TPMファームウェアアップデート手順

ファームウェアアップデートツールにより手順が異なります。
また、OSにより手順の異なる部分がありますのでお使いのOSをご確認のうえ、環境にあった手順でアップデートしてください。

注意

  • お持ちの装置によって、パソコンをタブレットやワークステーションに読み替えてください。
  • 実行中パソコンは何度か再起動します。利用中のアプリケーションは終了してから実行してください。

Infineon TPMファームウェア アップデートツールの場合

本手順の対象となるファームウェアおよびアップデートツールは以下です。

対象のバージョン アップデート後のバージョン アップデートに使うツール
4.40 4.43 Infineon TPMファームウェア アップデートツール 4.40
4.32 4.34 Infineon TPMファームウェア アップデートツール 4.32

Step1. アップデート事前設定

Windows 10 バージョン1607以降の場合

  1. スタートボタンを右クリックして表示されるメニューから、「検索」を選択し、入力欄に「gpedit.msc」と入力します。
    検索結果に表示されたアイコンを右クリックし、表示されたメニューから「管理者として実行」をクリックします。
  2. 「ローカル グループ ポリシー エディター」が起動します。
    左ペインで[ローカル コンピューター ポリシー]-[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[システム]-[トラステッド プラットフォーム モジュール サービス]の順にクリックします。
  3. [オペレーティング システムで利用できる TPM 所有者認証情報のレベルを構成する]をクリックします。
  4. 左上の[ポリシー設定の編集]をクリックします。
  5. [オペレーティングシステムで使用できるTPM所有者認証情報のレベルを構成する]ウィンドウ内の左上の[有効]にチェックを入れ、「オプション」の「オペレーティング システムで管理する TPM 認証のレベル:」を「フル」にします。
    「適用」をクリックした後、「OK」をクリックします。
  6. 「コマンド プロンプト」を「管理者として実行」で起動して、「gpupdate /force」と入力します。
  7. 「ユーザー ポリシーの更新が正常に完了しました。」が表示されたら「コマンド プロンプト」を終了します。
  8. スタートボタンを右クリックして表示されるメニューから、「検索」を選択し、入力欄に「tpm.msc」と入力します。
    検索結果に表示されたアイコンを右クリックし、表示されたメニューから「管理者として実行」をクリックします。
  9. 「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」が起動します。
  10. 画面右横上部にある「TPMをクリア」をクリックします。

    重要

    • TPMの保護を解除していない状態でTPMのクリアを行うと、TPMを利用するアプリケーションが使用できなくなる可能性があります。ご利用中のすべてのTPMを利用するアプリケーションで、TPMの保護を解除してからアップデートを実行してください。

      その他TPMを利用するアプリケーションをご利用の場合

    • BitLockerをお使いの場合、BitLockerの回復キーのバックアップ無しでTPMをクリアすると、Windowsが起動できなくなる場合があります。再度BitLockerの回復キーがあるかどうかご確認ください。
  11. 「TPMセキュリティ ハードウェアをクリアします」が表示されます。「再起動」をクリックします。パソコンが再起動します。
  12. 起動中にメッセージが表示されますので、メッセージに従って再起動します。
  13. BitLockerをお使いの場合は「BitLockerによる保護を一時的に無効にする」を参照して、BitLockerによる保護を一時的に無効にします。

Windows 10 バージョン1511の場合、Windows 8.1/ 8の場合

  1. スタートボタンを右クリックして表示されるメニューから「検索」を選択し、入力欄に「tpm.msc」と入力します。
    検索結果に表示されたアイコンを右クリックし、表示されたメニューから「管理者として実行」をクリックします。
  2. 「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」が起動します。
  3. 画面右横上部にある「TPMをクリア」をクリックします。

    重要

    • TPMの保護を解除していない状態でTPMのクリアを行うと、TPMを利用するアプリケーションが使用できなくなる可能性があります。ご利用中のすべてのTPMを利用するアプリケーションで、TPMの保護を解除してからアップデートを実行してください。

      その他TPMを利用するアプリケーションをご利用の場合

    • BitLockerをお使いの場合、BitLockerの回復キーのバックアップ無しでTPMをクリアすると、Windowsが起動できなくなる場合があります。再度BitLockerの回復キーがあるかどうかご確認ください。
  4. 「TPMセキュリティ ハードウェアをクリアします」が表示されます。「再起動」をクリックします。パソコンが再起動します。
  5. 再起動中にメッセージが表示されますので、メッセージにしたがって再起動します。
  6. BitLockerをお使いの場合は「BitLockerによる保護を一時的に無効にする」を参照して、BitLockerによる保護を一時的に無効にします。

Windows 7の場合

  1. TPMがオンになっているか確認します。
  2. スタートメニューの「プログラムとファイルの検索」に「tpm.msc」と入力します。検索結果に表示されたアイコンを右クリックし、表示されたメニューから「管理者として実行」をクリックします。
    • TPMがオンの場合は手順6に進みます。
    • TPMがオフの場合は次に進みます。
  3. 右横上部にある「TPMを初期化」をクリックします。
  4. 「TPMセキュリティ ハードウェアを初期化します」をクリックします。
  5. 「TPMセキュリティ ハードウェアを有効にします」が表示されますので、「再起動」を選択します。
    パソコンが再起動します
  6. アップデートを開始する前にTPMの「所有者パスワード」を確認します。
    • 所有者パスワードわかる場合はStep2. アップデートに進みます。
    • 所有者パスワードがわからない場合は次に進みます。
  7. スタートメニューの「プログラムとファイルの検索」に「tpm.msc」と入力します。
    検索結果に表示されたアイコンを右クリックし、表示されたメニューから「管理者として実行」をクリックします。
  8. 「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」が起動します。
  9. 画面右横上部にある「TPMをクリア」をクリックします。
    • TPMの保護を解除していない状態でTPMのクリアを行うと、TPMを利用するアプリケーションが使用できなくなる可能性があります。ご利用中のすべてのTPMを利用するアプリケーションで、TPMの保護を解除してからアップデートを実行してください。

      その他TPMを利用するアプリケーションをご利用の場合

    • BitLockerをお使いの場合、BitLockerの回復キーのバックアップ無しでTPMをクリアすると、Windowsが起動できなくなる場合があります。再度BitLockerの回復キーがあるかどうかご確認ください。
  10. 「TPMセキュリティ ハードウェアの管理」が表示されますので、「TPM 所有者パスワードを持っていません」をクリックします。
  11. 「TPMセキュリティ ハードウェアをクリアします」が表示されますので、「再起動」をクリックします。
  12. パソコンが再起動します。
  13. 再起動中にメッセージが表示されますので、メッセージにしたがって再起動します。
  14. パソコンが起動したら「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」画面を起動します。
    ※パソコン起動後、自動的に手順12に進む場合があります。その場合は手順12に進みます。
  15. 画面右横上部にある「TPMを初期化」をクリックします。
  16. 「TPMセキュリティ ハードウェアを初期化します」をクリックします。
  17. 「TPMセキュリティ ハードウェアを有効にします」が表示されますので、「再起動」を選択します。パソコンが再起動します。
  18. パソコンが起動したら「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」を起動します。
    ※パソコン起動後、自動的に手順15に進む場合があります。その場合は手順15に進みます。
  19. 再度、画面右横上部にある「TPMを初期化」をクリックします。
  20. 画面にしたがって、所有者パスワードを設定します。パスワードは、忘れないように大切に保存します。

Step2. アップデート

  1. ドライバダウンロードページで、機種を選択するか、型名を入力し、検索結果を表示します。
    (ご利用のOSにあわせた検索結果をご確認ください)

    ドライバダウンロード

  2. 該当するファームウェアアップデートツールをダウンロードし解凍します。
  3. 解凍したフォルダ内の以下をクリックし、「Infineon TPMファームウェア アップデートツール」を起動します。
    • Infineon TPMファームウェア アップデートツール 4.40の場合
      「IFXTPMUpdate_TPM12_v0443」もしくは「IFXTPMUpdate_TPM12_v0443.exe」
    • Infineon TPMファームウェア アップデートツール 4.32の場合
      「IFXTPMUpdate_TPM12_v0434」もしくは「IFXTPMUpdate_TPM12_v0434.exe」

    「IFXTPMUpdate_TPM12_v0443」もしくは「IFXTPMUpdate_TPM12_v0434」が2つある場合は、アイコン 内に「TPM」の文字が描かれている方をクリックします。

  4. 利用規約が表示されますので、左下の「Accept the term of this license agreement」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
  5. アップデート可能かどうかの状態が表示されます。緑のチェックマークが表示されればアップデートは可能です。


    赤の×マークが表示されればアップデートはできません。


    エラー原因としては、
    • BitLockerをお使いの場合、BitLockerが有効なままになっている
    • ACアダプタが未接続
    • TPMの所有者パスワードが未設定の場合
    が考えられますので、対処します。
    対処後、「Refresh」をクリックし、緑のチェックマークになるまで繰り返します。緑のチェックマークになったら「次へ」をクリックします。

    Windows 7の場合のみパスワードの入力が要求されます。

    • パスワードファイルを持っている場合、「I have the Owner Password Backup File」を選択して、パスワードファイルを保存してあるフォルダを指定し、「次へ」をクリックします。
    • パスワードを手入力する場合は「I want to enter the Owner Password」を選択して、パスワードを入力します。
  6. アップデートの準備が完了の「Update」をクリックします。アップデートが開始されます。
  7. 完了画面が表示されます。「Restart computer」にチェックを入れて「Close」をクリックします。パソコンが再起動します。
  8. BitLockerをお使いの場合、「BitLockerによる保護を一時的に無効にする」を参照して、BitLockerによる保護を一時的に無効にします。

    Windows 7の場合はBitLockerによる保護は無効になっています。念のため無効であることをご確認ください。

  9. スタートメニューを右クリックし、「検索」に「tpm.msc」と入力します。表示されたアイコンを右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
  10. 再度、画面右横上部にある「TPMをクリア」をクリックします。「TPMセキュリティ ハードウェアをクリアします」が表示されます。
  11. 「再起動」をクリックします。パソコンが再起動します。

    Windows 7の場合
    「TPMセキュリティ ハードウェアをクリアします」が表示されます。

  12. 起動中にメッセージが表示されますので、メッセージに従って再起動します。

Step3. アップデート後のバージョンの確認

TPMのファームウェアバージョンを確認する方法の手順によりファームウェアのバージョンを表示してアップデートが正しく行なわれたことを確認します。

Step4. アップデート事後設定

Windows 10 バージョン 1607 以降の場合

  1. スタートメニューを右クリックし、「検索」に「gpedit.msc」と入力します。
  2. 表示されたアイコンを右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
  3. 「ローカル グループ ポリシー エディター」が起動します。
    左ペインで[ローカル コンピューター ポリシー]-[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[システム]-[トラステッド プラットフォーム モジュール サービス]の順にクリックします。
  4. [オペレーティング システムで利用できる TPM 所有者認証情報のレベルを構成する]を起動します。
  5. 元の設定に戻します。
  6. 「適用」をクリックした後、「OK」をクリックします。
  7. 「コマンド プロンプト」を「管理者として実行」で起動して、「gpupdate /force」と入力します。
  8. 「ユーザー ポリシーの更新が正常に完了しました。」が表示されたら「コマンド プロンプト」を終了します。

Windows 10 バージョン 1511の場合、Windows 8.1/ 8の場合

事後設定はありません。

Windows 7の場合

  1. パソコンが起動したら「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」画面を起動します。
  2. 画面右横上部にある「TPMを初期化」をクリックします。
  3. 「TPMセキュリティ ハードウェアを初期化します」をクリックします。
  4. 「TPMセキュリティ ハードウェアを有効にします」が表示されますので、「再起動」を選択します。パソコンが再起動します。
  5. パソコンが起動したら「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」を起動します。
    ※パソコン起動後、自動的に手順7に進む場合があります。その場合、手順7に進みます。
  6. 画面右横上部にある「TPMを初期化」をクリックします。
  7. 画面にしたがって、所有者パスワードを設定します。パスワードは、忘れないように大切に保存します。

以上でアップデートは終了です。

TPMファームウェア アップデートツールの場合

本手順の対象となるファームウェアおよびアップデートツールは以下です。

対象のバージョン アップデート後のバージョン アップデートに使うツール
5.51/5.60/5.61 5.62 TPMファームウェアアップデートツール

Step1. アップデート

  1. ドライバダウンロードページで、機種を選択するか、型名を入力し、検索結果を表示します。
    (ご利用のOSにあわせた検索結果をご確認ください)

    ドライバダウンロード

  2. 該当するファームウェアアップデートツールをダウンロードし解凍します。
  3. 解凍したフォルダ内の「TPMFwUpdate100-x86」もしくは「TPMFwUpdate100-x86.exe」をクリックし、「TPMファームウェアアップデートツール」を起動します。ユーザーアカウント制御が表示されたら、「はい」をクリックします。

    Windows 7の場合のみ証明書が必要です。
    以下のエラーメッセージが表示された場合には、証明書のダウンロードが必要なため、アップデートの対象装置をネットワークに接続する必要があります。アップデートが終了するまでネットワークに接続したままにしてください。

  4. アップデート可能かどうかの状態が表示されます。「ファームウェアアップデートを開始します。」が表示されればアップデートは可能です。



    アップデート可能な状態ではない場合は、その状態を表示します。アップデートはできません。

    エラー原因としては、
    • BitLockerをお使いの場合、BitLockerが有効なままになっている
    • 本ツールの対象装置ではない
    が考えられますので、対処します。
    対処後、ツールを再度起動します。「ファームウェアアップデートを開始します。」になったら「開始」をクリックします。

    ACアダプタが接続されていない場合はその状態を表示します。アップデートはできません。
  5. パソコンが再起動して、アップデートが開始されます。終了したらパソコンが起動します。
  6. BitLockerをお使いの場合、「BitLockerによる保護を一時的に無効にする」を参照して、BitLockerによる保護を一時的に無効にします。
  7. スタートメニューを右クリックし、「検索」に「tpm.msc」と入力します。表示されたアイコンを右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
  8. 再度、画面右横上部にある「TPMをクリア」をクリックします。「TPMセキュリティ ハードウェアをクリアします」が表示されます。
  9. 「再起動」をクリックします。パソコンが再起動します。
    ※Windows 7の場合
    「TPMセキュリティハードウェアをクリアします」が表示されます。
  10. 起動中にメッセージが表示されますので、メッセージに従って再起動します。

Step2. アップデート後のバージョンの確認

TPMのファームウェアバージョンを確認する方法の手順によりファームウェアのバージョンを表示してアップデートが正しく行なわれたことを確認します。

Step3. アップデート事後設定

Windows 10 バージョン 1607以降の場合、Windows 10 バージョン 1511の場合、Windows 8.1/8の場合

事後設定はありません。

Windows 7の場合

  1. パソコンが起動したら「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」画面を起動します。
  2. 画面右横上部にある「TPMを初期化」をクリックします。
  3. 「TPMセキュリティ ハードウェアを初期化します」をクリックします。
  4. 「TPMセキュリティ ハードウェアを有効にします」が表示されますので、「再起動」を選択します。パソコンが再起動します。
  5. パソコンが起動したら「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」を起動します。
    ※パソコン起動後、自動的に手順7に進む場合があります。その場合、手順7に進みます。
  6. 画面右横上部にある「TPMを初期化」をクリックします。
  7. 画面にしたがって、所有者パスワードを設定します。パスワードは、忘れないように大切に保存します。

以上でアップデートは終了です。

Infineon TPMファームウェア アップデートツールC(USB)の場合

本手順の対象となるファームウェアおよびアップデートツールは以下です。

対象のバージョン アップデート後のバージョン アップデートに使うツール
5.51 5.62 Infineon TPMファームウェア アップデートツールC(USB)

Step1. 事前準備

以下を用意します。

  1. CELSIUS C740
    TPM2.0のファームウェアアップデートが必要な対象機
  2. パソコン1台
    WEBブラウザ(Internet Explorer)が使えるWindowsパソコン。別のCELSIUS C740でも可。
  3. USBメモリ
    TPM2.0のファームウェアを格納します(約9MB)。
  4. ネットワーク環境
    1と2をLAN接続できるネットワーク環境。

Step2. USBメモリにファームウェアを格納

  1. USBメモリを、Windowsパソコンを使い、「FAT32」でフォーマットします。
  2. ドライバダウンロードページで、機種を選択するか、型名を入力し、検索結果を表示します。
    (ご利用のOSにあわせた検索結果をご確認ください)

    ドライバダウンロード

  3. 該当するファームウェアアップデートツールをダウンロードし解凍します。
  4. 作成されたフォルダ内の「D3288-A2.ROM」をUSBメモリのルートディレクトリにコピーします。
    ※USBメモリにファームウェアを格納する作業は、使用するUSBメモリに対して1度行います。
       別の装置をアップデートするたびに、USBメモリにファームウェアを格納し直す必要はありません。

Step3. 接続

同じネットワーク上に「CELSIUS C740」と「WEBブラウザが使えるパソコン」をおきます。

CELSIUS C740の、LANポート2(CELSIUS C740の背面図の4)にLANケーブルを接続します。

Step4. iRMCに割り振られているIPアドレスの確認 (CELSIUS C740で作業します)

iRMC(リモートマネージメントコントロール)に割り振られているIPアドレスを確認します。
ご購入時はDHCPを使用する設定になっています。固定IPアドレスを使用することもできます。
ここでは、DHCPを使用する手順を記載します。

  1. CELSIUS C740が起動している場合は、シャットダウンします。
  2. CELSIUS C740を起動して、F2キーを押してBIOSセットアップに入ります。
  3. 「IPMI管理」メニューを選択します。
  4. 「iRMC LAN設定」を選択し、【Enter】キーを押します。
  5. 「IPアドレス設定」が「DHCPを使う」となっていることを確認し、その下のIPアドレスをメモします。

  6. 変更を保存せずに、BIOSセットアップを終了します。
  7. CELSIUS C740をシャットダウンします。

Step5. iRMCにログインし、アップデートを有効に設定(「WEBブラウザが使えるWindowsパソコン」で作業をします)

  1. CELSIUS C740と同じネットワークに接続している「WEBブラウザが使えるWindowsパソコン」を起動します。
  2. 「WEBブラウザが使えるWindowsパソコン」で、Webブラウザ(Internet Explorer等)を起動します。
  3. Webブラウザのアドレス欄に、DHCPサーバーから割り当てられたIPアドレス(注)を入力し、【Enter】キーを押します。
    (注:Step4の手順5でメモをしたIPアドレス)
    ※ブラウザによっては証明書のエラーが出ますが、続行します。
  4. 「ログイン」をクリックします。

  5. 次のユーザー名とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
    ユーザー名(ご購入時):admin
    パスワード(ご購入時):admin

  6. 画面右上の「日本語」をクリックし、画面表示を日本語に変更します。
  7. 左のメニューの「サーバー管理情報」をクリックします。
  8. 「BIOSの自動書換」を「有効」に変更します。
  9. 「適用」をクリックします。

  10. 「WEBブラウザが使えるWindowsパソコン」は後で使うので、起動したまま次の手順を行います。

Step6. ファームウェアのアップデート (CELSIUS C740で作業します)

  1. CELSIUS C740が起動している場合は、シャットダウンします。
  2. CELSIUS C740のUSBポートに、 ファームウェアをコピーしたUSBメモリを接続します。
  3. CELSIUS C740の電源ボタンを押します。
    ファームウェアのアップデートが開始されます。画面上には何も表示されません。シャットダウンされるまで待ちます。
    数十秒から、数分かかります。

Step7. iRMCにログインし、アップデートを無効に設定(「WEBブラウザが使えるWindowsパソコン」で作業をします)

  1. CELSIUS C740がシャットダウンされたら、Step5の2~6の手順を行い、iRMCにログインします(ログアウトしている場合)。
  2. 左のメニューの「サーバ管理情報」をクリックします。
  3. 「BIOSの自動書換」を「無効」に変更します。
  4. 「適用」をクリックします。
    ※無効にしないと、CELSIUS C740のOSが起動できません。

Step8. TPMをクリアする(CELSIUS C740で作業します)

  1. CELSIUS C740からUSBメモリを外して、電源ボタンを押します。OSが起動できない場合は、Step7を再度実行します。
  2. BitLockerをお使いの場合、「BitLockerによる保護を一時的に無効にする」を参照して、BitLockerによる保護を一時的に無効にします。
    Windows 7の場合はBitLockerによる保護は無効になっています。念のため無効であることをご確認ください。
  3. スタートメニューを右クリックし、「検索」に「tpm.msc」と入力します。表示されたアイコンを右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
  4. 再度、画面右横上部にある「TPMをクリア」をクリックします。「TPMセキュリティ ハードウェアをクリアします」が表示されます。
  5. 「再起動」をクリックします。パソコンが再起動します。
    ※Windows 7の場合
    「TPMセキュリティハードウェアをクリアします」が表示されます。
  6. 起動中にメッセージが表示されますので、メッセージに従って(F12キーを押下)再起動します。

Step9. アップデート後のバージョンの確認(CELSIUS C740で作業します)

TPMのファームウェアバージョンを確認する方法の手順によりファームウェアのバージョンを表示して、アップデートが正しく行われたことを確認します。

Step10. アップデート事後設定

Windows 10バージョン1607以降の場合、Windows 10バージョン1511の場合、Windows 8.1/8の場合

事後設定はありません。

Windows 7の場合

  1. パソコンが起動したら「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」画面を起動します。
  2. 画面右横上部にある「TPMを初期化」をクリックします。
  3. 「TPMセキュリティハードウェアを初期化します」をクリックします。
  4. 「TPMセキュリティハードウェアを有効にします」が表示されますので、「再起動」を選択します。パソコンが再起動します。
  5. パソコンが起動したら「コンピューターのトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)の管理」を起動します。
    ※パソコン起動後、自動的に手順7に進む場合があります。その場合、手順7に進みます。
  6. 画面右横上部にある「TPMを初期化」をクリックします。
  7. 画面にしたがって、所有者パスワードを設定します。パスワードは、忘れないように大切に保存します。

以上でアップデート作業は終了です。各端末は必要に応じて電源オフをし、アップデートのために使ったLAN環境は取り外してください。

TPMファームウェア アップデートツールECの場合

本手順の対象となるファームウェアおよびアップデートツールは以下です。

対象のバージョン アップデート後のバージョン アップデートに使うツール
5.51/5.60/5.61 5.62 TPMファームウェアアップデートツールEC

Step1. アップデート事前設定

BIOSの管理者パスワードを設定している場合、削除してください。

Step2. アップデート

  1. ドライバダウンロードページで、機種を選択するか、型名を入力し、検索結果を表示します。
    (ご利用のOSにあわせた検索結果をご確認ください)

    ドライバダウンロード

  2. 該当するファームウェアアップデートツールをダウンロードし解凍します。
  3. 解凍したフォルダ内の「WinTPMUpdate.exe」を右クリックし、「管理者権限で実行」を選択します。コマンドプロンプトが起動します。
  4. 「Enter “Yes” if you wanto to flash the TPM」が表示されたら「Yes」と入力してEnterキーを押下します。
    「Y」は大文字、「es」は小文字で入力します。
    「Gabi driver not installed. Installing FSC Gabi Driver」が表示される場合があります。表示されても問題ありません。
  5. パソコンが再起動します。
    「続行するには何かキーを押してください . . .」が表示された場合は任意のキーを押します。
    コマンドプロンプトが終了してパソコンが再起動します。
  6. 再起動中にファームウェアがアップデートされます。
    プログレスバーが表示されますので、100%になりアップデートが完了することを確認します。
    完了したらパソコンが自動で再起動します。
    Windowsが起動するともう一度再起動する場合があります。そのままお待ちください。
  7. Windowsが起動したらアップデートは完了です。
    コマンドプロンプトが起動した場合は、「TPM flash successfully done」が表示されます。
    「Enter “Done” if you are done viewing Results:」が表示されたら「Done」と入力します。
    「D」は大文字、「one」は小文字で入力します。
    コマンドプロンプトが終了します。

Step3. アップデート後のバージョンの確認

TPMのファームウェアバージョンを確認する方法の手順によりファームウェアのバージョンを表示してアップデートが正しく行なわれたことを確認します。

Step4. アップデート事後設定

BIOSの管理者パスワードを設定する場合は、設定してください。

以上でアップデートは終了です。

本内容は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

- 以上 -

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