トップへ 前項目 次項目 索引

パソコン本体のRAS機能

ここでは、RASカードを取り付けずに使用できるRAS機能を説明します。

重要

□ メモリエラーの検出

メモリ上のデータ不正を検出するための機能です。
メモリエラーの検出は、パソコン本体が行い、パソコン本体がNMI割り込みを発生します。

□ 内部温度異常の検出

装置異常などによるパソコン本体の温度異常を検出後、アラームランプが点灯し、シャットダウン処理を実行して、パソコン本体の電源を切断します。

□ ファン回転停止異常

ファン回転停止の検出後、アラームランプが点灯し、シャットダウン処理を実行して、パソコン本体の電源を切断します。

□ 外部機器温度異常の検出

基本RASコネクタの*ETMP0端子がオープン→ショートされたとき、アラームランプが点灯し、シャットダウン処理を実行して、パソコン本体の電源を切断します。

□ アラーム出力

外部機器温度異常時、内部温度異常時、ファン回転停止異常時、基本RASコネクタから出力します。

□ リセットスイッチ

パソコン本体のオペレーションパネルのリセットスイッチが押されると、パソコン本体をリセットします。

□ リモートリセット

パソコン本体のオペレーションパネルのリセットスイッチ以外に、基本RASコネクタの*RMTRST0端子がショートされたとき、外部からパソコン本体をリセットします。

□ 復電自動投入

パソコン本体の電源スイッチが「」側のときにAC電源が入力されると、スイッチの操作を行わなくてもパソコンの本体の電源を投入します。

□ リモート電源ON/OFF

パソコン本体電源の投入や切断を、本体電源スイッチ以外で外部から行うことができます。パソコン本体前面のオペレーションパネルの電源モードスイッチを「REMOTE」側にすると、基本RASコネクタの*RMTIN0端子からパソコン本体電源の投入、切断ができます。
ポイント

□ ステータス表示

異常内容を示すステータスコードをパソコン本体のオペレーションパネルのステータス表示部(Click)に表示します。

□ アラームランプ

内部温度異常、ファン回転停止異常、外部機器温度異常が発生した場合、オペレーションパネルのRASランプ(Click)が点灯します。

□ ソフトウェア電源切断

ソフトウェアによりパソコン本体電源を切断します。

□ シャットダウン

パソコン本体電源を切断する前にシステムのデータを退避させます。

□ ロギング機能

アラーム検出時の履歴データをイベントビューアに記録します。

□ スケジュール運転機能

パソコン本体電源の投入、切断をスケジュールに沿って自動的に行うことができます。
スケジュール運転機能を使用するには、「スケジュール運転ユーティリティ」をインストールする必要があります。詳しくは、添付の「アプリケーションディスク」内の「¥Readme.txt」をご覧ください。

■ ステータス表示一覧

ステータス表示部(Click)は次の状態を示しています。

ステータス(1桁)
現 象
0
正常状態
1
吸気ファン(FAN1)アラーム発生
2
電源ユニットファンアラーム発生
3
CPU排気ダクトファン(FAN3)アラーム発生
4
CPU排気ダクトファン2(FAN4)アラーム発生
5
オプションスロットファン(FAN2)アラーム発生
6
5インチベイ排気ファン(FAN5)アラーム発生
7
吸気部温度アラーム発生
9
外部機器温度異常検出(基本RASより)
A
電源関連の異常発生
B

ポイント

トップへ 前項目 次項目 索引

All Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 2006