教えます!あやしいネットショップの見分け方

2016年3月17日

ソファーで寝そべりながら、電車で移動しながら、インターネットとパソコン、スマートフォンがあればいつでもどこでも便利に買物が楽しめるネットショップ。誰でも一度は利用したことがあるのではないでしょうか? しかし、中には、有名な店舗になりすまして偽物を売りつけたり、お金だけ振り込ませて商品を発送しなかったり、不正を働く悪質な業者も存在します。

今回は、実際にあった被害事例と、悪質なショップを見分けるポイントをご紹介。悪質ショップの特徴を知って、安心・安全に買物を楽しみましょう!

被害事例から見る、悪質ショップの手口とは?

まずは実際の被害事例を見ていきましょう。

・代金を振り込んだのに商品が届かない
ネットショップで財布の購入を申し込み、代金と送料を振り込んだ後、数週間連絡がなかった。後日問い合わせてみると、「閉店するので売れない」と言われた。

・商品の解約ができない
ネットショップで水着を購入、画面の不具合で1着のはずが2着注文してしまった。業者に問い合わせて1着分を解約したい旨を伝えたら、「解約できない」と言われた。

・届いた商品が不良品
ネットショップでカメラを購入、届いたのは充電池が錆びている他、付属品のない不良品。返品を申し込みたいが、連絡手段がメールしか記載されておらず困っている。

・実在する通販サイトのなりすまし
ネットショップで商品を注文したが、注文したもとの異なる模倣品が届いた。その後、注文をしたサイトからは迷惑メールが届くようになってしまった。

このように、被害の報告は2015年の1年間でも19万2千件(PIO-NET:全国消費生活情報ネットワーク・システムに寄せられたインターネット通販全体の相談件数)に及び、被害に遭う方は後を絶ちません。

悪質ショップのトラブル回避!注文の前後でチェックすべきポイント

リアルの店舗とネットショップの違いは匿名性。素性を明かさずに商品を販売することができるので、人を騙しやすいという特徴があります。逆にいえば、開示されている情報が少ないネットショップは、悪質な業者の可能性が高いと言えるので、注文前にしっかりと情報を確認しましょう。
また、信頼できるネットショップであっても、商品に不備があったり、代金の振り込みでトラブルが発生したりすることは多々あります。トラブルを防ぐために、注文後にするべきことも合わせてご紹介します。

●悪質ショップを見分けるために注文前に確認すべきポイント

・ネットショップの基本情報
ショップの所在地(住所)や担当者名、特に電話番号を必ず確認し、表示に不備があるサイトとは取引しない。何かトラブルがあったときに確実に連絡が取れる連絡先を確認する。

・支払い方法
支払い方法は、口座振込の前払いだけでなく、カード支払いや代金引換など、複数用意されているショップを選ぶようにする。前払いの場合、店名・運営会社や販売責任者と口座名が揃っているか確かめる。

・口コミや評判
口コミサイトなど、インターネットにおける評判を確認する。以前にトラブルが発生していたり、利用者の評判が悪かったりする場合は、利用を控えること。

・返品条件
返品条件を必ず確認する。商品の破損や、注文した商品と違うものが届いたなどの理由でも返品できるか、事前に確認しておく。

●トラブルを防ぐために、注文後にするべきこと

・業者とのやりとりを保存
注文した内容、業者からのメールや確認画面は保存しておく。

・商品本体
商品が届いたら、すぐ中身をチェックする。注文と違っていたり、壊れていたりする場合、すぐにショップに連絡する。

いかがでしょうか。
悪質なネットショップとそうでないショップをしっかり見極め、安心・安全にネットショッピングを楽しみましょう。

<参考>
独立行政法人国民生活センター/インターネット通販
http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/internet2.html

独立行政法人国民生活センター/ネットショップ利用時のチェックポイント
http://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2014_22.html

独立行政法人国民生活センター越境消費者センター事務局/その通販サイト、偽物かも!
https://ccj.kokusen.go.jp/narisumashi/

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