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学生のうちに身につける生成AIの使い方!大学生活で役立つ活用法とメリットを専門家が解説

専門家が教える生成AIの使い方とメリット 大学生でも簡単に使える !

いまや大学生活や就職活動において、日常的なツールとなった「生成AI」。しかし、「なんとなく検索代わりに使っているけれど、本当に正しい使い方ができているか不安」「レポート作成でどう活用すればいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、AI専門メディア「AINOW」編集長の小澤健祐(おざけん)さんへのインタビューを通じて、最新AI事情から、学生のうちに身につけるべき具体的な活用手順、そしてAIを快適に動かすためのパソコンの選び方まで徹底解説します。

執筆ライター:海岡 史郎

テック系メディアを中心に数多くの取材記事を寄稿。専門領域はデジタルを含む、BtoC、BtoBの新技術。ITスタートアップ企業の新技術に関する取材や、パソコン、スマートフォンの新製品に関するインタビュー取材を重ねている。プライベートでもパソコン好きで、複数台所有し、作業に応じて使い分けている。

小澤健祐さん
小澤健祐さん

「人間とAIが共存する社会をつくる」がビジョン。日本初のAI専門メディア AINOW編集長を務め、1000本以上のAI関連記事を執筆。著書は「生成AI導入の教科書」。その他AI領域で幅広く活動し、AIに関するトークセッションのモデレーターや登壇、講演、メディア出演も多数。

目次
POINT この記事のポイントPOINT この記事のポイント
  • 生成AIの基本と大学生活での活用法がわかる
  • AIを活用できるパソコンの選び方を簡単にチェック
  • FMVのパソコンでAIを安全・快適に使うポイント
  • 生成AIとは? 大学生でもわかる基本と仕組み

    最近になってあらゆるサービスに組み込まれている「生成AI」は、これまでのAIと何が違うのでしょうか。

    • 従来のAIと生成AIの違い

      • 従来のAI:画像の認識や音声の聞き取りなど、特定のタスクに特化した一問一答型のシステム。


      • 生成AI:膨大なデータを学習した「基盤モデル」という一つの大きな頭脳を持ち、テキスト、画像、動画、音声など、指示(プロンプト)に応じて新しいコンテンツを自ら作り出すシステム。


      小澤さん

      「従来のAIは、画像を認識したり音声を聞き取ったりと特定の仕事に特化していました。それに対して、生成AIは『基盤モデル』という一つの大きな頭脳を持っているので、画像・テキスト・動画・音声といった様々なコンテンツを生成できます。
      例えばレポートを書くときに使えば、単に情報をまとめるだけではなく「こういったテーマや考え方はどうですか」と新しい視点を提案してくれたり、プログラミングの初心者が基本的な指示を与えるだけで簡単なプログラムを作れたりもします。つまり、生成AIは入力した情報をもとに新しい出力を作り出すもので、私たちの創造力を大幅に拡張してくれる可能性を秘めているのです」

    • 最新の身近な活用事例

      現在、文章生成の「ChatGPT」やビジュアルアートを作る「MidJourney」、翻訳の「DeepL」だけでなく、Google検索時に出てくる「AIによる概要」や、特定のアプリ内で機能するAIなど、日常のあらゆるシーンに生成AIが溶け込んでいます。


      Google検索やYahoo!ニュースなど、様々なサービスで生成AIの導入がスタートしています
      Google検索やYahoo!ニュースなど、様々なサービスで生成AIの導入がスタートしています
  • 大学生活で成果を出す生成AIの活用ステップ

    生成AIを最も効果的に使える場面の一つが、大学の「レポート作成」です。
    環境問題に関するレポートを課題に出されたとしましょう。もしChatGPTに「環境問題に関するレポートを書いて」と指示を出したら、関連情報をまとめた一見それらしいレポートが出力されます。

    大学生生活における生成AIの活用法

    しかし、これではいかにもAIが書いた文章であり、深堀りもされていません。しかも同じように指示を出せば類似の文章が出力されるため、自分で考えていないことが見抜かれるでしょう。これでは到底、生成AIを使いこなしているとは言えません。小澤さんにレポートを例にAIの活用手順を伺いました。

    小澤さん

    「生成AIは、みんなの頭脳を拡張してくれる相棒だと思ってください。例えば、レポートを書く時はこんな風に使うといいですよ。

    1. まず自分のアイデアをどんどん出してみる
    2. 生成AIとおしゃべりしながら、アイデアを絞り込んでいく
    3. 抽象的な考えと具体的な例を行ったり来たりしながら、生成AIの助けを借りて最終的な文章を作る

    こうすればただの要約じゃなく、もっと深い考察や面白いアイデアが生まれるんです」

    • 【実践】生成AIを活用したレポート作成の4ステップ


      ステップ1:テーマの絞り込み(ブレインストーミング)

      最初から文章を作らせるのではなく、大まかな課題(例:環境問題)に対して「2026年現在、特に注目されている具体的な切り口を3つ挙げて」などと問いかけ、アイデアの幅を広げます。


      ステップ2:会話のリレーによる「構成案」の作成

      提案された切り口(例:プラスチック汚染の拡大)から一つを選び、「このテーマで原因と解決策を深掘りしたい。説得力のあるレポートの目次・構成案を作って」と指示し、AIと対話を重ねて骨組みを固めます。


      ステップ3:難解な論文や資料の要約・理解サポート

      参考にするべき難解な論文やデータをAIに読み込ませ、「この論文の要点を3つに要約して」「専門用語を大学生向けにわかりやすく解説して」と指示。内容を正しく理解するための補助として使います。


      ステップ4:自身の考察の記述と、最終推敲(校正)

      固まった構成案と理解した資料をもとに、あなた自身の意見や考察を執筆します。書き終えた文章をAIに入力し、「誤字脱字のチェックをして」「より論理的な表現にするための修正案を提案して」と依頼し、最終仕上げを行います。


      小澤さん

      「難しい論文を読む時に生成AIを使うのも効果的です。最初に論文の要約を生成AIに作ってもらい、その内容を踏まえた上で実際の論文を読むと、理解が深まります。また、プレゼンテーションの準備をする際もアイデアの整理や資料作成のサポートとして生成AIを活用できます。

      授業で学んだ内容を生成AIに説明させ、その説明と自分の理解を比較することで理解が不十分な部分を明確にすることもできます。これは効率的な学習方法の一つになる可能性がありますね」

      まさに使い方次第で、生成AIは学生生活のあらゆる場面をサポートしてくれます。生成AIは使えば使うほど上手な使い方が身についていくもの。「なんだか難しそう」と“触らず嫌い”せずに、積極的に生成AIと付き合ってみましょう。

  • 生成AIを快適に使うために必要なパソコン性能と選び方

    さて、生成AIを活用するにあたって、パソコンにはどの程度のスペックが求められるのでしょうか。

    生成AIを快適に使うために必要なパソコン性能と選び方
    小澤さん

    「最低でも16GBのメモリ(RAM)は欲しいですね。パソコンの処理速度は本当に大事なんです。いいパソコンを使うことで作業の質も上がりますし、やる気も出ますよ。
    生成AIの多くはクラウド上で動作しているため、ローカルの処理能力はそれほど重要ではないと思われがちです。しかし、実際にはAIとのやり取りやAIが生成した大量の情報を処理する際に、十分な性能が必要になります。特に複数のアプリケーションを同時に動かしたり、大量のブラウザタブを開いたりする場合は、高いスペックが作業効率の向上につながります」

    技術が急速に進歩していくなかで、数年後にはもっと高いスペックが必要になってくるかもしれません。可能であればある程度スペックに余裕を持ったパソコン選びがオススメです。


    • 現在のパソコン選びの主流:「AI PC」と「Copilot+ PC」

      現在、パソコン選びの主流となっているのが、AI処理に特化した専用プロセッサ(NPU)を搭載した「AI PC」や、Microsoftが高度なAI基準を定めた「Copilot+ PC」です。
      一般的な「Copilot」などのAI機能はクラウド上で動作しますが、「Copilot+ PC」は高性能なNPUを活かし、パソコン内部(ローカル)で高度なAI処理を行える点が大きな違いです。
      これにより、過去にパソコン上で見たウェブサイトや文書などの作業履歴をAIが記憶し、安全かつスムーズに検索できる「リコール機能」をはじめとした、Copilot+ PC専用の便利なローカルAI機能が利用可能になります。プライバシーを守りながら、日々の課題や研究の効率を飛躍的に高めてくれる、これからの大学生活の強力な選択肢です。


      生成AIを快適に使うために必要なパソコン性能と選び方

      FMVのパソコンは、Copilotの利用が可能なだけでなく独自のAIアプリも搭載されています。周囲の騒音をカットすることで円滑なオンラインコミュニケーションを可能にする「AIノイズキャンセリング」や、パソコンの画面を自動でキャプチャ保存してくれる「Quick Capture」といった、オンライン授業等の学生生活にも役立つAIアプリを利用できます。


      特にオンラインでのカメラ映りを自分好みに設定できるAIメイクアップアプリ「Umore(ユーモア)」は、活躍の機会が多いと思います。明るさや背景をぼかすといった調整だけでなく、美肌や歯を白くする、鼻を小さくするといった細かな加工を、AI処理によって高精度に実現できます。保存したメイクパターンはどの会議アプリでも使用できるため、いつでもコンディションの良い状態でオンライン会議に参加することができますよ。


      AIメイクアップアプリ「Umore(ユーモア)」の使用イメージ。左画像が機能オフ、右画像が機能オンの状態で、細かく設定したメイク効果がワンボタンで反映されます。
      AIメイクアップアプリ「Umore(ユーモア)」の使用イメージ。左画像が機能オフ、右画像が機能オンの状態で、細かく設定したメイク効果がワンボタンで反映されます。

      またFMVパソコンを会話で操作できる「いつもアシスト ふくまろ」も便利です。パソコンのマイクを使ってふくまろに話しかけることで、天気やWebの検索、音楽や動画コンテンツの再生などが行えます。ふくまろはChatGPTを活用しており、毎日話しかけることでよりパーソナライズした自然な会話が楽しめるのも魅力です。

      生成AIを快適に使うために必要なパソコン性能と選び方
  • FMVのパソコンで生成AIを使いこなそう

    FMVではここまで紹介してきたような生成AIツールの能力を引き出せて、サクサクとした動作でストレスなく使えるパソコンをラインナップしています。

    • ●FMV Note U × Copilot+ PC

      UA-K1

      UA-K1 ピクトブラック

      U59-L2

      U59-L2 ピクトブラック

      まずはFMV Note Uから、Copilot+ PCとしてAI性能を最大限に発揮できる「UA-K1」「U59-L2」をご紹介します。「UA-K1」は約848gの軽量ボディとMIL規格準拠のテストをクリアした堅牢性、最大約36.0時間(※1)のバッテリーで持ち運びに最適なモデルです。「U59-L2」は AI処理もこなせる軽快さと省電力性を備えた 「Intel® Core™ Ultra 5 226V」を搭載した約908gの軽量14.0型モデルで、大容量バッテリーによる長時間駆動と急速充電が特長。タッチ操作にも対応し直感的に使えます。どちらのモデルも大学生活で生成AIを快適に活用できる頼もしい1台です。

      ※1:一般社団法人電子情報技術産業協会のJEITAバッテリ動作時間測定法(Ver. 3.0)によって測定した駆動時間目安。
      <UA-K1>動画再生時約15.5時間、アイドル時約36.0時間。
      <U59-L2>動画再生時約14.5時間、アイドル時約34.0時間。

    • ●FMV Note U

      UX-K3

      UX-K3 ピクトブラック

      U77-K3

      U77-K3 フロストグレー &  U77-K3 ピクトブラック & U77-K3 シルバーホワイト

      FMV Note Uは高性能と優れたモバイル性能を両立させたノートパソコンです。どのモデルも16GB以上のメモリ容量で、問題なく生成AIツールを活用できるでしょう。FMV Note Uのロングバッテリーモデルとなる「U77-K3」は、14.0型ワイドの見やすいディスプレイサイズながら、約869g〜という軽さを実現。さらにワンタッチでCopilotを起動できるCopilot キーを搭載しています。持ち運びに重要なポイントであるバッテリーはアイドル時で約35.0時間(※2) のため、様々な場所に持ち運べる心強いパートナーになるでしょう。

      ※2:一般社団法人電子情報技術産業協会のJEITAバッテリ動作時間測定法〔Ver. 3.0〕による目安の時間。動画再生時 約13.5時間・アイドル時 約35.0時間

    • ●FMV Note M

      M55-K3

      M55-K3 ファインシルバー & M55-K3 ブライトブラック

      性能とサイズのバランスが取れたFMV Note Mは、ファインシルバーとブライトブラックのカラー展開も魅力的。打ちやすさにもこだわったキーボードはかな無し仕様で、パソコンを閉じた状態でも開いた状態でもオシャレなデザインになっています。最新Officeを搭載した「M55-K3」は、Copilot キーも備えており、すぐに生成AIを活用できます。

  • 大学生が知っておくべき生成AIとの正しい向き合い方

    生成AIが当たり前の社会になってきたら、私たちの未来はどのように変わっていくのでしょうか。おざけんさんは、生成AIによって仕事の世界が大きく変わると予想しています。

    小澤さん

    「生成AIの発展により、定型的な作業や単純な情報処理はほぼ全てAIに取って代わられる可能性があります。しかしこれは仕事が無くなるということではなく、人間の役割が変化するということなんです。今後は生成AIをうまく使いこなせる人の価値がどんどん上がっていくでしょうね」

    例えばブログなどで文章を書いたことのある人が、ライターを目指しているとします。従来は文章を完成させる際に誤字や脱字をチェックする「校正」の作業があります。そういった単純ですが地味に時間がかかる作業こそAIに任せ、自身はより時間をかけて練るべき内容に労力をかけるべきでしょう。記事作成においてだけでなく、仕事でも趣味でも似たようなシーンは数多くあるはずです。同じようにAIに任せられる部分は任せ、自身で感じたり考えたりする必要があることに注力するといった「AIとの協同作業」が一般的になっていくことが想定されます。


    このように、生成AIは社会のあり方に影響を与えるツールです。だからこそ、正しい使い方を意識しないといけません。


    生成AIを活用していく上で今後はプライバシーや権利の問題に配慮する必要が出たり、これまでにない新たな課題も生じるでしょう。生成AIの回答は膨大な情報を基にしていますが、時には間違ったり偏った内容を出力することも。生成AIの可能性は大きいですが、同時に生成AIを過信せず自分で考える姿勢も重要になります。


    こうした生成AIとの付き合い方について、おざけんさんは「カルピスの原液になれ!」と表現しています。

    小澤さん

    「自分の中にしっかりとした軸(原液)があれば、生成AI(水)を加えることでもっとおいしいカルピス(アウトプット)が作れるんです。つまり、自分自身の知識や思考力、創造力をしっかり磨いた上で、それを生成AIで拡張することで、より素晴らしい成果を生み出せるということです。
    生成AIという新しい相棒と一緒に、皆さんの大学生活がより充実したものになることを願っています。好奇心を持ち、失敗を恐れず、新しい可能性に挑戦し続けてください。そうすることで、AIと共存する未来社会で活躍できる力が自然と身についていくはずです」

  • 【FAQ】大学生の生成AI利用に関するよくある質問

    大学のレポート作成に生成AIを使っても大丈夫?
    必ず大学や各授業の教授が提示している「利用ガイドライン」を確認してください。AIが生成した文章をそのままコピー&ペーストして提出することは、多くの大学で「不正行為(盗用)」とみなされます。ただし、アイデア出し、構成案の作成、自分が書いた文章の校正(誤字脱字チェック)など、「思考の補助ツール」として適切に活用することは推奨されるケースが増えています。
    無料の範囲はどこまで? 有料版にするべき?
    ChatGPT、Gemini、Copilot、Claudeなどの主要サービスは、基本的なテキスト生成や日常的な対話であればすべて「無料」で利用できます。最新の超高精度モデルを優先的に使いたい場合や、大量のファイル・画像を同時に分析させたい場合は月額料金(約20ドル/3,000円前後)の有料プランが必要になります。まずは無料版を使いこなせるようになってから、物足りなさを感じたら有料版を検討するのがおすすめです。
    生成AIに入力した内容が、外部に流出する心配はない?
    無料版のデフォルト設定では、ユーザーが入力したデータ(プロンプト)がAIの再学習に利用されることがあります。そのため、「他人の個人情報」「未発表の研究データ」「パスワード」などは絶対に入力しないでください。プライバシーが気になる場合は、設定画面から「学習オフ(Data Controls)」に設定するか、大学が用意している安全な教育用AI環境を利用することをお勧めします。
    AIが堂々と嘘をつく(ハルシネーション)があるそうだが、どう対策すればいい?
    生成AIは「確率的にそれらしい文章」を作る仕組みであるため、事実とは異なる情報を事実のように出力することがあります。特に歴史的事実、数字データ、法律、URLなどは間違えやすいため、AIの回答を鵜呑みにせず、必ず元の論文や公式サイトなどの「一次情報」を確認(ファクトチェック)する習慣をつけましょう。

    昨今、AIの利便性の裏に潜むリスクが広く議論されていますが、そのリスクを正しく認識し、自分で考えて最終的な判断を下すことが重要です。そのうえで、AIと上手に付き合い、賢く活用していきましょう。
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