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「で、仕事以外ではどう使ってるの?」 というのがその友人から発せられた次の質問であった。 INTERTOPは持ち運びしやすいので、あちこち持ち運ぶ事ができる。 仕事で便利なのは分かったが、それなら仕事以外ではどんな使い方ができるのであろうか? というのが疑問だったらしい。 趣味に関する調べ物や、ちょっとしたお絵かき帳、といったことの他に何があったろうか...... 「あ、そうだこれがあった」 「何?」 「日記帳!」 そうなのだ、私は最近日記帳代わりにINTERTOPを使おうとしているのだ。 ことの始めは去年の年末。 私はデパートの書籍コーナーで一風変わった本を見つけたのだ。 正確に言うならば、文庫本に似せた装丁の日記帳と言えば良いだろうか。 見てくれは何々文庫の文庫本でございます、という感じなのだが、ページを開くと1年分の日付が入っているのだ。 日記帳として使っているうちに、1年後にはあなたの1年のストーリーが出来上がる、という寸法である。 こう見えても私は小学生のころは日記帳をきちんと付けていたのだ。 今では考えられないことだが、小学生の頃の私にはそんな精神的なゆとりがあったのである。 (まぁ小学生なので当たり前と言えば当たり前であるが....) で、その文庫本的な日記帳だが、三日坊主になることを恐れて買わなかった。 しかしそれ以来、日記を付けるということが気になっていたのだ。 毎晩ぶっ倒れるようにベッドに入るので、寝る前に改まって日記を付けるなんて暇はない。 どこでも簡単に、移動中でもOKな日記帳はないだろうか.... で、思いついたのがモバイルスイートの予定表に、その日あったことを記入してゆくという手なのである。 目的は「半年くらい前に自分は何をしていたのか?」というのが分かるということだ。 最近忙しさが加速するあまり、1年前はおろか半年前でも自分が何をやっていたのかを覚えていないのである。 去年の夏から秋にかけて、私はとある仕事で大はまりしてしまい、連日午前様という毎日を送っていた。 しかし、今思うとその頃の記憶が全く...ないのである。 あの頃私は何をやっていただろうか....というのが見事に吹き飛んでいるのだ。 「去年の夏俺って何してたっけ」と、家族の者に聞くのもなんだか変である。 確かにモバイルスイートの予定表に予定を入れるようになったので、少しは記憶がたどれるようになった。 しかし単に仕事の予定だけを入れるのではなく、スケジュール編集画面の「内容」の欄に一言二言でも良いので、その日にあったことや感じた ことを入れておくのだ。 日記帳というにはおこがましいが、これだけでも少しは違うだろう。 何故にそう思っているのか? 最近ふと感じたのだが、先日ウチの子が3歳になった。 彼女が初めて立った日はいつか、はじめて言葉をしゃべったのはいつか、はじめてプールに入った日はいつか.... 残念ながら私の記憶からはすっぽりと抜け落ちてしまっている。 たぶんウチの奥さんはある程度記録しているはずだが、私は全然覚えていないのである。 INTERTOPの中に、そんな「ちょっとした記録」を残してみてはどうだろうか。 と、最近思っているのである。 そして少し時間がたってから、なんとなく読み返してみるのである。 その時INTERTOPの中にはどんなことが入力されているのであろうか。 |
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