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富士通

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あったかい心がつまった「らくらく本」ができました。

心温まるエピソードのご紹介

停電、その時

家には従来の電話もあるし、ひとり暮らしの年寄りが今更大して使う事もない、それより新しい物に取り組むのが億劫だった私が携帯電話を持ったのは、やむなく友人の仕事を手伝うというきっかけからだった。仕事の打合せ、待合せの折等、こんな便利な物はない。ある夜、遅いというのに停電があった。不運にも自分の家だけ消えていた。早速に電力会社に電話しようとしても電気がないと通じない。いささか慌てた。そして携帯電話を思い出した。すぐに電力会社に連絡、携帯電話で聞きながら家の分電盤を操作、明るく電気がついた時はホッとした。公衆電話までは遠いのでどうなっていただろう。緊急な時、又ひとり暮らしの私には貴重な物になって仕舞った。あれ程持つのを嫌っていた私が、今ではらくらくホンに替えてメールを仕合ったり写真を撮ったり楽しい日々を重ねている。健康維持にひとり暮らしの年寄りに脳活性化と明るい人生を送らせてくれている。らくらくホンよ有りがとう!

染谷 真知さん 70代