□ BIOSでセキュリティチップの設定を変更できない(FMV-Wシリーズ以外の場合)
BIOSで、セキュリティチップの使用や、セキュリティチップのデータをクリアする設定を行うためには、管理者用パスワードの設定が必要です。管理者用パスワードが設定されているか確認してください。
□ Infineon TPM Professional Package(Infineon Security Platform)ユーティリティがインストールできない
ソフトウェアをインストールするには、BIOSでセキュリティチップを使用する設定になっている必要があります。BIOSの設定を確認してください。
BIOSの設定については、パソコンまたはワークステーション本体の『製品ガイド』をご覧ください。
□ Windowsログオン時に機器が変更された旨のエラーメッセージが表示される
前回の起動からハードウェアの構成や設定が変更された可能性があります。ハードウェア構成やBIOS設定など変更されていないか確認してください。変更があった場合は、機器を登録したときの状態に戻してください。
なお、変更の内容によっては、機器を登録したときの状態に戻しても、エラーメッセージが解除されない場合があります。詳しくは「認証デバイスについて」−「セキュリティチップ」−「機器監査について」をご覧ください。
□ Windowsログオン時にユーザーキーパスワードエラーになる
SMARTACCESSによるWindowsログオンを有効にしている場合には、Windowsのパスワードではなくセキュリティチップのユーザーキーパスワードを入力してください。
□ EFSが利用できない
EFSを利用するにはハードディスクがNTFSでフォーマットされていることが必要です。FAT32のドライブではEFSを利用することはできません。なお、Windows XP Home Editionでは、EFSは利用できません。
□ セキュリティチップを「Disabled」(FMV-ESPRIMO、FMV FAパソコン、CELSIUSシリーズの場合)または「使用しない」(FMV-LIFEBOOK、FMV-STYLISTICの場合)に設定すると、Windowsにログオンできなくなった
SMARTACCESSによるWindowsログオンを設定した状態で、セキュリティチップを「Disabled」(FMV-ESPRIMO、FMV FAパソコン、CELSIUSシリーズの場合)または「使用しない」(FMV-LIFEBOOK、FMV-STYLISTICの場合)に設定すると、セキュリティチップに保存していたWindowsパスワードが利用できず、Windowsにログオンできなくなる場合があります。その場合はセキュリティチップを「Enabled」(FMV-ESPRIMO、FMV FAパソコン、CELSIUSシリーズの場合)または「使用する」(FMV-LIFEBOOK、FMV-STYLISTICの場合)に設定し直すか、「回避パスワード」でログオンする必要があります。なお、「回避パスワード」でログオンしても、セキュリティチップで保護された環境は安全に管理されています。
回避パスワードについては『SMARTACCESS/Premiumリファレンスガイド 機能編』または『SMARTACCESS/Basicリファレンスガイド 機能編』をご覧ください。
□ ハードウェア構成を変更したためにWindowsにログオンできなくなった
ハードウェアの構成を変更すると、SMARTACCESSの機器監査機能によりWindowsにログオンできなくなります。その場合はハードウェア構成を登録したときの設定に戻すか、機器構成を登録しなおす必要があります。設定方法については、次のマニュアルをご覧ください。
□ リストアを行うとユーザーキーパスワードが変わることがある
「認証デバイスについて」−「セキュリティチップ」−「リストアについて」に従ってリストアを行った場合、ユーザーキーパスワードには、バックアップを行った時点でのパスワードが設定されます。
そのため、バックアップ後にユーザーキーパスワードを変更しても、復元すると、バックアップを行った時点でのパスワードに戻ります。
□ ソフトウェアのインストール時に「アプリケーションエラー」が表示されることがある
「インストールと設定」の手順に従ってソフトウェアをインストールしない場合、「アプリケーションエラー」が表示されることがあります。
もし表示された場合、ソフトウェアのインストールを引き続き行い、インストール終了後は表示画面に従ってWindowsを再起動してください。再起動後は正常に動作します。
□ SMARTACCESSでユーザ初期化を行うと、失敗することがある
SMARTACCESSをインストール時に、セキュリティチップがクリアされていない状態で行うと、ユーザ初期化に失敗することがあります。インストール時にはセキュリティチップがクリアされていたかどうか確認してください。クリアされていなかった場合にはSMARTACCESSをアンインストールし、BIOSでセキュリティチップをクリアした後、再度SMARTACCESSをインストールしてください。
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