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Blasterウイルス(ワーム)に感染した場合の復旧方法/予防方法
2003年8月15日掲載
2003年8月22日更新

WindowsNT(R) 4.0 , Windows Server 2003では、今のところBlasterウイルス(ワーム)への感染は報告されていません。
しかし、WindowsNT(R) 4.0 , Windows Server 2003にもMS03-026の脆弱性は存在するため、新たなウイルス(ワーム)への予防として、こちらの手順でセキュリティ修正プログラムのインストールを行ってください。
  1. パソコンに接続されている通信回線(LANケーブル、電話線)を外します。

    操作のしかたについては、こちらを参考にしてください。
    通信回線を外す手順について


  2. ファイアウォールの設定を一時的に変更します。Windows OSにより操作が異なります。

    ⇒Windows(R) XPの場合
      Windows(R) XP標準のファイアウォール機能を使用し、必要なポートだけを開放する設定を行います。

    (1) [スタート]ボタン→[コントロールパネル]→[ネットワークとインターネット接続]の順にクリックします。 (ただし、クラシック表示を選択している場合は[ネットワークとインターネット接続]は表示されません。)
    (2) [ネットワーク接続]をクリックします。
      「ネットワーク接続」をクリックします
    (3) 利用しているネットワークアイコン(標準はローカルエリア接続)を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
      「プロパティ」をクリックします
    (4) ?@[詳細設定]タブをクリックし、?A[インターネットからこのパソコンへのアクセスを制限したり防いだりして、パソコンとネットワークを保護する]チェックボックスをクリックし、チェックを入れて()、?B[OK]ボタンをクリックします。
      ファイアウォールを有効にします。

    ⇒Windows(R) 2000の場合
      分散COM(DCOM)を一時的に無効にします。
    (1) [スタート] から[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
    (2) 名前欄に dcomcnfg と入力し[OK]ボタンをクリックします。
    (3) [既定のプロパティ] タブを表示し、[このコンピュータ上で分散COMを有効にする] チェックボックスをオフにして()、[OK]ボタンをクリックします。

  3. 【Ctrl】キーと【Shift】キーを押しながら【Esc】キーを押し、[タスクマネージャ]を起動します。

  4. ?@[プロセス]タブをクリックし、?A[イメージ名]の欄に、"msblast.exe"プログラムがある場合、そのファイル名"msblast.exe"をクリックし、?B[プロセスの終了]ボタンをクリックします。
    タスク マネージャにmsblast.exeがないか調べます。
    "msblast.exe"がなく、[緊急] Blasterウイルス(ワーム)の対策/予防についての[1.感染した場合の症状事例] に記載された症状が該当しない方は、閉じるボタンをクリックし、[タスクマネージャ]を終了して、手順7.に進んでください。

  5. [タスクマネージャの警告]が表示されますので、[はい]をクリックします。

  6. [イメージ名]の欄から"msblast.exe"プログラムが消えたことを確認し、閉じるボタンをクリックして、[タスクマネージャ]を終了します。

  7. 通信回線(LANケーブル、電話線)をパソコンに接続します。

  8. インターネットに接続します。

  9. ウイルスの駆除を実行します。
    セキュリティソフト会社より駆除ソフトをダウンロードして、駆除を行います。
    セキュリティソフトの使用方法につきましては、「使用上の注意」をよく読み、自己の責任において使用してください。

    主な修復ツール提供サイト

    マカフィー株式会社:
      http://www.mcafee.com/japan/security/stinger.asp
    トレンドマイクロ株式会社:
      http://esupport.trendmicro.com/ja-jp/default.aspx
    株式会社シマンテック:
      http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.blaster.worm.removal.tool.html

  10. Windowsセキュリティ上の脆弱性 MS03-026 修正モジュールを適用します。

    ⇒Windows(R) XP の場合
    (1) Windows(R) XP用 MS03-026のセキュリティ修正プログラム(1,262KB) ダウンロード]をクリックします。
    (2) [ファイルのダウンロード]が表示されますので、[保存]をクリックします。
      [保存]をクリックします
    (3) [名前を付けて保存]の画面が表示されますので、保存する場所を[デスクトップ]に変更し、[保存]をクリックします。
      [デスクトップ]に保存します。
      次の画面が表示されてダウンロードが始まります。
      ダウンロードが始まります。
    (4) ダウンロードが終了したら、デスクトップの画面上に[Windows(R) XP-KB823980-x86-JPN]が作成されていることを確認します。
    (5) 作成された[Windows(R) XP-KB823980-x86-JPN]をクリック(またはダブルクリック)し、画面の手順にそってインストールしてください。
    インストールが正常に行えたかどうかの確認は、[スタート]ボタンより → [コントロールパネル] → [プログラムの追加と削除]の順にクリック(またはダブルクリック)して、 [現在インストールされているプログラム]欄に、[Windows(R) XP ホットフィックス - KB823980] が表示されれば完了です。

    ⇒Windows(R) 2000 の場合
    (1) Windows(R) 2000用(SP2 以降) MS03-026のセキュリティ修正プログラム(899KB) ダウンロード]をクリックします。
    (2) [ファイルのダウンロード]が表示されますので、[保存]をクリックします。
    (3) [名前をつけて保存]の画面が表示されますので、保存する場所を[デスクトップ]に変更し、[保存]をクリックします。
    (4) ダウンロードが終了したら、デスクトップの画面上に[Windows(R) 2000-KB823980-x86-JPN]が作成されていることを確認します。
    (5) 作成された[Windows(R) 2000-KB823980-x86-JPN]をクリック(またはダブルクリック)し、画面の手順にそってインストールしてください。
    インストールが正常に行えたかどうかの確認は、[スタート]ボタンより[設定] → [コントロールパネル] → [アプリケーションの追加と削除] の順にクリック(またはダブルクリック)して、 [現在インストールされているプログラム]欄に、[Windows(R) 2000 ホットフィックス - KB823980] が表示されれば完了です。

  11. 全ての作業が終了しましたら、手順2.でファイアウォールの設定にチェックをつけた方は元に戻してください。(以前から設定されている方はそのままで結構です。)
    Windows(R) XPでは、[インターネットからこのパソコンへのアクセスを制限したり防いだりして、パソコンとネットワークを保護する]チェックボックスのチェックを外して()、[OK]ボタンをクリックします。
    このとき、次のウィンドウが表示されますが、上記の対応が終わっていればファイアウォールの設定をオフに戻しても、Blasterウイルス(ワーム)に感染することはありません。

    ファイアウォールをオフにした時

    Windows(R) XP のインターネット接続ファイアウォールに関する情報は下記のマイクロソフト社のページをご覧ください。
    Windows(R) XP のインターネット接続ファイアウォールについて
    インターネット接続ファイアウォールでポートを手動構成する必要のあるプログラム

    Windows(R) 2000では、[このコンピュータ上で分散COMを有効にする]チェックボックスにチェックを入れて()、[OK]ボタンをクリックします。

※なお、Windowsについてのその他の修正は適用されません。
その他の修正に関しましては後日、マイクロソフト社のホームページよりWindows Updateを実施してください。
−以上−