内蔵ハードディスクを取り付ける

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標準搭載されている内蔵ハードディスクを、より大容量のものに交換したり、内蔵ハードディスクを取り付けたりする方法を説明します。

■ 注意事項

故障の原因となりますので、次の点に注意してください。

• ハードディスクの内部では、情報を記録するディスクが高速に回転しながら、情報の読み書きを行っています。非常にデリケートな装置ですので、電源が入ったままの状態で本ワークステーションを持ち運んだり、衝撃や振動を与えたりしないでください。
• 極端に温度変化が激しい場所でのご使用および保管は避けてください。
• 直射日光のあたる場所や発熱器具のそばには近づけないでください。
• 衝撃や振動の加わる場所でのご使用および保管は避けてください。
• 湿気やほこりの多い場所でのご使用および保管は避けてください。
• 磁石や強い磁界を発生する装置の近くでのご使用および保管は避けてください。
• 分解したり、解体したりしないでください。
• 結露、または水滴がつかないようにしてください。

• 誤った取り扱いをすると、ディスク内のデータが破壊される場合があります。重要なデータは必ずバックアップを取っておいてください。
• 同一タイプのハードディスクでも若干の容量差があります。ハードディスク単位ではなくファイル単位、または区画単位でのバックアップをお勧めします。

■ ハードディスクの搭載組み合わせについて

ハードディスクは、以下の組み合わせで搭載してください。

■ IDEハードディスクについて

• OSを起動させるハードディスクは、必ずプライマリIDEコネクタにマスタとして接続してください。スレーブとして接続したり、セカンダリIDEコネクタに接続したりすると、OSが起動できない場合があります。
• ワークステーション本体に接続されているIDEケーブルはプライマリIDEに接続するケーブルとセカンダリIDEに接続するケーブルとで異なります（Click）。
  プライマリIDEに接続するケーブルは、UltraDMA/100に対応しているケーブルですので、IDEハードディスクはプライマリIDE側に接続してください。

■ SCSIハードディスクについて

• OSを起動させるハードディスクは、必ずSCSI-IDを0番に設定してください。それ以外のハードディスクは、1〜6、8〜15のいずれかに設定してください。
• SCSI-IDの0〜15番は重ならないように設定してください。

■ 3.5インチファイルベイに取り付ける

1. ジャンパスイッチの設定を行います。

   IDEの内蔵ハードディスクの場合は、マスター／スレーブ／ケーブルセレクトの設定を行います（工場出荷時の設定はケーブルセレクトです。基本的に変更する必要はありません）。

   SCSIの内蔵ハードディスクの場合は、SCSI-IDの設定を行います。

2. 電源プラグをコンセントから抜きます。
3. サイドカバーを取り外します（Click）。
4. ワークステーション本体から3.5インチファイルベイを取り外します。

   ネジ（2ヶ所）を外して、取り外します。

   3.5インチファイルベイを取り外す際は、内蔵ハードディスクに接続されているフラットケーブルと、電源ケーブルも取り外します。

5. 内蔵ハードディスクを交換します（または取り付けます）。

   取り外した3.5インチファイルベイの側面のネジ（4ヶ所）を外し、交換する（または取り付ける）内蔵ハードディスクを3.5インチファイルベイに取り付けます。

6. 3.5インチファイルベイをワークステーション本体に取り付けます。

   手順5で外したネジ（2ヶ所）で固定します。

7. フラットケーブルを接続します。
   • IDEの内蔵ハードディスクの場合

     次図のプライマリIDE用ケーブルのコネクタ（次図の「マザーボードに接続」）がワークステーション本体内部のプライマリIDEコネクタに接続されています。

     1台目を交換するときは、プライマリIDE用ケーブルのMASTERのコネクタを、内蔵ハードディスクのコネクタに接続します。2台目を取り付けるときは、1台目のハードディスクに接続したプライマリIDE用ケーブルのSLAVEのコネクタを、内蔵ハードディスクのコネクタに接続します。

• SCSIの内蔵ハードディスクの場合

  次図のSCSIケーブルが、ワークステーション内部のSCSIカードに接続されています。取り付ける内蔵ハードディスクの搭載位置によって適切なコネクタに接続してください。

• SCSIの内蔵ハードディスク使用時はSCSI LEDケーブルを接続する必要があります。

  SCSI LEDケーブルが接続されていない場合は、SCSIカードに添付のLEDケーブルを、マザーボードにあるフロントパネルコネクタに接続してください。ディスクアクセス時にディスクアクセスランプが点灯するようになります。SCSIカード側のLEDコネクタはSCSIカードに添付のユーザーズガイドを参照してください。

8. 電源ケーブルを接続します。

   ワークステーション本体内部の電源ケーブルのうち使っていないコネクタを、取り付けた内蔵ハードディスクに接続します。

9. サイドカバーを取り付けます。

• 内蔵オプションの取り外しは、取り付ける手順を参照して行ってください。
• 1台目の内蔵ハードディスクを交換した後は、添付の「リカバリCD-ROM起動ディスク」を使って、区画の設定を行いそれぞれのOSをインストールしてください（→『取扱説明書』）。
• 2台目の内蔵ハードディスクを取り付けた後は、次の設定を行ってください。
  • Windows XPモデルの場合

    ハードディスクを取り付けた場合、「ディスクの管理」で区画を設定し、フォーマットしてください。「ディスクの管理」は、「スタート」ボタン→「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」で表示される「記憶域」の下にあります。

  • Windows 2000モデルの場合

    「ディスクの管理」で区画を設定し、フォーマットしてください。「ディスクの管理」は、「スタート」ボタン→「プログラム」→「コンピュータの管理」で表示される「記憶域」の下にあります。

  • Windows NTモデルの場合

    「ディスクアドミニストレータ」で区画の設定をし、ハードディスクをフォーマットしてください。「ディスクアドミニストレータ」は、「スタート」ボタン→「プログラム」→「管理ツール（共通）」の順で表示できます。

■ 5インチファイルベイに取り付ける

ハードディスクを5インチファイルベイに取り付ける場合は、「その他の内蔵オプションを取り付ける」をご覧ください。

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