子どもの意欲を大事にするためのルール作り

いつの時代も、子どもは好奇心のかたまりで、パソコンなどのデジタル機器も大好きなもの。でも、子どもがパソコンに向かっていると、つい「それ、見ちゃダメ」「もうやめなさい！」「宿題は終わったの！？」などと怒ってばかりの自分に気付く、というお母様・お父様も多いはず。子どもの「知りたい」という意欲を「ダメ」という言葉でつぶさず、楽しく安全にパソコンを使うための「家庭内ルール」を決めることが大切です。

ルール作りで意識したいのは以下の3つのポイントです。

• パソコンやインターネットの魅力とリスクの存在を改めて話す
• 子どもの意見を聞き、ルール作りに参加させる
• ルールを守る理由とメリットをしっかりと伝える

今回は、小学校低学年のお子様がいる方にオススメしたい、7つの約束をご紹介します。

親と子で決める7つの約束

●約束1. 今、勉強していること、興味があることを常に話すこと
まずは親子でコミュニケーションを取ることを約束。子どもの関心に合わせ、知識や興味のパソコンでの広げ方をアドバイスすることで、子どものワクワクを盛り上げましょう。

●約束2. 大人の目の届くところで使う
子どもがリスクに気がつかないのは当然。子どもが実際どのようにパソコンを使っているか、常に目を配りましょう。また、常に大人がそばにいることで、便利なパソコンの使い方が学べ、困ったときにもすぐに頼れるのもメリットです。

●約束3. 困ったときは使用ストップ！SOS！
見たことがない画面やWEBサイトに出会ったらすぐにSOSを出してもらいましょう。わからないこと、不安なことはその場でフォローすることで、トラブルを回避できます。

●約束4. パソコンを使う時間を決める
長時間の利用は目にも悪いので、パソコンを使う時間割を作ることをオススメします。例えば、「宿題」「遊び」「お風呂掃除」など帰宅後にやることをもとに時間割を作成しましょう。そうすることで、子どものタイムマネジメント感覚を育成する効果もあります。

●約束5. 個人情報の書き込みや写真のアップロードはNG
子どもは、今見ているページが安全なのか、個人情報を登録する必要があるのかも判断がつかないもの。名前、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報や、通っている学校名の入力、写真のアップロードは基本的にNGとしましょう。どうしても必要と思う時は、親に相談。本当に必要なのか、サイトが安全なのかを親が判断したうえで、親が入力しましょう。

●約束6. 知らない人からのメッセージは開けず親に報告
「知らない人」の中には悪意のある人がいることを伝え、「知らない人」からのメールが届いた時点で親に伝え、絶対に開かないように約束をしましょう。また、メールの添付ファイルや文中にあるURLリンクも同様に、親に許可をもらってから開いたり、アクセスしたりするルールにしましょう。

●約束7. メールやメッセージは、受け取る相手の気持ちになって書く
書き言葉は話し言葉と違い表情や声のトーンがわからず誤解されやすいもの。また、自分が言われると嫌なことは人も一緒。相手を思いやる心が良い人間関係を作っていくことを伝えましょう。

子どもの成長は親の喜び

子どもの意欲やスキルが向上し、成長する姿を見ることは親の喜びです。今回のルールを参考に、年齢やパソコンのスキル、利用状況に合わせたルールを考えてみてはいかがでしょうか。
また、富士通「FMVキッズ」では、子どもが楽しく安全にインターネットやパソコンを使える情報を掲載しています。ぜひお子様とご一緒にチェックしてみてください。
さらに有害サイトへのアクセスを防ぐために、フィルタリングソフトのご利用をオススメします。例えばフィルタリングソフトがプレインストールされたパソコンなら手間もかからず安心です。富士通FMV「ESPRIMO WH77/W」は、「アジャストスライダー」による変形機構で、お子様も、ママも、パパも、一人ひとりがやりたいことに最適なスタイルを楽しめます。家族でパソコンを共有して使いたいご家庭にオススメです。「親子で使いやすい」という視点でパソコン選びをされてみてもいいかもしれませんね。

＜参考＞
文部科学省 教育の情報化
http://jouhouka.mext.go.jp/school/

内閣府 インターネット利用環境整備
http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/

富士通FMVキッズ
https://azby.fmworld.net/kids/