ミラーディスクユニットが故障した場合

アクセスインジケータがオレンジに点灯し続けているか、ドライブを交換したにもかかわらず、ドライブステータスインジケータ1、2がオレンジに点灯して状態が回復しない場合は、ミラーディスクユニットの故障が考えられます。このような場合は「富士通ハードウェア修理相談センター」、またはご購入元に修理を依頼していただくか(ドライブは交換となります)、別売の交換用ミラーディスクユニットをご購入ください。
ここでは、別売の交換用ミラーディスクユニットをご購入された場合の、ドライブの状態ごとの交換手順を説明します。

  • ミラーディスクユニットは、故障が発生したドライブをシステム稼働中に交換できる機能をもっていますが、ミラーディスクユニット交換時は、この機能は有効ではありません。機器の電源を切断してから交換するようにしてください。
  • ミラーディスクユニットは、正しい手順で交換すればデータが保存されます。両ドライブが正常のときは、必ず両方とも新しいミラーディスクユニットの、対応するドライブ番号の位置にドライブを入れてください。
  • あきらかに故障のあるドライブとわかっているときは、正常なドライブのみ対応するドライブ番号の位置に入れて電源を投入し、認識させてから故障したドライブを新しいドライブと交換して、データの再構築を行ってください。
  • ミラーディスクユニット交換の場合は、必ずドライブを2台とも抜いてください。そのためミラーディスクユニットを停止(パソコン本体の電源を切る)することが必要です。また、作業中ドライブ1とドライブ2を間違えないように気をつけてください。ドライブ交換の操作は同じです。

■ ミラーディスクユニットだけを交換する場合の交換手順(ドライブが故障していない場合)

  1. パソコン本体および接続されている機器の電源を切り、電源プラグをコンセントから抜きます。
  2. オペレーションパネルカバーのロックを解除し、オペレーションパネルカバーを開きます(→ 関連項目へ)。
  3. ミラーディスクユニットの鍵を右に回してロックを解除し、扉を開きます。
画像
  1. ドライブレバーの、PUSHと刻印された付近を押して、レバーを開きます。
画像
  1. ドライブレバーを手前に引くと、ドライブが少し前に出ます。さらに引き抜くときは、図示した部分を手でつかんで引き抜いてください。
    ドライブは2台とも引き抜きます。
    レバーをつかんで引き抜かないでください。
画像
  1. 新しいミラーディスクユニットの、同じドライブ番号の位置に、引き抜いたドライブを、ドライブレバーを閉じた状態でしっかりと奥まで押し込みます。
画像
  1. 同じ手順でもう1つのドライブをミラーディスクユニットから抜き、新しいミラーディスクユニットの、同じドライブ番号の位置に、ドライブレバーを閉じた状態でしっかりと奥まで押し込みます。
  2. 故障したミラーディスクユニットを取り外し、新しいミラーディスクユニットをパソコン本体に取り付けます。
    ミラーディスクユニットの取り付け手順は、「ディスクユニットの交換」を参照してください。
  3. 扉を閉じ、鍵をロックします。
画像
  1. 電源プラグをコンセントに差し込み、本パソコンの電源を入れます。

■ ミラーディスクユニットまたは故障したドライブ1台の交換手順

  1. オペレーションパネルカバーのロックを解除し、オペレーションパネルカバーを開きます(→ 関連項目へ)。
  2. ミラーディスクユニットの鍵を右に回してロックを解除し、扉を開きます。
画像
  1. ドライブステータスインジケータ(→ 関連項目へ)により、故障したドライブを確認します。
  2. パソコン本体および接続されている機器の電源を切り、電源プラグをコンセントから抜きます。
  3. ドライブレバーの、PUSHと刻印された付近を押して、レバーを開きます。
画像
  1. ドライブレバーを手前に引くと、ドライブが少し前に出ます。さらに引き抜くときは、図示した部分を手でつかんで引き抜いてください。
    ドライブは2台とも引き抜きます。
    レバーをつかんで引き抜かないでください。
画像
  1. 引き抜いた故障していないドライブを、新しいミラーディスクユニットの、同じドライブ番号の位置に、しっかりと奥まで押し込みます。
    ここでは、現在使用している正常なドライブのみを入れます。交換用の新しいドライブは、この段階ではまだ入れないでください。
画像
  1. 故障したミラーディスクユニットを取り外し、新しいミラーディスクユニットをパソコン本体に取り付けます。
    ミラーディスクユニットの取り付け手順は、「ディスクユニットの交換」を参照してください。
  2. 電源プラグをコンセントに差し込み、本パソコンの電源を入れます。交換したミラーディスクユニットをシステムに新しいドライブとして認識させます。
  3. 交換用の新しいドライブを、新しいミラーディスクユニットの、空いたドライブ番号の位置に、ドライブレバーを閉じた状態でしっかりと奥まで押し込みます。
  4. 扉を閉じ、鍵をかけます。
    数秒後、データの回復が開始されます。データの回復中、交換したドライブのドライブステータスインジケータは1秒間隔でオレンジに点滅し、交換していないドライブのドライブステータスインジケータは緑に点灯します。交換したドライブへのアクセス時にも緑に点灯するので、ドライブステータスインジケータが黄色に見えることがあります。
    データの回復が終了すると、ドライブステータスインジケータは消灯します。
画像
  1. 交換したドライブのドライブステータスインジケータがオレンジの点滅に変わらない場合、またはオレンジの点灯状態に戻ってしまった場合は、両方のドライブを引き抜いて手順3からやり直してください。
注意
PLラベル
・ データの回復中にはドライブレバーを引かないでください。また、パソコン本体の電源を切らないでください。
データを破壊するおそれがあります。
POINT
  • 誤って故障していないドライブを交換してしまった場合や、コピー元ドライブに読めないセクタが存在した場合などの対応については、「ドライブ交換全般の注意」をご覧ください。
  • コピーをしている間は、ハードディスクへのアクセスが遅くなります。