お使いになる上での注意事項(法人向けパソコン)

FMV-D5360 Windows Vista Enterprise

1

[現象・質問]

Excel 2007の「ユーザー名の指定」画面で、「名前」や「頭文字」などのテキストボックスや「OK」ボタンが消えてしまいます。

[対処・回答]

次のように操作をしてください。
1.【Alt】キーを押したまま、【Tab】キーを繰り返し押してください。
2.画面上に「デスクトップ」という文字列が表示されたら、【Alt】キーを離してください。
3.タスクバーの「Microsoft Excel」をクリックしてください。

2

[現象・質問]

Windows Vistaの音量ミキサの表示が乱れることがあります。

[対処・回答]

ミキサのウィンドウの大きさを変更したり、起動中のアプリケーションを終了したりすることで正しく表示される場合があります。
本現象については、マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:938308(http://support.microsoft.com/kb/938308/ja)をご覧ください。

3

[現象・質問]

休止状態から復帰した後、「電源オプション」で設定した値にかかわらず、再び休止状態になることがあります。

[対処・回答]

休止状態から復帰した後、キーボードやマウスなどの操作をせず、放置した状態が2分間続くと、「電源オプション」で設定した値にかかわらず、再び休止状態に戻ります。休止状態から復帰した後、キーボードやマウスなどの操作をすると、「電源オプション」で設定した値どおりに動作するようになります。
本現象については、マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:318355(http://support.microsoft.com/kb/318355/ja)をご覧ください。

4

[現象・質問]

キーボードで正しく入力できません。

[対処・回答]

キーボードの「@」などを押すと、「[」と表示される場合があります。このような場合、英語用キーボードの設定になっていることが考えられます。本現象については、マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:929924(http://support.microsoft.com/kb/929924/ja)に従って、日本語キーボードドライバをインストールしてください。

5

[現象・質問]

Windows Vista Enterpriseアップグレードサービス適用済みパソコンをお使いになるうえでの注意事項(ライセンス認証について)です。

[対処・回答]

別途Windows Vista Business Upgrade Software Assuranceボリュームライセンスを事前にご購入いただき、お客様ご自身でパソコンごとに必須となるライセンス認証(ボリューム アクティベーション 2.0)作業を行う必要があります。
・ライセンス認証はパソコンの初回起動時から、30日以内に実施する必要があります(30日を過ぎると機能制限モード(RFM)での起動となり、認証行為が確認されるまでは実質使用できなくなります)。
・ライセンス認証を行うには、お客様向けに発行されたボリュームライセンス用の認証キーをマイクロソフト社から事前に入手する必要があります。
※ボリュームライセンスプログラムに関するお問い合わせについては、本製品の「ヘルプとサポート」(「スタート」→「ヘルプとサポート」の順にクリックしてください)か、マイクロソフト社の「Microsoft Volume Licensing ホーム」-「ボリューム ライセンス プログラムに関するお問い合わせ」(http://www.microsoft.com/japan/licensing/contact-us/default.mspx)をご覧ください。

6

[現象・質問]

Windows Vista Enterpriseアップグレードサービス適用済みパソコンをお使いになるうえでの注意事項 (インストール・設定内容について)です。

[対処・回答]

・本製品の「システムのプロパティ」-「システム」の「サポート情報」には、マイクロソフト社の情報が追記されています。
・本製品のハードディスクには、ドライブ暗号化機能「BitLocker」を利用するための専用区画(約1.5GB)が設定済みです(エクスプローラ上ではSドライブとして割り当てられています)。 なお、出荷時に暗号化はされておりませんので、本機能をお使いの場合は下記URLを参考に設定してください。FMWORLD.NET(法人) - 『FMVカスタムメイドプラス』留意事項(http://www.fmworld.net/biz/fmv/support/spsv-biz/customplus/notes.html)
・カスタムメイドにてMicrosoft Officeモデルを購入されている場合は、お客様にてインストールしていただく必要があります。インストール方法については、Office添付のマニュアルをご覧ください。
・前各項目以外の設定および環境は、弊社Windows Vista Businessプレインストールモデルと同様ですので、 Windows Vista BusinessプレインストールモデルのFMVマニュアルなどをご覧ください。

7

[現象・質問]

Windows Vista Enterpriseアップグレードサービス適用済みパソコンをお使いになるうえでの注意事項 (リカバリについて)です。

[対処・回答]

・本製品には、Windows Vista Businessプレインストールモデルのリカバリディスクのみが添付されています。
・本製品を出荷時状態に戻す場合は、事前にお客様にてハードディスクをバックアップしていただくか、またはFMVカスタムメイドプラスサービスの「バックアップCD作成」/「バックアップCD複写」サービスをご利用ください。
【重要】本製品を修理等により弊社にてハードディスクを交換する場合は、購入時にライセンスされているWindows Vista Businessプレインストール状態に戻ります。

8

[現象・質問]

Windows Vista Enterpriseアップグレードサービス適用済みパソコンをお使いになるうえでの注意事項(ドライバやアプリケーションの対応について)です。

[対処・回答]

Windows Vista Enterpriseアップグレードサービス適用済みパソコンに添付されているアプリケーションおよびドライバは、Windows Vista Enterpriseにも対応しています。Readme.txtなどのドキュメントにあるWindows Vista Businessの記載を、Windows Vista Enterpriseに読み替えて使用してください。
なお、本製品に添付の「Norton AntiVirus2008」は、Windows Vista Enterpriseをサポートしていません。

9

[現象・質問]

CDからリカバリを行うときの注意事項です。

[対処・回答]

■リカバリディスクの挿入を促すメッセージの誤表示について
ご購入いただいたリカバリディスク、および「リカバリディスク作成」から作成したリカバリディスクで、『取扱説明書』の手順に従ってリカバリを実行すると、「リカバリディスクnを入れてください。」というメッセージが表示されます(「n」はリカバリディスクのディスク番号)。このとき、CDを挿入せずに「OK」ボタンをクリックすると、「ドライブのディスクがありません。」というエラーメッセージが表示されますが、引き続きCDをセットして「続行」もしくは「キャンセル」をクリックすると、以降の「リカバリディスクnを入れてください。」というメッセージのディスク番号が、1つずれて表示されます。
(例)「リカバリディスク3」のリカバリが終了した後に、「リカバリディスク3を入れてください。」というメッセージが表示されます。
本現象が発生した場合は、次のどちらかの方法でリカバリを実施してください。
・引き続きリカバリを続行する場合
表示されたディスク番号の次のディスクをセットして「OK」をクリックし、リカバリを続けてください。 (例)「リカバリディスク2を入れてください」というメッセージでは「リカバリディスク3」をセットします。
・リカバリを最初からやり直す場合
「キャンセル」をクリックしていったんリカバリを中止し、「トラブル解決ナビ」を終了してください。 その後、リカバリを最初から正しい手順で実行してください。

10

[現象・質問]

イベントビューアにエラー(ID:13ソース:TBS)が記録されます。

[対処・回答]

イベントログにエラーとして記録されることがありますが、システム上の弊害はありません。そのままお使いください。なお、本現象については、マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:950330(http://support.microsoft.com/kb/950330/ja)をご覧ください。

11

[現象・質問]

イベントビューアにエラー(ID:516 ソース:TBS)が記録されます。

[対処・回答]

イベントログにエラーとして記録されることがありますが、システム上の弊害はありません。そのままお使いください。なお、本現象については、マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:950330(http://support.microsoft.com/kb/950330/ja)をご覧ください。

12

[現象・質問]

イベントビューアにエラー(ID:15016 ソース:HttpEvent)が記録されます。

[対処・回答]

イベントログにエラーとして記録されることがありますが、システム上の弊害はありません。そのままお使いください。なお、本現象については、マイクロソフト社のサポート技術情報 文書番号:950360(http://support.microsoft.com/kb/950360/ja)をご覧ください。

13

[現象・質問]

Windowsのセットアップ後に、コンピュータを開くと、CD-ROMアイコンがありません。また「Roxio Creator」がインストールされていません。

[対処・回答]

Windowsセットアップ中にLANケーブルや周辺機器を接続したために、本現象が発生します。
本現象が発生した場合は、リカバリを実行して本製品をご購入時の状態に戻し、再度Windowsのセットアップをしてください。リカバリの手順については、本製品に添付の『取扱説明書』→「2.必要に応じてお読みください」→「リカバリについて」をご覧ください。

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[現象・質問]

ハードディスクが特定の区画構成の場合、ハードディスクからのリカバリができなくなる、リカバリディスクが作成できなくなる、リカバリ領域の削除を実施した場合に、リカバリ領域が削除されず、代わりにDドライブが削除されるなどの現象が発生します。

[対処・回答]

本現象の詳細情報については、FMWORLDの「企業向けパソコン 2008年上期モデルハードディスクのドライブ構成を変更する際の留意事項について」(http://www.fmworld.net/biz/common/info/20080623/)で情報を公開しています。
なお、6月末出荷分からは本件を修正したドライバーズディスク2&ユーティリティディスク(赤色)を添付しています。

15

[現象・質問]

「トラブル解決ナビ」でCドライブの容量を少なくした場合、メモリや搭載アプリの構成によっては、空き容量不足により、アプリケーションのインストールやWindows Updateができなくなることがあります。

[対処・回答]

追加でアプリケーションをインストールする際は、Cドライブの空き容量を確認のうえ、必要な場合は、「トラブル解決ナビ」の領域設定でCドライブの容量を十分確保するか、アプリケーションをDドライブにインストールしてお使いください。
Cドライブの容量の目安は、下記のとおりです。
  ■Windows Vistaの場合
    OS:約10GB
    Office:約2GB
    ページングファイルサイズ:搭載メモリ+300MB~搭載メモリ×3
    ハイバーネーション用サイズ:搭載メモリ
    ※ページングファイルサイズは自動的に変動しますが、ハードディスクの容量を超えては作成されません。
  ■Windows XPの場合
    OS:約9GB
    Office:約2GB
    ページングファイルサイズ:搭載メモリ×1.5
    ハイバーネーション用サイズ:搭載メモリ
Windows UpdateやMicrosoft Updateを実行した場合にも、Cドライブにファイルが作成されますので、Cドライブの空き容量を十分確保することをお勧めします。

16

[現象・質問]

Windows Vista のログインユーザー名に全角文字や半角記号を指定した場合、アプリケーションがインストールできないことがあります。

[対処・回答]

ユーザー名には半角英数字(A~Z、a~z、0~9)を使用してください。
この現象が発生した場合、リカバリを実行し、ユーザー名を変更することで現象を回避することができます。
この件に関するマイクロソフト社のサポート技術情報は以下になります。
・文書番号:952211(http://support.microsoft.com/kb/952211/ja)
・文書番号:556042(http://support.microsoft.com/kb/556042/ja)
・文書番号:556085(http://support.microsoft.com/kb/556085/ja)

17

[現象・質問]

外付けハードディスクを接続したままリカバリを実行すると、外付けハードディスクを消去する場合があります。

[対処・回答]

リカバリやハードディスクの領域設定を行う場合は、『取扱説明書』に記載があるように、すべての周辺機器を取り外してください。USBメモリ、メモリーカード、外付けハードディスクなどの外部メディアも事前に取り外してください。
外部メディアを接続したまま、リカバリやハードディスクの領域設定をした場合に、まれに外部メディアに保存されているデータが削除されることがあります。

18

[現象・質問]

増設するPCIカードがBIOSを搭載している場合、その種類や増設数により、システム起動時に「Error loading operating system」などのエラーメッセージが表示され、起動できないことがあります。

[対処・回答]

増設するPCIカードのBIOSを無効にすることにより、現象を回避できることがあります。増設するPCIカードのBIOSを無効にする方法については、PCIカードのマニュアルをご覧ください。

19

[現象・質問]

音楽データやCD、音声付きのムービーなどを再生すると、音飛びが発生することがあります。

[対処・回答]

CPUの負荷が高くなると発生します。使用していないソフトウェアなどを終了させて、CPUの負荷を軽減してください。

20

[現象・質問]

Windowsの終了メニューから再起動を実行後にBIOSセットアップに入ると、ハードディスクセキュリティ機能を設定できません。

[対処・回答]

ハードディスクセキュリティ機能を設定する場合には、Windowsの終了オプションから「電源を切る」を実行していったんパソコンの電源を切り、電源スイッチを押してパソコンの電源を入れてからBIOSセットアップを起動してください。
ハードディスクセキュリティ機能を設定した後は、BIOSセットアップのExitメニューの「Exit Saving Changes」を実行して、Windowsを起動し、Windowsの終了オプションから「電源を切る」を実行してパソコンの電源を切ってください。この後からハードディスクセキュリティ機能が有効になります。
なお、ハードディスクセキュリティ機能が有効な場合は、管理者用パスワードまたはユーザー用パスワードを変更または解除するとハードディスクに書き込まれたパスワードも変更または解除されますので、Windowsの終了オプションから「電源を切る」を実行して、いったんパソコンの電源を切り、電源スイッチを押してパソコンの電源を入れてからBIOSセットアップを起動してください。

21

[現象・質問]

セキュリティチップの暗号化機能を利用する場合、ご自分で作成したファイルやフォルダのみを暗号化するように注意してください。特定のフォルダやファイルを暗号化すると、Windows起動時に不具合が発生する場合があります。

[対処・回答]

Windows起動に必要なファイルや、セキュリティチップの動作に必要なファイルをセキュリティチップで暗号化してしまうと、Windowsが起動できなるなど、不具合が生じる場合があります。暗号化機能を利用する場合は、自分が作成したフォルダやファイルに利用するようにしてください。

22

[現象・質問]

セキュリティチップの出荷時の設定は「使用しない」もしくは「無効および使用不可」になっています。

[対処・回答]

セキュリティチップをお使いになる場合は、BIOSセットアップの設定を「使用する」(Enabled)もしくは「有効および使用可」(Enabled and Activated)に変更してください。詳しくは本体のマニュアルをご覧ください。

23

[現象・質問]

セキュリティチップを使用する場合は、セキュリティチップのバックアップを取ってください。

[対処・回答]

修理・保守をした場合、セキュリティチップで保護された暗号化ファイルが読めなくなることがあります。こういった場合に備え、あらかじめセキュリティチップのバックアップを取ってください。また、セキュリティチップに鍵を追加するなどするとバックアップが再度必要になります。定期的にバックアップを取ってください。

24

[現象・質問]

セキュリティチップで「SMARTACCESSを利用したWindowsログオン」を使用する設定で「機器監査」を使用している場合、修理を行ったりハードウェアを変更したりすると、Windowsにログオンできなくなる場合があります。

[対処・回答]

機器監査については、セキュリティが強固である反面、故障状況によっては、すべてを復旧することができなくなる場合もありますので、ご了承ください。

25

[現象・質問]

セキュリティチップにて「SMARTACCESSを利用したWindowsログオン」の設定を行っている場合、修理・保守をご利用になる前にこの設定を解除してください。

[対処・回答]

修理・保守を行う場合、通常ハードウェアの変更を伴うためセキュリティチップにて「SMARTACCESSを利用したWindowsログオン」を設定していると、Windowsにログオンできなくなる場合があります。修理・保守前にかならず解除してください。

26

[現象・質問]

Serial ATA RAIDモデルで、オフライン状態からの復旧で、2台のHDDを取り付けて電源を投入すると、ディスクアレイが正常に認識されない場合があります。

[対処・回答]

新規にディスクアレイを構築する場合の制限事項です。ディスクアレイは構築されていますので、いったんパソコンの電源を切り、再度パソコンの電源を入れてください。ディスクアレイ構築後に本現象は発生しません。

27

[現象・質問]

「WinDVD」にて、同時表示(クローンモード)の時にコピープロテクトされたDVDを再生できません。

[対処・回答]

Windows Vista/COPPの仕様制限により、同時表示(クローンモード)の時にはコピープロテクトされたDVDを再生できません。

28

[現象・質問]

「WinDVD」をインストールしたPC上で、Windows Media Playerを使い、Dolby Digital(AC3)で収録された音声を含むDVDを再生させた時、Dolby Digital(AC3)の音声が出ません。

[対処・回答]

Dolby Digital(AC3)で収録された音声を含むDVDを再生するには、MPEG2コーデックおよびDolby Digital(AC3)コーデックが必要になります。これらのコーデックは「WinDVD」をインストールすることによりインストールされますので、「WinDVD」でのみ正常動作を保証しています。したがって、Dolby Digital(AC3)で収録された音声を含むDVDの再生にはWindows Media Playerではなく「WinDVD」を使用してください。

29

[現象・質問]

LANケーブルを抜いたり、接続しているネットワーク機器の電源を入れたり切ったりすると、通信ができなくなることがあります。

[対処・回答]

本パソコンの使用中にLANケーブルを抜いたり、ネットワーク機器の電源を切ったりしないでください。ネットワーク機器との接続ができない場合があります。ネットワーク機器との接続ができない場合、ネットワーク機器の電源が入っていること、LANケーブルで本パソコンとネットワーク機器が接続されていることをご確認のうえ、再起動してください。

30

[現象・質問]

CDの音声が録音できません。

[対処・回答]

Windows VistaはCDをアナログ再生することができないため、サウンドレコーダーなどでCDの音声を録音することはできません。CDの録音には、「Windows Media Player」の録音機能を使用してください。

31

[現象・質問]

スリープ中にヘッドフォンを接続し復帰した場合、復帰直後にスピーカがミュートされないことがあります。

[対処・回答]

サウンドドライバの制限事項です。音声を再生中または録音中にスリープ状態にすると、復帰後、システムが正常に動作しないことがあります。スリープする前に音声の再生または録音を停止してください。

32

[現象・質問]

ハイディフィニション(HD)コンテンツを再生中に、動画の色補正ができません。

[対処・回答]

HDコンテンツ再生中は、動画の色合い、明るさ、鮮やかさ、コントラストの設定を変更することはできません。

33

[現象・質問]

セキュリティチップのパスワードを入力したとき、次のメッセージが表示されセキュリティチップの機能が一時的に使えなくなることがあります。「認証に失敗したため、Security Platformでパスワード攻撃防御が作動しています:Security Platform機能は一時的に無効になりロックされています。Security Platformを再度有効にするには、システムを再起動する必要があります。詳し情報については、システム管理者に相談してください。」

[対処・回答]

セキュリティチップのパスワードを複数回間違えると、セキュリティチップはパスワードを破る攻撃を受けていると判断し、セキュリティチップが一時的に無効となり、攻撃に対して防御します。防御機能が有効になるとセキュリティチップを使用することができません。パソコンが再起動すると再度セキュリティチップが有効になります。再起動後に、正しいパスワードを入力してください。
なお、再起動後は1回のパスワード間違えで防護機能が動作します(パスワードを間違えることができる回数は、しばらくするとリセットされます。リセットされるまでの時間は間違えた回数に応じて長くなります)。

34

[現象・質問]

録音デバイスのライン入力のプロパティのレベルにあるバランスが、L、Rではなく1、2と表示されます。

[対処・回答]

Vista SP1の仕様です。1が左チャンネル、2が右チャンネルの音量となります。

35

[現象・質問]

セキュリティチップの使用時、SMARTACCESS/BasicによるWindowsログオンを設定している場合、Windowsログオン時に「セキュリティチップに接続できませんでした。もう一度やりなおしてください。」と表示され、Windowsにログオンできないことがあります。

[対処・回答]

SMARTACCESS/BasicによるWindowsログオンを設定したままでBIOSセットアップのセキュリティチップを無効にしたとき、セキュリティチップが利用できないためWindowsにログオンできなくなります。BIOSセットアップでセキュリティチップを「Disabled」にする場合は、前もってSMARTACCESS/BasicによるWindowsログオンを解除してください。もし解除する前にBIOSセットアップでセキュリティチップを「Disabled」にしたときは、再起動してBIOSにてセキュリティチップを「Enabled」に設定してください。

36

[現象・質問]

セキュリティチップ使用時、SMARTACCESS/Basic によるWindowsログオンを設定している場合、Windowsログオン時に「機器構成が変更されています。登録時の構成に戻すか、または現在の構成が正しいことを確認して機器構成情報を再登録してください。」と表示されることがあります。

[対処・回答]

ハードウェアの構成や設定およびBIOSセットアップの設定を変更する必要がある場合は、あらかじめSMARTACCESS/BasicによるWindowsログオンを行わない設定にしたうえで変更してください。
また、変更後は、Windowsを起動してSMARTACCESS/Basicの環境設定ツールの「機器監査」から「現在の機器構成情報の登録」でハードウェア構成を再登録してから、SMARTACCESS/BasicによるWindowsログオンを行う設定に戻してください。
もし、SMARTACCESS/BasicによるWindowsログオンを設定したままハードウェアの構成や設定およびBIOSの設定を変更してしまった場合には、一度電源を切り、設定を元に戻してからWindowsを一度起動し、Windowsへログオンせずに再起動し直してから、必ず上記手順をしてください。
機器監査については、「FMVマニュアル」内にある『セキュリティチップ取扱説明書』の「機器監査について」をご覧ください。

37

[現象・質問]

Windowsのログオン認証を行う他の製品やアプリケーションとSMARTACCESS/BasicのWindowsログオン機能を併用したときに、正しく動作しない場合があります。

[対処・回答]

SMARTACCESSインストール前にWindowsのログオン認証を行う他の製品やアプリケーションをアンインストールするか、Windowsのログオン認証を行う他の製品のログオン画面を変更しない設定にしてから、SMARTACCESS/Basicを導入してください。

38

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicで、USB接続の認証デバイスに初期化エラーなどが発生して、認証に失敗する場合があります。

[対処・回答]

デバイスを元のUSBポートに差し替えてください。

39

[現象・質問]

SMARTACCESS/BasicでのWindowsログオン時に、パスワードが一致しないエラーとなり、ログオンできない場合があります。

[対処・回答]

Windowsパスワードの変更は必ずWindowsのセキュリティ画面の「パスワードの変更」からしてください。

40

[現象・質問]

認証デバイスが正しく動作せず、SMARTACCESS/Basicの認証ができない場合があります。

[対処・回答]

「Portshutter」を使用して認証デバイス自体を無効にすると、SMARTACCESS/Basicによる認証ができなくなることがあります。
「Portshutter」の設定を使用可能とするように設定してください。

41

[現象・質問]

セキュリティチップ使用時、SMARTACCESS/Basicのバックアップデータをリストアできない場合があります。

[対処・回答]

バックアップツールの「Infineon Security Platform初期化ウィザード」ではキャンセルなどはしないでください。誤ってキャンセルしてしまった場合は、再度バックアップをやり直してください。

42

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicをアンインストール後、Windowsのパスワードが不明なためログオンできない場合があります。

[対処・回答]

SMARTACCESS/Basicをアンインストールする前に、必ず一度パスワードの自動生成をオフにした状態でWindowsにログオンし、【Ctrl】+【Alt】+【Del】キーを押して表示されたセキュリティ画面からパスワードの変更をしてください。
アンインストールしてしまった後にパスワードの変更を行うには、他のWindows管理者権限を持つユーザーでログオンし、「スタート」ボタン→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」でパスワードが不明なユーザーを選択し、パスワードの再設定をしてください。

43

[現象・質問]

ドメインによって管理されているパソコンにSMARTACCESS/Basicをインストールした後、管理者ウィザードでユーザーの登録を行うと、エラーが発生し登録に失敗することがあります。

[対処・回答]

ドメインによって管理されているパソコン上でSMARTACCESS/Basicを使用する場合には、SMARTACCESS/Basic の管理を行うユーザーを次の2つのグループに所属させてください。
・ローカルコンピュータ側のAdministratorsグループ
・ドメインコントローラ側のDomain Adminsグループ

44

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、管理者ウィザードや環境設定-ユーザー情報管理-セキュリティチップで表示されるWindowsアカウントの一覧にはパスワードの期限が切れたユーザーは表示されませんが、パスワードの有効期限が切れたユーザーに対してパスワードの変更をした後であっても一覧に表示されないことがあります。

[対処・回答]

Windowsが再起動されるまで一覧には反映されませんので、パスワードの変更後にWindowsの再起動をしてください。

45

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、ユーザー情報設定を起動するなどしてSMARTACCESSの認証画面を表示しているとき、【Ctrl】+【Alt】+【Del】キーを押下してセキュリティ画面に移行した後、再びWindowsデスクトップ画面に戻ると、SMARTACCESSの認証画面が消去されます。

[対処・回答]

お手数ですが、実施した操作を繰り返してください。

46

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、カード抜き取り後のカウントダウン中にスマートカードを抜き差ししていると、「テープがテープドライブにセットされていません。」というエラーが表示されることがあります。

[対処・回答]

スマートカードのリーダ/ライタへのアクセス中にカード抜き差しをすると、
・カードのデータ破損
・システムの破損
の原因となりますので、アクセス中はカードの抜き差しをしないでください。

47

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、「ログオン情報の自動登録:する」設定の場合、Windowsログオンするときにログオン情報の登録画面が表示されますが、そのときの条件によって予期せぬ動作が発生することがあります。

[対処・回答]

認証デバイスへのログオン情報登録時に表示されるデバイス認証ウィンドウは、Windowsログオン時に表示されるWindowsログオン認証ウィンドウと酷似しているためWindowsへのログオン自体の可否と誤解される可能性があります。
ログオン時にログオン情報を自動登録する場合は、処理をキャンセルしないでください。次回ログオン時も再入力することになり、セキュリティ上好ましくありません。
また、パスワード変更時に認証デバイスへのログオン情報の登録をキャンセルすると認証デバイスに記録されたパスワードが更新されず、「SMARTACCESSでのWindowsへのログオンができなくなる」「パスワード変更ができなくなる」などのトラブルの原因となりますのでご注意ください。

48

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、アプリケーションログオンでログオン対象の画面を表示しているときにカードを抜き取ると、キーボード/マウス操作のみ禁止したまま認証画面が表示されることがあります。

[対処・回答]

カードをセットすることでカード抜き取り時の動作であるキーボード/マウス操作のみ禁止されていた状態から解除され、アプリケーションログオンが正常に行われます。

49

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、スクリーンセーバー、スリープ、休止状態からの復帰時に、カードリーダ/ライタを抜き取ると、「パスワードによる保護」の設定に関係なく「カードリーダ/ライタ抜き取り時の動作」が行われます。

[対処・回答]

スクリーンセーバー、スリープ、休止状態からの復帰時に、Windowsで設定した「パスワードによる保護」の設定通り動作させたい場合には、カードリーダ/ライタを抜き取らないようにしてください。抜き取りをした場合は、そのまま抜き取り時の動作が完了するまでお待ちください。

50

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、Windowsのパスワード変更に失敗した場合、ログオンできなくなることがあります。

[対処・回答]

Windowsのパスワード変更に失敗した場合、パスワード変更の処理が完了しデスクトップに戻るまで、カードを抜き取らないでください。
抜き差しをしてカード内の情報の書き込みに失敗した場合は、パスワードの不整合の可能性があります。ユーザー情報設定を起動して、カード内のWindows情報のパスワードを変更前のパスワードに設定し直してください。
万が一、パスワードがわからない場合は管理者に連絡してください。

51

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、OSのスリープ状態より復帰する際にパスワードを入力する設定の場合、SMARTACCESSの認証で、ユーザーキーパスワードまたはPINを文字入力する設定で動作していると、1文字目入力直後あるいはポインタの挙動時に入力画面が再表示して、動作を受け付けないことがあります。

[対処・回答]

ユーザーキーパスワードまたはPINを文字入力する認証画面が一度閉じた後、再表示されますので、入力し直してください。

52

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、ユーザー名が20字を超える(21字以上の)ユーザーは、ログオンやロック解除、パスワード変更に失敗することがあります。

[対処・回答]

SMARTACCESSは、ユーザー名が20字を超える(21字以上の)ユーザーに対して正しく動作しません。
ただし、次のようにすると、ログオンやロック解除ができるようになります。
Windows XPの場合
ユーザー情報設定などでログオン情報を登録するときに、ドメイン名の欄にログオン先のドメインを登録せず、ユーザー名を「<ユーザー名>@<ドメイン名>」という書式(ユーザープリンシパル名)で登録してください。登録するドメイン名の形式は、Windows Server 2003のものにしてください。
Windows Vistaの場合
ユーザー情報設定などでログオン情報を登録するときに、登録するドメイン名の形式をWindows Server 2003のものにしてください。また、ログオン、ロック解除、パスワード変更をするときは、ドメインサーバーに接続した環境で変更してください。

53

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、アプリケーションログオンを実行中にユーザー情報設定や環境設定などのツールを起動すると、ツールがマウスやキーボード入力を受け付けることができず応答なし状態になることがあります。

[対処・回答]

アプリケーションログオンをしている間は、ユーザー情報設定や環境設定などのツールを起動しないようにしてください。
もし、ツールを起動し応答なし状態になってしまった場合には、先にアプリケーションログオンの認証をしてログオンを完了させるか、あるいは表示中の認証画面を閉じてください。

54

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、ユーザー情報設定を起動し、認証画面が表示される前に【Windows】+【L】キーを押下すると、「コンピュータをロックしています…」のままロック状態に移行しないことがあります。

[対処・回答]

ユーザー情報設定を起動後にコンピュータのロックを行う場合には、認証画面が表示されたのを確認してから、コンピュータのロックをしてください。
なお、コンピュータのロックを行うと、その直前までにSMARTACCESSの認証画面が表示されていた場合には、認証画面を自動的に閉じます。

55

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、セキュリティチップの復元に失敗することがあります。

[対処・回答]

自動バックアップファイル(デフォルトではSPSystemBackup.xml)と復元用トークンファイル(デフォルトではSPEmRecToken.xml)の格納場所を移動する場合は、自動バックアップファイルと復元用トークンファイルと同じ場所にある「SPSystemBackup」フォルダも移動してください。また、「SPSystemBackup」フォルダは自動バックアップファイルと同じ場所に設置してください。

56

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、カードのポーリング動作(カードの抜き取り/挿入状態の監視)が再開されないことがあります。

[対処・回答]

カードのポーリング動作(カードの抜き取り/挿入状態の監視)をしている場合は、カードを抜き取り/挿入後、設定した処理が実行されることを確認してから席を離れるようにしてください。
設定した動作が行われない場合は、【Ctrl】+【Alt】+【Del】キーを押してセキュリティ画面に移行後、「キャンセル」をクリック、または【Esc】キーを押してデスクトップに戻ってください。

57

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、スマートカード証明書を使用してログオンしている場合は、Windowsパスワードの変更は行えません。

[対処・回答]

Windowsパスワードの変更を行う場合は、ログオンにスマートカード証明書を使用せず、ユーザー名、パスワードを入力してログオン後、パスワード変更をしてください。

58

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、Windowsメールで暗号化されているメールを選択してもスマートカードの要求ダイアログが表示されずに、「メッセージの暗号を解読できませんでした」と表示される場合があります。

[対処・回答]

スマートカードをリーダ/ライタに挿入後、メールを選択してください。

59

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、管理者ウィザードを使用してSMARTACCESSアカウントを登録する場合に、「原因不明のエラー」が発生することや正しく登録できないことがあります。

[対処・回答]

原則として、各SMARTACCESSアカウントのパスワードはセキュリティのため、異なるパスワードを設定してください。
管理者ウィザードをお使いの場合は、一時的に「SMARTACCESSによるWindowsログオン」を「しない」に設定するか、「ログオンの認証回避」をしてWindowsへログオンしてください。

60

[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、Windowsログオン時やロック解除時に、認証パターンの切り換えや、キー操作による強制ログオフを行えません。

[対処・回答]

本現象は、「ログオンの認証回避」を「しない」に設定している場合に発生します。「ログオンの認証回避」を「する」に設定することで「認証パターンの切り換え」や「キー操作による強制ログオフ」を行うことが可能になります。
Windows XPをお使いの場合には、「ログオンの認証回避」を「しない」に設定している場合でも、[コントロールパネル(クラシック表示)]-[管理ツール]-[ローカルセキュリティポリシー]-[ローカルポリシー]-[セキュリティオプション] - 「対話型ログオン: Ctrl+Alt+Delを必要としない」を無効に設定すると、「Windowsへようこそ」または「コンピュータのロック」の画面では「認証パターンの切り換え」や「キー操作による強制ログオフ」を行うことが可能です。
Windows Vistaをお使いの場合には、次の手順で任意のユーザーを強制ログオフさせることができます。
1.コンピュータがロックされている場合には「ユーザーの切り替え」をクリックします。「ユーザーの切り替え」はSMARTACCESSの認証ダイアログに隠れていることがあります。
2.強制ログオフさせたいユーザーとは別の管理者ユーザーでWindowsへログオンします。
3.タスクマネージャの「プロセス」タブをクリックし、「すべてのユーザーのプロセスを表示」をクリックします。ここでユーザーアカウント制御のメッセージが表示された場合には「続行」をクリックします。
4.タスクマネージャの「ユーザー」タブをクリックし強制ログオフ対象を行うユーザーを選択してから、「ログオフ」をクリックします。

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[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、SMARTACCESSの画面が他の画面の後ろに隠れて表示されることがあります。

[対処・回答]

マウスクリックや【Alt】+【Tab】キーを押して、入力を求める画面を手前に表示して、エラーメッセージを確認してください。

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[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicのアプリケーションログオン設定にてパスワード入力画面の登録をした後、登録したアプリケーションを起動しても正常にID、パスワードの入力もしくは「OK」ボタンの押下等が正常に行われず、処理が進なくてログオンできないことがあります。また、「パスワード入力画面登録ツール」の「入力エミュレートの確認」画面からの入力エミュレートと、実際のアプリケーションログオンとで動作が異なる場合があります。

[対処・回答]

パスワード入力画面を登録した後に、アプリケーションログオン機能が利用可能かどうかを、必ず事前に実際のアプリケーションログオン機能で試用して、十分に確認してください。
アプリケーションログオン設定にてパスワード入力画面の登録を行うとき、IDやパスワード入力欄もしくは「OK」ボタンの指定を間違って登録した可能性があります。この場合は、登録した情報をいったん削除して、再度正しく設定し直してください。
アプリケーションによってはユーザーID等を入力するまではパスワード入力欄が入力できないように設計されているものがあります。このようなアプリケーションに自動入力を設定した場合、SMARTACCESS/Basicのパスワード自動入力が利用できない場合があります。この場合は、パスワード入力欄や「OK」にはアプリケーションログオン機能を使わず、手動で入力してください。

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[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicで、パスワード入力画面がWebページや、Webページ上に表示されているJavaアプレットまたはActiveXを使用したパスワード入力画面のとき、アプリケーションログオンが正常に動作せずログオンに失敗する場合があります。

[対処・回答]

・Internet Explorerから反応が返るまで待つか、あるいは画面保護をしない設定にしてください。
・参照先のURLをインターネットオプションで「信頼済みサイト」として登録しておく必要があります。
・パスワード入力画面を表示するとInternet Explorerがセキュリティ警告を表示する場合には、あらかじめ次の手順でセキュリティ警告が表示されないように設定してください。ただしセキュリティに問題があるようなサイトに対してのログオンは行わないでください。そのサイトが信頼できると確認できた場合に限るようにしてください。
1.「コントロールパネル」やスタートメニューから「インターネットのプロパティ」を表示します。
2.「セキュリティ」タブをクリックします。
3.「信頼済みサイト」をクリックします。
4.「サイト」をクリックし、「信頼済みサイト」を表示します。
5.「次のWebサイトをゾーンに追加する」にパスワード入力画面のURLを入力し、「追加」をクリックします。URLが「http://」で始まる場合には「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https:)を必要とする」のチェックを一時的にオフにしてからURLを入力します。
6.「OK」をクリックし、「信頼済みサイト」を閉じます。
7.「OK」をクリックし、「インターネットのプロパティ」を閉じます。
セキュリティポリシーにより上記設定が行えない場合には、環境設定で「ログオン認証」の「操作保護:しない」および「シングルサインオン:しない」と設定するか、対象となるパスワード入力画面のアプリケーションログオン情報を削除するなどして運用してください。

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[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、カードのポーリング動作のうち「キーボード/マウス操作のみ禁止する」が常にグレー表示になっていて選択することができません。

[対処・回答]

「必ずお読みください.txt」に記載されているとおり、Windows Vista上では「キーボード/マウス操作のみ禁止する」設定は使用できません。「コンピュータをロックする」など他の設定をご利用ください。

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[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、セキュリティチップによるWindows 暗号化ファイルシステム(EFS)の鍵の保護を使用していたのに、暗号化したファイルがセキュリティチップのユーザーキーパスワードなしで開くことができます。

[対処・回答]

セキュリティチップが無効の状態でEFS暗号化を行うと、OSが新しい暗号鍵を自動的に生成・設定をしてしまうため、それ以降の暗号化はセキュリティチップで保護されなくなります。
次の手順でEFSの暗号鍵を再設定してください。
1.BIOS設定画面でセキュリティチップが[使用する](*)に設定されていることを確認します。
*一部機種では[使用する]かつ[有効かつ使用可]に設定されていることを確認します。
2.SMARTACCESSの[環境設定]を起動します。
3.「設定項目一覧」から「ユーザー情報管理」→「セキュリティチップ」を選択します。
4.「Windows アカウント情報」から暗号化機能を使用するユーザーを選択して、「初期化」をクリックします。
5.[ユーザー初期化ウィザード]が起動します。[次へ]をクリックします。
6.「Security Platform 機能」の一覧より、「暗号化ファイルシステム(EFS)によるファイルとフォルダの暗号化」機能をチェックし「次へ」をクリックします。
7.リスト上の証明書を確認して「次へ」をクリックします(複数の証明書を生成していない限りは選択し直す必要はありません)。
※Windows Vistaの場合、ユーザーキーパスワードが要求されます。パスワードを入力して「OK」をクリックします。
8.「Security Platform証明書を使用するように、EFSを設定する。」と表示されていることを確認し、[次へ]をクリックします。
9.[完了]をクリックし、ウィザードを終了します(環境設定に戻りますので、適宜、環境設定を終了してください)。

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[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、セキュリティチップによるWindows 暗号化ファイルシステム(EFS)の鍵の保護を使用している場合に、暗号化したファイルを開こうとすると、ユーザーキーパスワードが要求されず、「アクセスが拒否されました。」とメッセージが表示されることがあります。

[対処・回答]

セキュリティチップが使用できない状態になっている可能性があります。BIOS設定画面でセキュリティチップが[使用する](*)に設定されていることを確認します。
*一部機種では[使用する]かつ[有効かつ使用可]に設定されていることを確認します。

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[現象・質問]

電源投入時もしくはOS再起動時にUSBデバイスが接続されていると、内蔵HDDから正常に起動せず、「Remove disks or other media. Press any key to restart」と表示されることがあります。

[対処・回答]

一部のUSBデバイスにおいてこのような現象が発生する場合があります。
起動時に「Remove disks or other media. Press any key to restart」と表示された場合には、次のいずれかの方法によりHDDより起動してください。
・USBデバイスを取り外し、キーボードのキーを押す
・「起動デバイスの先順位1,2」を「Removable,Hard Disk」から「Hard Disk,Removable」に設定する

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[現象・質問]

セキュリティチップの設定を有効にするか、もしくはセキュリティチップの設定が有効の状態でスリープから復帰した場合に、イベントビューアにエラー(ID:16385 ソース:TBS)や警告(ID:541 ソース:TBS)が記録されます。

[対処・回答]

セキュリティチップをお使いの場合、スリープから復帰後にイベントビューアにエラーが表示されることがあります。この場合でも、セキュリティチップは問題なく利用できます。

69

[現象・質問]

SMARTACCESSによるWindowsログオン認証を使用する設定にし、Windowsログオン時にスマートカードをセットしたままの状態(PIN入力画面が表示されている)でスタンバイまたはスリープすると、復帰後のPIN入力でカードエラーが発生します。

[対処・回答]

スマートカードのPIN入力画面が表示されているときにスタンバイまたはスリープすると、復帰後に正しいPINを入力したにも関わらず以下のエラーメッセージが表示されることがありますが、これは故障ではありません。エラーメッセージが表示された場合には、「OK」ボタンをクリック後、再表示されるPIN入力画面で正しいPINを入力し直すことで処理を継続することができます。
・Windows XPの場合 :処理途中でカードが抜き取られました。処理を中断します。
・Windows Vistaの場合:カードアクセスエラーが発生しました。操作をもう一度やり直してください。

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[現象・質問]

SMARTACCESS/Basicにて、Windows Vistaの「ユーザーの切り替え」を実行した場合、ごくまれにWindows Vistaの背景が「お待ちください…」と表示されて、ユーザーの操作を受け付けなくなる現象が発生します。

[対処・回答]

SMARTACCESS/Basicで本現象が発生する場合は、本サイトに公開されている「SMARTACCESS/Basic V2.0L11D」をインストールしてください。
また、Windows Vistaの「ユーザーの切り替え」をお使いになる場合に、スマートカードのポーリング機能を「無効」に設定することで、本現象を回避することができます。出荷時の設定は「無効」です。

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[現象・質問]

ATI Radeon HD 2400 PRO搭載モデルにおいて、アスペクト比が4:3以外のディスプレイ(ワイドパネルの液晶ディスプレイなど)を接続した時に、選択できない解像度があります。

[対処・回答]

ATI Radeon HD 2400 PROの仕様です。ご了承ください。
アスペクト比が4:3の解像度を除き、ディスプレイがサポートする最大解像度のみ選択できる仕様となっております。

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