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確かにコンパクトですが、コンパクトでありながらも基本的なノートPCの使い勝手の部分では妥協しないというコンセプトは堅持しています。「妥協しない」というのは、たとえばキーピッチを狭くしたり、バッテリー容量を小さくする、あるいは当社のモバイルPCのアイデンティティーであるモバイル・マルチベイ構造※ をあきらめるといったことで、小型軽量化を達成しないということです。 ※「モバイル・マルチベイ構造」とは・・・ |
前モデルはAV機能を強化したことで、エンターテインメント・モバイルPCとして高く評価していただきました。新モデルを開発するにあたっては、(1)AV機能をさらに充実させる方向、(2)小型軽量化、薄型技術を使って、モビリティを追求する方向の2つの方向性を検討しました。いろいろ社内で議論して、今回はモビリティを高める方向性を重視することにしました。 |
それはもう、お客様にLOOX Tを常に持ち歩いていただきたいという強い想いからです。そのためには、いつでもどこでも使える便利なパーソナルツールとして、モビリティのさらなる向上が必要だと感じました。そこで、前モデルの特長である優れたAV機能を継承しつつ、よりコンパクトで薄く軽い、よりスタイリッシュなモデルを作ろうということになったのです。 |
犠牲にした部分はないですね。同等機能でより小型軽量化を目指しました。たとえばスピーカーなんですが、前のモデルは真ん中にドンとあって実にいい音がするんです。でも薄くするには、スピーカーが真ん中にあると難しい。そこでスピーカーを液晶の後ろ側に配置しました。じゃあ音が犠牲になっているのかというと、決してそうではないんですね。満足していただける音質になっています。 |
基本的に薄さ・軽さと、バッテリー寿命はトレードオフの関係にありますから、この両方を満たすには新しい技術、ブレイクスルーがないと難しいのです。新LOOX Tにはモビリティ向上のための最新技術がふんだんに使われています。たとえば国内トップの液晶メーカーと共同で開発した10.6型ワイドのLED※バックライト液晶や、チップの取り付け間隔を狭めて、20%以上マザーボードを小さくする技術、あるいは軽量化されたDVDドライブ 、効率的に電力を使用する省電力ユーティリティなどです。こうした技術が結集して、新しいLOOX Tは誕生したのです。
※「LED」とは・・・“Light Emitting Diode”の略で、発光ダイオードと呼ばれる半導体素子の一種