より身近になり、「当たり前」に変化していく
パソコンとセキュリティ

2016年1月18日

2015年11月、富士通は30〜40代の男女1,000名を対象にパソコン利用に関するWebアンケートを行いました。本調査では、自宅でパソコンを利用している方に絞り、パソコン利用やセキュリティへの意向、普段の趣味嗜好、興味なども質問。同調査で「パソコンは生活になくてはならないもの」と考えている回答者が82%にのぼりました。これだけでもパソコンが強く生活に根付いていることがわかります。

「目に見えない」がパソコンに不安に繋がっている

富士通は11月に「パソコン利用に関するアンケート」を実施。本アンケートでは、パソコンがいまどのように使われているかがわかるとともに、セキュリティに関して「不安を感じている」と答えた方が約60%存在していることがわかりました。ウイルスや個人情報の流出など、不安の素になるものはたくさんありますが、最も大きな「不安」は「目に見えないこと」ではないでしょうか。

ここで現実に照らして「目に見える」ように解説してみます。パソコンを「自宅」と捉えて考えてみましょう。自宅には財産はもちろん、写真やパスポート、免許証など大切なものが数多くあります。ウイルス感染や個人情報の流出は、まるで火事が起きる、泥棒が入るようなもの。こうした被害を防ぐため、みなさんは火の元の始末、戸締まりなどさまざまな対策をとっていると思います。

こうした対策は当たり前なので無意識に行っていると思います。実はパソコンやモバイルに用意されているセキュリティソフトは、現実と同じように当たり前に「防犯」ができるよう工夫が施されているのです。

パソコン生活における「当たり前の防犯」

富士通のFMVには、購入時からすぐに高機能なセキュリティソフトが利用できます。そのソフトは、インテルセキュリティのセキュリティソフト「マカフィー® リブセーフ™ 3年版」(以下、リブセーフ)。パソコンが生活に根付き「当たり前」のものに変わっていることを意識し、「当たり前の防犯」を実現できるよう工夫が凝らされています。

セキュリティソフトは効果があるのかわかりにくい。それはまさに「防犯」と同じ。泥棒が入ったあとに「戸締まりを忘れた」と気付くことはできますが、戸締まりをしたことで泥棒を防いだことには気付けません。セキュリティソフトは、こっそりと泥棒や火事を食い止める縁の下の力持ちなのです。

それでは、リブセーフがどのような「工夫」で「当たり前」を実現しているのか。パソコンの「購入時」「利用時」にある二つの手間を説明します。

パソコン購入時、セキュリティソフトの「インストール」と「設定」の手間が発生します。FMVにはリブセーフが標準搭載されており、インストールの手間はありません。リブセーフの初回起動時、マスターパスワードの入力やいくつかの項目をクリックしていくことで、自動的にウイルスやフィッシング、メールやウェブブラウザなど、アンケートでも「不安」と考えられている項目を中心に設定します。

そしてパソコンを通常利用する際には、IDとパスワードの入力などの手間が発生します。リブセーフにはパスワードを一括管理できるソフトがついており、IDやパスワードを自動で入力してくれます。

実は、もうひとつ「手間」を省いています。それは「更新」。FMVでは、リブセーフを購入時から3年間利用できます。パソコンの買い換えサイクルは平均「3年間」。「パソコンが生活に強く根付いている」ことを意識し、購入時から購入後まで、ユーザーが不安を感じることなくパソコンを安全に使えるような富士通の「工夫」なのです。

これからのパソコンは「家庭内セキュリティ管理センター」も担う存在に

自宅の窓、ドアすべての戸締まりを確認するのは「当たり前」。あまり手間には感じません。しかし、パソコンの場合はどこから侵入が出来るか分からないため、“戸締り”も同じく「何をしたらいいかわからない」=大きな「手間」に感じてしまいます。
リブセーフをはじめ、セキュリティソフトの一番の特長は、自動で全侵入口が自動でロックできる点です。

その範囲は、パソコンだけにとどまらず、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末も対象。リブセーフでは、利用しているモバイルにメールでダウンロードリンクを送信。パソコンと同じアカウントで管理、保護ができます。

これは、保護対象をパソコンだけではなく「家族」へと拡大しているためです。

最近、「Internet of Things(IoT)」という言葉が注目を集めています。IoTは、人の周りにあるモノとモノがインターネットで結びつき、より人の生活が便利になる考え方です。一例を挙げれば、スマートフォンの位置情報から帰宅時間を判断し、エアコンへ自動的に指示が出れば、家に到着する頃には心地よい温度で住人を迎えてくれるというような世界です。

IoTが、これまで考えられていた「当たり前」の範囲を拡大していきます。富士通は、これからのパソコンの役割を考えて、家電すべてのセキュリティ統合センターとしての役割を見いだしました。

最初に紹介したアンケートで、「実際にセキュリティ上のトラブル、事故が起きたことがある」と回答した方は15%程度にとどまっていました。しかし、今後インターネットが生活の「当たり前」に変化していけば、犯罪や攻撃も「気付かれない」に変化していく可能性があります。

「トラブル、事故が起きた」回答者を1%でも減らしていく。そして、「トラブル、事故が起きていることにいち早く気付く」ようにしていく。この両方を今後も富士通、インテルセキュリティが協力し、パソコン生活の「当たり前」をサポートしていきます。

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