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第7章  さまざまな接続
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LX Plugfreeを使用したBluetooth接続(ワイヤレスモデルのみ)


LX Plugfreeとは

LX Plugfreeは、Bluetoothによる接続を行うためのアプリケーションです。

Pocket PC 2003の操作体系と一体化した、わかりやすいインターフェースを備えています。

ポイント
  • LX Plugfreeの詳細については、ヘルプをご覧ください。

サービス一覧

LX Plugfreeが提供するサービスは次の通りです。

ポイント

「アクセス」と「共有」の意味

下表のサービスの中には、「アクセス」と「共有」の2種類の機能が出てきます。両者の違いは、次の通りです。

  • アクセス:相手のBluetooth機器に接続する機能(クライアント)
  • 共有:相手のBluetooth機器から接続される機能(サーバー)

表:Bluetooth™サービス一覧

サービス

サービス概要

ファイルにアクセス
ファイルを共有

他のBluetooth機器との間でファイルのコピー/名前の変更/削除/編集を行います。

名刺にアクセス
名刺を共有

他のBluetooth機器との間で名刺(氏名や連絡先などの情報)をやり取りします。他の機器から受け取った名刺はPocket Outlookの「連絡先」に追加されます。

カレンダーにアクセス

他のBluetooth機器との間で予定表をやり取りします。他の機器から受け取った予定表はPocket Outlookの「予定表」に追加されます。

インターネットにアクセス

Bluetooth搭載の携帯電話/PHS/データアクセスポイント/パソコン(インターネット接続共有の設定を行ったもの)経由でインターネットに接続します。

シリアルポートタイプActiveSync
ネットワークタイプActiveSync

  • シリアルポートタイプActiveSync:本製品とパソコンをBluetooth シリアルポートで接続し、ActiveSyncによる同期を開始します。
  • ネットワークタイプActiveSync:本製品とパソコンをBluetooth PAN(Personal Area Networking)で接続し、ActiveSyncによる同期を開始します。

上記2つのサービスは、両方を同時に利用することはできません。

シリアルポートにアクセス
シリアルポートを共有

シリアルポートを追加し、他のBluetooth機器とCOM接続を行います。シリアルポートを利用するアプリケーションをインストールしたときに、使用します。

メモにアクセス

他のBluetooth機器との間でメモをやり取りします。なお、本製品にはメモファイルと関連付けられたアプリケーションが内蔵されていないため、他の機器から受け取ったメモの内容を見ることはできません。

電子メールにアクセス

他のBluetooth機器との間でメールをやり取りします。なお、本製品には電子メールファイルと関連付けられたアプリケーションが内蔵されていないため、他の機器から受け取ったメールの内容を見ることはできません。

起動と初期設定

LX Plugfreeの起動方法と設定方法は、次の通りです。

  1. 「スタート」アイコン →「プログラム」→「LX Plugfree」の順にタップします。
    LX Plugfreeを初めて起動したときは、初期設定を行うためのセットアップウィザードが起動します。
  2. (1)名前を入力し、(2)パスキー、パスキーの再入力を行い、(3)「次へ」をタップします。
    「セットアップ」画面:タップして拡大
    「名前」で設定した名前が、他のBluetooth機器側に表示されます(初期値は「Plugfree Device」です)。パスキーには、半角16文字以内の英数字を入力できます。

    ポイント
    • 他のBluetooth機器から本製品にアクセスするときに、通常はパスキーの入力が要求されません(ボンディングを求められたときは、パスキーの入力を要求されます)。パスキーの入力を要求する条件は、「マイデバイス」→「設定」→「デバイス」タブ画面で設定できます。

  3. Bluetooth機能が正しく動作しているかテストするため、「テスト」をタップします。
    「ハードウェアテスト」画面:タップして拡大
    テストが終了すると、自動的に次の手順に進みます。

    ポイント
    • テストがうまくいかなかったときは、「テストに失敗しました。Bluetoothモジュールがオフになっているか、またはモジュールをリセットする必要があります。ハードウェアテストを再実行するには、「テスト」をクリックします。」と表示されます。LXメニューのコマンドバーにあるワイヤレスネットワーク機能アイコン( ワイヤレスネットワーク機能アイコン:タップして拡大 )ををタップし、Bluetooth機能を使用しない設定になっていないか確認し、再度「テスト」をタップしてください。LXメニューについては、LXメニューをご覧ください。

  4. 「次へ」をタップします。
    「サービス選択」画面:タップして拡大
    必要に応じて、使用するサービスを選択します(通常、ご購入時の状態から変更する必要はありません)。サービスについては、サービス一覧をご覧ください。
  5. 他のBluetooth機器に公開する共有フォルダの設定を行います。
    1. 「はい」をタップします。
      「共有フォルダ設定」画面:タップして拡大
    2. (1)共有フォルダ名を入力し、(2)共有するフォルダのパスを入力し、(3)「アクセス権」タブをタップします。
      「共有フォルダのプロパティ」画面:タップして拡大

      ポイント
      • ここで設定した共有フォルダ名が他のBluetooth機器側に表示されます。
      • 共有フォルダ名と実際のフォルダ名は一致していなくてもかまいません。他の機器から見たときにわかりやすい名前にします。
      • 共有フォルダを新規作成し、設定を変更しなかった場合は、「My Documents¥受信ボックス」が、他のBluetooth機器から送信されたメモファイルなどが格納される場所になります。受信ボックスは、後から変更できます。設定する方法は、ヘルプをご覧ください。

    3. (1)フォルダのアクセス権を設定し、(2) okボタン をタップします。
      「アクセス権」タブ画面:タップして拡大
      • フルアクセス
        タップして 選択されている状態 にし、パスワードを入力します。左のボックスにパスワードを入力した後、確認用として同じパスワードを右のボックスに入力します。他の機器は、本製品のファイルを読み書きしたり、削除したりできます。
      • 読み取り専用アクセス
        タップして 選択されている状態 にし、パスワードを入力します。左のボックスにパスワードを入力した後、確認用として同じパスワードを右のボックスに入力します。他の機器は、本製品のファイルの閲覧のみできます。
      • パスワードに基づくアクセス
        タップして 選択されている状態 にすると、「フルアクセス」「読み取り専用アクセス」で設定したパスワードを他の機器側で入力すれば、本製品のファイルにアクセスできます。
    4. 「次へ」をタップします。
      「共有フォルダ設定」画面:タップして拡大
      共有フォルダをさらに追加したいときは、「追加」をタップします。
  6. 「終了」をタップします。
    「設定」画面:タップして拡大
  7. 「はい」をクリックします。
    「リセット確認」ダイアログ:タップして拡大
    本製品がリセットされます。

    ポイント

    セットアップウィザードを再実行したいとき

    デバイス一覧の画面で、 LX Plugfreeアイコン:タップして拡大 →「セットアップウィザード」の順にクリックします。

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