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富士通

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あったかい心がつまった「らくらく本」ができました。

心温まるエピソードのご紹介

入院中のメール

定年退職の折、先輩からアドバイスを受けました。「家には主婦という名の手強い住人がいる。つかず離れず、感謝の気持ちを忘れるな」。その手強い相手から、しばらくして退職記念にもらったのがブルーのらくらくホンII。お互いの連絡用とのことでしたが、アナログ世代のゆえ、外出時につい忘れがち……。子供達から、「もったいない。解約したら」と言われる始末でした。ところが昨年夏、食道がんで4ヶ月入院、かみさんとの連絡用に大活躍したのがらくらくホンでした。院内では携帯はダメなので、もっぱら外でのメールのやり取り。かみさんからの『大丈夫?元気ですか』、私からの『かろうじて生きている。看護師さんが優しくしてくれるが、食事が喉を通らない』などなど。つい気弱になる状態の中で、かみさんのメールにどれほど励まされたことか。退院時に送ったメールはもちろん、『ありがとう。感謝してるよ』でした。面と向かって言うのは照れくさかったものですから。

蒲公英(タンポポ)さん 60代