マイナンバー制度で変わる!
行政手続きと個人情報のセキュリティとは?

2015年11月20日

2016年1月1日から本格施行される「マイナンバー制度」。ネットやテレビで報道されているので皆さんご存知だと思います。この制度は、12ケタの番号で、氏名、住所、所得、年金などの様々な個人情報を一元管理するもの。施行に向けて国民全員に配布が始まっているので、どんな方でも他人事ではありません。本格的な施行まで2ヶ月を切った今、「どのような制度なのか?」、「マイナンバー制度で何が変わるの?」など、マイナンバー制度の内容について知っておきたいポイントを一緒にみていきましょう。

マイナンバー制度ってどんな制度?

マイナンバー制度は「行政の効率化」、「国民の利便性の向上」、「公平、公正な社会の実現」を目指して導入された制度。私たちの情報を12桁の数字で確認、照合することで、行政の業務効率化と手続きのしやすさが実現するそうです。行政サービスの受給状況がわかりやすくなり、「適切な納税」が実現します。これにより国のお金を本当に困っている人に、効率的に使うことができるようになるのだとか。

マイナンバー制度とe-Taxで確定申告もスムーズに!

マイナンバー制度の導入で「行政の手続きがスムーズになる」というのは、さまざまなところで語られています。中でも、「申告・納税に関する国営オンラインサービス」=e-Taxが利用しやすくなる見通しです。
現在、個人で確定申告を行うためには源泉徴収票や各種納付記録など個別で手配をする必要がありますよね。これらは個人事業主や自営業の方などにとっては大変な手間になっているはずです。
ですが、将来的にマイナンバーはこれらの手続きに必要な情報をデータで一元管理できるようになります。さらにマイナンバーと医療費通知が紐付くことによって2017年7月を目処に領収書を紛失してしまった場合でも医療費控除の手続きが可能になります。
こちらは個人事業主の方でなくても大いにメリットのある話ですよね。

早めに対策しておきたいセキュリティ

今後は、さまざまなサービスと結合され、内閣官房によれば2017年1月からはマイナポータル(※1)という個人用サイトが開設される予定です。このサイトでは、自分の個人情報を「いつ、誰が、なぜ」提示したのかを確認できる他、確定申告などに必要な情報を集めるために行う、行政が持っている自分の個人情報へのアクセスが、自分のパソコンから簡単にできるようになるのだとか。e-Taxを使って、確定申告を含めた税金の申告、納付の手続きがスムーズになる日も近いといえるでしょう。

ここで考えおきたいのが、セキュリティについて。厳重に保護されているとはいえ、個人情報を守るために自分のパソコンにも細心の注意を払っておきたいところです。国税庁によるとe-Taxはセキュリティも万全と謳っていますが、個人でも気を付けなければいけないのはパソコンやスマートフォンの紛失や盗難による個人情報の流出です。最近では外でパソコンを使う人も多いので、紛失、盗難のリスクが高まります。

個人情報の利用は「生体認証」のパソコンで!

そこで用意したいのが、セキュリティ機能に優れた生体認証のできるパソコンです。
生体認証とは、偽造や盗難などの危険性があるパスワードに代わり、「真の本人しか持ち得ない情報」で確認する方法。富士通FMVの「LIFEBOOK SHシリーズ」には、生体認証の一種である指紋認証機能を搭載しています。2016年1月からのマイナンバー本格施行に際して、セキュリティの重要度が増していくことを考えると、生体認証できるパソコンがいいかもしれませんね!

※1 マイナポータル
行政機関がマイナンバー(個人番号)の付いた自分の情報をいつ、どことやりとりしたのか確認できるほか、行政機関が保有する自分に関する情報や行政機関から自分に対しての必要なお知らせ情報等を自宅のパソコン等から確認できるもの

引用:内閣官房HP
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/faq/faq6.html
参考:国税庁HP
http://www.e-tax.nta.go.jp/toiawase/qa/yokuaru01/05.htm

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