クリティカル状態からの復旧

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ディスクアレイを構成する2台のハードディスクのうち、どちらか一方のハードディスクがディスクアレイから切り離されるとクリティカル状態になります。クリティカルは非冗長の状態であり、できるだけ早期にディスクアレイを正常状態に復旧する必要があります。

■ クリティカル状態からの復旧手順

次の手順に従って、ディスクアレイを正常な状態に復旧してください。

• ハードディスクの一時的な応答遅延などの一過性の症状によってディスクアレイから切り離され、ドライブステータスに「リビルドが必要」と表示される場合があります。この場合は「SteelVine Manager」から手動でリビルドを実行することが可能です。ただしリビルドが正常に完了しない場合はハードディスクを交換してください。
• 過去にディスクアレイから切り離されたことがあるハードディスクが再び「リビルドが必要」と表示された場合は、ハードディスク自体の劣化が考えられるため、新しいハードディスクに交換してください。

1. 「SteelVine Manager」の画面を開き、ドライブステータスに「正常」と表示されていないハードディスクのドライブ番号を確認します。

   次の図は、ドライブ#0がディスクアレイから切り離された状態を示しています。

• ドライブステータスに「リビルドが必要」と表示されている場合は手順2へ進んでください。
• 過去に同じハードディスクで「リビルドが必要」と表示されたことがある場合は手順3へ進んでください。
• ドライブステータスに「検出不可」と表示されている場合は手順3へ進んでください。

2. 手動でリビルドを実行します。

   「リビルドの実行手順について」をご覧ください。

3. ハードディスクを交換します。

   「ハードディスクの交換手順」をご覧ください。

• SATA-RAIDカードにはSATAポートが3つあり、カード基板上に「HOST」、「HDD0」、「HDD1」と印字されています。「SteelVine Manager」の画面のドライブ#0が「HDD0」に、ドライブ#1が「HDD1」に割り当てられていますので、適切なハードディスクを交換してください。

4. パソコン本体の電源を入れます。

   電源投入後、自動的にリビルドが実行されディスクアレイの再構築が行われます。

• 電源投入後、自動リビルドが実行されるまで数分かかります。
• 自動リビルドが実行される前にWindowsが起動すると「アレイの状態はクリティカル」というポップアップメッセージが表示されます。自動リビルドが実行されるまでそのままお待ちください。
• しばらくしても自動リビルドが実行されない場合は、手動でリビルドを実行してください。「リビルドの実行手順について」をご覧ください。

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