トップへ 前項目

コンフィグレーション

■ SCSISelectユーティリティ

本カードには、メニュー方式のSCSISelectコンフィグレーションユーティリティが入っており、このユーティリティによりパソコンを開けたり、ボードを操作したりせずに、SCSIカードの設定を変更することができます。SCSISelectにはSCSIディスクユーティリティも入っており、SCSIハードディスクドライブのディスクメディアを低レベルフォーマットしたり、検査したりすることができます。

□ SCSISelectユーティリティの起動

付属のSCSISelectユーティリティのフロッピーディスクをパソコン本体のフロッピーディスクドライブに入れ、電源を入れるか、再起動します。

SCSISelectメニューの使用

SCSISelectはメニュー方式で、選択できるオプションを一覧表示します。オプションを選択するには、↑と↓のキーを使いカーソルを選択したいオプションまで移動し、Enterを押します。

オプションを選択するため、更に別のメニューを表示させなければならない場合もあります。Escキーを押せば、いつでも前のメニューに戻ることができます。オリジナルのSCSISelectデフォルト値を回復したい場合は、F6キーを押してください。F5キーは、1回押す毎にカラー画面と白黒画面との間で切り換えることができます。(モニタの機種によってはこの機能が働かないものもあります。)

SCSISelectの終了

SCSISelectを終了するには、終了したいかのプロンプトのメッセージが出るまでEscキーを押してください(本カードの設定を変えてあると、終了する前に変更を保存したいか質問するプロンプトが出されます)。このプロンプトで、Yesを選択すると終了し、任意のキーを押すとパソコンはリブートします。SCSISelectで何か変更した場合には、パソコンをリブートしなければこの変更は有効となりません。

□ SCSISelectのデフォルト設定

本カードは、下記の表に示すようにデフォルト設定されています。大体のPCIパソコンは、このデフォルト設定で正しく作動することができます。このデフォルト設定を変更する必要がない場合は、SCSISelectを実行する必要はありません。

どんなときに設定変更が必要となるかについては、本書下記の各設定の説明を参照してください。

SCSIバスインタフェースオプション
デフォルト設定
Host Adapter SCSI ID(SCSIカードSCSI ID)
SCSI Parity Checking(SCSIパリティチェック)
Host Adapter SCSI Termination(ホストアダプタSCSIターミネーション)
7
Enabled
Automatic
SCSI機器設定オプション
デフォルト設定
Sync Transfer Rate
Enable Disconnection
20 MB/秒
Yes(有効)

SCSIバスインタフェースオプション

基本となるSCSIカードの設定は、SCSISelectの設定の中で最も変更を必要とする設定です。

SCSI機器設定オプション

このオプションにより、SCSIバスにある各SCSIデバイスに特定のパラメータを構成することができます。デバイスを構成するには、そのデバイスに割り当てられているSCSI IDを知っていなければなりません。SCSI IDがわからない場合は、「SCSIディスクユーティリティの使用」(Click)を参照してください。

□ SCSIディスクユーティリティの使用

SCSIディスクユーティリティを使用したい場合は、SCSISelect開始後表示されるメニューからSCSIディスクユーティリティオプションを選択してください。一旦オプションが選択されると、SCSISelectは直ちにSCSIバスをスキャンし、全てのSCSI IDとIDが割り当てられたデバイスを並べたリストを表示します。

特定のIDとデバイスを選択すると、小さいメニューが表示され、Format DiskとVerify Disk Mediaのオプションが表示されます。

ポイント

■ 複数のSCSIカードの構成

パソコンに複数の本カードをインストールすることができます。ただし使用可能なPCIバススロットの数に制限があります(インストールとセットアップは本カードを1つ導入する場合と同じです)。インストールする各SCSIカードは、異なるSCSIデバイスで別のSCSIバスを作ります。

パソコンに複数のSCSIカードを使用する場合は、下記の点を配慮してください。


トップへ 前項目

All Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 2004