認します。
電波を発信していません
次のいずれかの可能性があります。
- OSの機能で「Wi-Fi」の電波が切断されている
- OSの機能で「機内モード」が「オン」になっている
「電波発信」ボタンをクリックし、電波を発信します。

対処後に、「ネットワーク診断」の画面左にある「再診断」をクリックし、もう一度診断結果を確認します。
無線LANアクセスポイントが見つかりません
「無線LANアクセスポイントが見つかりません」と表示される場合は、無線LANアクセスポイントの電源が入っていない、または電波が届いていない可能性があります。
無線LANアクセスポイントの電源が入っているかどうかを確認します。
無線LANアクセスポイントに問題がない場合は、設置環境を確認します。
確認する内容は、次のとおりです。
- パソコンと無線LANアクセスポイントの距離が遠いときは、無線LANの電波が確実に届く範囲に設置し直す。
- 遮蔽物(壁、ドア、天井、床、柱など)があるときは、遮蔽物がない位置に設置し直す。
- Bluetooth ワイヤレステクノロジー機器や通信機械など、異なる規格の無線機器が近くにあるときは、ない場所に設置し直すか、それらの電源を切る。
- テレビ機能をお使いの場合で、古いブースターや分配器、壁面端子などを使用していたり、同軸ケーブルの芯線がむき出しになっていたりするときは、配線を取り外す。
改善した場合は、テレビ関連の配線や機器から電波が外部に漏れないように、適切な機器の使用や工事が必要です。
- そのほかの電気製品(特に電子レンジなど高周波を出す機械)が近くにあるときは、離れた位置に設置し直す。
- 放送局や高圧電線が近くにあるときは、パソコンや無線LANアクセスポイントの位置や向きを変えてみる。
対処後に、「ネットワーク診断」の画面左にある「再診断」をクリックし、もう一度診断結果を確認します。
IPアドレスが無効です / デフォルトゲートウェイが無効です
「IPアドレスが無効です」または「デフォルトゲートウェイが無効です」と表示される場合は、IPアドレスが正しく取得できていない可能性があります。
「IPアドレス情報」欄の、「IPアドレスを自動的に取得する」に表示されている内容によって対処します。

- 「無効」と表示されている場合
固定にしているIPアドレスやデフォルトゲートウェイの設定が、正しいかどうかを確認します。
設定を確認する方法は、次のQ&Aをご覧ください。
[Windows 11] IP アドレスの設定方法を教えてください。
アドバイス
IPアドレスを固定にする必要がない場合は、IPアドレスを自動的に取得する設定にすることをお勧めします。
- 「有効」と表示されている場合
「アドレス再取得」ボタンをクリックし、IPアドレスを正常に取得できるかどうかを確認します。
対処後に、「ネットワーク診断」の画面左にある「再診断」をクリックし、もう一度診断結果を確認します。
DNSが無効です
「DNSが無効です」と表示された場合は、DNSサーバーの設定が正しくない可能性があります。

次の項目を確認します。
- IPアドレスが固定で、DNSサーバーのアドレスが空欄になっていないかどうか確認する
IPアドレスを固定にしている場合は、DNSサーバーのアドレスも入力する必要があります。
DNSサーバーの設定を確認し、必要に応じて設定します。
設定を確認する方法は、次のQ&Aをご覧ください。
[Windows 11] IP アドレスの設定方法を教えてください。
アドバイス
IPアドレスを固定にする必要がない場合は、IPアドレスを自動的に取得する設定にすることをお勧めします。
- プロバイダーからDNSサーバーのアドレスを指定されているかどうか
プロバイダーによっては、DNSサーバーを設定しないと、インターネットに接続できない場合があります。
DNSサーバーのアドレスなどについては、ご契約のプロバイダーにお問い合わせください。
対処後に、「ネットワーク診断」の画面左にある「再診断」をクリックし、もう一度診断結果を確認します。
DNSの名前変換ができません
「DNSの名前変換ができません」と表示された場合は、プロバイダーから指定されているDNSサーバーのアドレスが、設定されていない可能性があります。
ご契約のプロバイダーでは、DNSサーバーのアドレスを指定する必要があるのかどうかを確認します。
ご不明な点は、プロバイダーにお問い合わせください。
対処後に、「ネットワーク診断」をもう一度実行して、診断結果を確認します。
インターネットアクセスができません
「インターネットアクセスができません」と表示された場合は、正しくないIPアドレスを設定しているか、無線LANプロファイルの設定が正しくない可能性があります。
「IPアドレス情報」欄の、「IPアドレスを自動的に取得する」に表示されている内容によって対処します。

対処後に、「ネットワーク診断」の画面左にある「再診断」をクリックし、もう一度診断結果を確認します。
インターネットアクセスが可能です
「インターネットアクセスが可能です」と表示された場合は、インターネットに接続できる状態です。

Internet Explorer を起動し、ホームページが表示されるかどうかを確認します。
ホームページが表示されない場合は、ネットワーク診断を表示したまま、次の「無線LANプロファイルを再作成する」に進みます。
3番目の確認項目無線LANプロファイルを再作成する
作成済みの無線LANプロファイルを削除し、もう一度無線LANプロファイルを作成します。
再作成した無線LANプロファイルでインターネットに接続できるかどうかを確認します。
手順は、次のとおりです。

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
- 「スタート」ボタン→「設定」の順にクリックします。
スタートメニューに「設定」がない場合は、「スタート」ボタン→右上の「すべてのアプリ」→「設定」の順にクリックします。

- 「設定」が表示されます。
「ネットワークとインターネット」をクリックします。

アドバイス
「ネットワークとインターネット」が表示されていない場合は、「設定」の左にある「
」(ナビゲーションを開く)→「ネットワークとインターネット」の順にクリックします。
- 「ネットワークとインターネット」が表示されます。
「Wi-Fi」をクリックします。

- 「既知のネットワークの管理」をクリックします。

- 「既知のネットワークの管理」から削除するネットワーク名(SSID)にある、「削除」ボタンをクリックします。

- 「×」ボタンで設定画面を閉じます。
引き続き、無線LANプロファイルを作成します。
操作手順は「無線LANプロファイルが未登録です」をご覧ください。
4番目の確認項目パソコンとネットワーク機器を再起動する
次の手順で、パソコンとネットワーク機器を再起動し、インターネットに接続できるかどうかを確認します。

お使いの環境によっては、表示される画面が異なります。
- 次のQ&Aの「パソコンの電源を切る」の手順をご覧になり、完全にパソコンの電源を切ります。
[Windows 11] 電源を切る方法または再起動する方法を教えてください。
- コンセントから電源プラグを抜きます。

アドバイス
ESPRIMO DH(WD)シリーズなど一部のデスクトップパソコンで、アース線をコンセントのアースネジに差し込んでいる場合は、アースネジからアース線を外します。

- パソコン本体から、ACアダプターを取り外します。

(ACアダプタを取り外すイメージ)
アドバイス
ESPRIMO DH(WD)シリーズなど、一部のデスクトップパソコンでは、パソコン本体から電源ケーブルを取り外します。

(電源ケーブルを取り外すイメージ)
- ノートパソコンの場合は、バッテリパックも取り外します。
- LANケーブルなど、配線されているほかの機器についても、それぞれ所定の手順で電源を切ってから、電源ケーブルを取り外します。
アドバイス
- IP電話機能があるADSLモデムの場合は、電源を切ると一時的に電話ができなくなる可能性があります。
あらかじめ、お使いの機器の取扱説明書などで確認してください。
- 一部のCATV(ケーブル)モデムなどは、常にデータ通信を行っているため、電源を切れないことがあります。
ご利用のケーブルテレビのプロバイダーにお問い合わせください。
- ケーブルを取り外した状態で、お使いの機種に応じて、次の時間パソコンを置きます。
- デスクトップパソコンの場合:約1分
- ノートパソコンの場合:約2分
アドバイス
ノートパソコンやタブレットパソコンで内蔵バッテリパックを外していない場合は、そのまま次の手順に進みます。
- 時間が経過したら、パソコン本体にACアダプタまたは、電源ケーブルを接続します。

(ACアダプタをパソコン本体に接続するイメージ)

(電源ケーブルをパソコン本体に接続するイメージ)
ノートパソコンの場合は、内蔵バッテリパックも取り付けます。
- 電源プラグをコンセントに差し込みます。

アドバイス
ESPRIMO DH(WD)シリーズなど一部のデスクトップパソコンの電源プラグにはアース線が付いています。
コンセントにアースネジがある場合は、先にアース線をアースネジに差し込んでから、コンセントに電源プラグを差し込みます。

重要
延長コードや電源タップを経由せず、できる限りコンセントに直接接続してください。
- ネットワーク機器 → パソコンの順に、電源を入れて、動作を確認します。
5番目の確認項目ドライバー類をアップデートする
無線LANドライバーなど、ドライバーによっては無線LANの安定性を改善した更新内容が含まれています。
お使いの機種に提供されているドライバー類を最新の状態に更新してください。
ドライバー類をアップデートする方法は、次のQ&Aをご覧ください。
ドライバーやアプリなどのアップデート方法を教えてください。