お客様各位
2021年11月18日 掲載
2022年5月25日 更新
富士通株式会社
法人向けパソコン Windows 10 November 2021 Update(Windows 10, version 21H2)の提供について
Windows 10 November 2021 Updateは、マイクロソフト社から提供されるWindows 10の更新プログラムです。Windows Updateの重要な更新プログラムとして順次適用(アップデート)されます。
なお、通常の更新プログラムに比べダウンロードとアップデートに時間がかかる可能性があります。
Windows 10 November 2021 Updateを適用した際の動作確認情報をお知らせします。
なお、大型アップデート適用後の一般的な注意事項については「大型アップデート適用後の一般的な注意事項」をご覧ください。
動作確認情報
アップデート前後の注意事項
現在確認できている注意事項は以下のとおりです。
全機種共通
- タスクトレイにあるネットワークアイコンでネットワークの接続状態が確認できません。
- ACアダプタの抜き差しを行っても、ディスプレイの明るさが変化しません。(デスクトップパソコンを除く)
- BitLockerによりハードディスクを暗号化する際の注意事項です。
- 「ヒント」アプリ内の「付箋」アプリ関連の項目から、「付箋」アプリを起動することができません。
- Bluetoothの「クイックペアリング」機能は、一部のBluetoothデバイスではご利用になれません。
- 「パソコンを初期状態に戻す」際に、「このPCを初期状態に戻す」で「クラウドからダウンロード」を実施する場合は、インターネットに接続する必要があります。
- Bluetoothドライバのプロパティに「電源の管理」タブがありません。
- Windows 10, version 20H2以降にアップデートすると、Windows 10 「新しいMicrosoft Edge」が適用されます。
- 複数のストレージを搭載し「デバイスの暗号化」がオンの環境で、「このPCを初期状態に戻す」機能を実行してPCを初期化した後に、エクスプローラー上でシステムドライブ以外のストレージに「!」が表示されることがあります。
モダンスタンバイ対応機種の場合
無線LAN、Bluetoothをお使いの場合
SMARTACCESSをお使いの場合
- Windowsにサインインしたとき、SMARTACCESSの利用ログに「ログオン」でなく、「ロック解除」と記録されます。
- SMARTACCESSを使用したWindowsへのサインインやロック解除ができなくなったり、環境設定やユーザー情報設定が起動できなくなったりする場合があります。
- SMARTACCESSがインストールされているとWindows 10, version 1709以上へアップデートできません。
FeliCaポート(NFCポート)搭載機種
無線WAN搭載機種の場合
本動作確認情報について
- 製品出荷構成(ご購入時の状態)のOSを、Windows 10 November 2021 Updateにアップデートした確認結果です。
- Windows 10 November 2021 Update適用後に各デバイスの基本的な動作確認のみ行っております。
- お客様のご利用環境でのWindows 10 November 2021 Update適用後の動作を保証するものではありません。
動作確認機種
Windows 10 November 2021 Updateの適用について動作確認した機種をお知らせします。
大型アップデート適用後の一般的な注意事項
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詳細・対処方法
「このPCを初期状態に戻す」では、アップデート前のWindows 10に戻すことはできません。
「このPCを初期状態に戻す」を実行すると、OSは大型アップデートが適用された状態が維持されます。大型アップデートを適用する前に、「回復ドライブ」を作成しておくと、「回復ドライブ」からアップデート前のWindows 10に戻すことができます。
「回復ドライブ」作成手順
- 32GB以上の容量を持つ、USBメモリをご用意ください。
- USBメモリのデータはすべて削除されます。必要に応じてバックアップをとってください。
- 一部の高機能な暗号化機能付きUSBメモリは、お使いいただけないことがあります。
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- 「Windows システムツール」→「コントロールパネル」の順にクリックします。
- 右上の「コントロールパネルの検索」欄に「回復」と入力します。
- 表示された検索結果から「回復」をクリックします。
- 「高度な回復ツール」の「回復ドライブの作成」をクリックします。
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」をクリックします。 - 「回復ドライブの作成」が表示されたら、「システムファイルを回復ドライブにバックアップします。」にチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリックします。
- 「USBフラッシュドライブの接続」が表示されたら、32GB以上の容量を持つUSBメモリを接続し、「次へ」をクリックしす。
- 「USBフラッシュドライブの選択」で、「作成」をクリックします。
「回復ドライブ」の作成が開始されます。 - 「回復ドライブの準備ができました」と表示されたら、「完了」をクリックし、USBメモリを取り外します。
「回復ドライブ」の作成が完了しました。
作成した回復ドライブ(USB)から初期状態に戻す
- 回復ドライブで、パソコンの状態を回復すると、データが削除されます。
必要なデータはバックアップしてください。 - 回復ドライブ以外の外付けハードディスクやUSBメモリ、周辺機器を取り外してください。
- パソコンの電源を切り、作成した「回復ドライブ」を接続します。
- 【F12】キーを押しながらパソコンの電源を入れ、起動メニューを表示します。
- USBメモリから起動します。
- 「キーボードレイアウトの選択」で、「Microsoft IME」をクリックします。
- 「オプションの選択」で、「トラブルシューティング」をクリックします。
- 「ドライブから回復する」をクリックし、「ファイルの削除のみ行う」をクリックします。
この後は画面の指示に従って操作します。
回復が完了するとWindowsのセットアップが開始されます。Windowsのセットアップを行ってください。
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詳細・対処方法
大型アップデートを適用後、次の手順でアップデートする前のWindows 10に戻すことができます。
ただし、次の手順でアップデートする前に戻せるのは、アップデート後10日間です。それ以降は、アップデートする前のWindows 10に戻すことはできません。手順
- 「スタート」ボタン→「設定」→「更新とセキュリティ」の順にクリックします。
- ウィンドウ左の「回復」をクリックします。
- 「前のバージョンのWindows 10に戻す」オプションの「開始する」ボタンをクリックします。
- 「以前のバージョンに戻す理由をお聞かせください」画面で該当の項目にチェックを付けて、「次へ」をクリックします。
- 「更新プログラムをチェックしますか?」画面で「チェックしない」ボタンをクリックします。
- 「知っておくべきこと」画面に記載されている内容を読み、問題がなければ「次へ」をクリックします。
- 「ロックアウトされないようにご注意ください」画面で「次へ」をクリックします。
- 「このビルドをお試しいただきありがとうございます」画面で「以前のビルドに戻す」をクリックします。
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詳細・対処方法
大型アップデートを適用後、アップデート前のWindows 10に戻すことができない場合があります。次の条件に当てはまる場合、アップデート前のWindows 10に戻すことに失敗します。
- アップデートから10日間経過した
- 「Windows.old」フォルダーが存在しないか、破損している
- アップデート後に「このPCを初期状態に戻す」を実行した
- 新しいユーザーアカウントを追加した
大型アップデートを適用する前に、「回復ドライブ」を作成することで、「回復ドライブ」からアップデート前のWindows 10に戻すことができます。
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詳細・対処方法
本機能を利用すると、Windows標準のアプリを除いた、OfficeなどのMicrosoftアプリやウイルス対策ソフトウェア、パソコンにインストールされたすべてのアプリが削除されます。
また、本機能を実行した後に、「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「このPCを初期状態に戻す」を行うと、ご購入時の初期設定が保持されず、プレインストールされている富士通のアプリを回復することはできません。お使いのパソコンで本機能を利用される前に、必要なデータはバックアップしてください。 また、ご利用の環境をバックアップすることをお勧めします。
「回復ドライブ」作成手順
- 32GB以上の容量を持つ、USBメモリをご用意ください。
- USBメモリのデータはすべて削除されます。必要に応じてバックアップをとってください。
- 一部の高機能な暗号化機能付きUSBメモリは、お使いいただけないことがあります。
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- 「Windows システムツール」→「コントロールパネル」の順にクリックします。
- 右上の「コントロールパネルの検索」欄に「回復」と入力します。
- 表示された検索結果から「回復」をクリックします。
- 「高度な回復ツール」の「回復ドライブの作成」をクリックします。
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」をクリックします。 - 「回復ドライブの作成」が表示されたら、「システムファイルを回復ドライブにバックアップします。」にチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリックします。
- 「USBフラッシュドライブの接続」が表示されたら、32GB以上の容量を持つUSBメモリを接続し、「次へ」をクリックします。
- 「USBフラッシュドライブの選択」で、「作成」をクリックします。
「回復ドライブ」の作成が開始されます。 - 「回復ドライブの準備ができました」と表示されたら、「完了」をクリックし、USBメモリを取り外します。
「回復ドライブ」の作成が完了しました。
削除されたアプリを元に戻すためには、事前に作成した回復ドライブ、リカバリディスク、または内蔵ディスクのリカバリデータよりリカバリを行い、パソコンの状態をご購入時の状態に戻してください。
パソコン購入時にインストールされていなかったアプリは復元されません。
パソコンの状態を回復またはリカバリ後に、アプリを再インストールしてください。
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参考情報
今までに提供されている主なアップデートの情報
- 法人向けパソコン Windows 10, May 2021 Update(Windows 10, version 21H1)の提供について
- 法人向けパソコン Windows 10 October 2020 Update(Windows 10, version 20H2)の提供について
- 法人向けパソコン Windows 10 May 2020 Update(Windows 10, version 2004)の提供について
- 法人向けパソコン Windows 10 November 2019 Update(Windows 10, version 1909)の提供について
- 法人向けパソコン Windows 10 May 2019 Update(Windows 10, version 1903)の提供について
- 法人向けパソコン Windows 10 October 2018 Update(Windows 10, version 1809)の提供について
- 法人向けパソコン Windows 10 April 2018 Update(Windows 10, version 1803)の提供について
- 法人向けパソコン Windows 10 Fall Creators Update(Windows 10, version 1709)の提供について
- 法人向けパソコン Windows 10 Creators Update(Windows 10, version 1703)の提供について
- 法人向けパソコン 「Windows 10 Anniversary Update」の提供開始と適用について
- 法人向けPC 「Windows 10 November update」の提供開始と適用について